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【美術館レポ┊栃木】絵本を超えて広がるアートの旅 𓂃 宇都宮美術館「new born 荒井良二展」へ

撮影日:2025年8月上旬

こんにちは、ひかるです。

先日、宇都宮美術館で開催中の企画展
「new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった」を訪れてきました。

色も言葉も空間までもが自由にひろがっていて、まるで自分自身が物語の中に足を踏み入れたよう。
荒井良二さんの作品を手に取るのは初めてでしたが、“はじめまして”の世界に触れる新鮮さがとても心に残りました。

今回は、宇都宮観光コンベンション協会さんからチケットをいただいての訪問。
特別な体験を私なりに綴ってみたいと思います。


⇢自由に広がる“旅”の空間


荒井良二さんは、絵本だけでなく絵画・音楽・舞台美術まで幅広く活動するアーティスト。
日本人として初めて「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を受賞されたことでも知られています。

展示室に足を踏み入れた瞬間、感じたのは色と形が解き放たれるような開放感。

規則に縛られない線や色が空間いっぱいに広がっていて、一歩進むたびに風景が変わるんです。
まさにタイトルの通り、「知らないところへ旅する気分」

今回の宇都宮展では、「青い池にかかる橋」 という展示が新しく加わっていました。
そこを歩くと、まるで絵本の中を散歩しているような感覚
ただ観るだけではなく、空間そのものを“体験”する展示になっています。

水面にデッサンが散りばめられた“青い池”
ふわっと浮かぶ大きな門

⇢原画に触れる贅沢さ


色とりどりの作品が並ぶ展示室。
どこを切り取っても絵になるから、時間を忘れてしまいます。
絵の具のかすれや紙の質感まで伝わってきて、「原画って、こんなに奥深いんだ」とあらためて気づかされました。

小さなスケッチ1枚にも物語が潜んでいて、ふわっとした色合いの中に、どこか確かな強さもある。
短い時間では見きれないほどのエネルギーを感じました。

さらに、スケッチブックを実際に手に取ってめくれる展示も。
完成形だけでなく“制作途中の景色”まで楽しめるのは、この展覧会ならではの特権です。

⇢歩きながら感じる“余白”


展示空間は、余白がとても美しく設計されています。
立つ場所や歩く方向によって、作品がまったく違う表情を見せてくれる。
作品とのちょうどよい距離感が心地よく、自然と“散歩するように巡れる”のが魅力でした。

館内を歩いていると、視界の端にさりげなく作品が入ってきて、ふっと日常が遠のく瞬間が訪れます。
美術館にいるというより、やわらかな旅をしているみたい。

⇢はじめてでも楽しめる荒井ワールド


正直なところ、私は荒井良二さんの絵本をこれまで読んだことがありませんでした。
でも、この展示を通して知ったのは、絵本を超えて広がる表現の世界

物語を読むのではなく、色や形を通して自分の記憶や感情と自然に重なっていくような感覚。
だからこそ、作品を知らなくても楽しめるし、大人になった今だからこそ響くものがあるのだと思います。

⇢おわりに


展示を歩き終えたあとは、心に小さな余白が生まれたような感覚が残りました。
「知らないところへ出かけてみよう」──そんな気持ちを、そっと背中から押してくれる時間です。

宇都宮美術館での会期は9月23日まで。
ぜひ、歩きながら色と空間のアートをめぐる“旅する体験”を楽しんでみてください。

DATA
【企画展】new born 荒井良二
     いつも しらないところへ たびするきぶんだった
【開催場所】宇都宮美術館
【住所】栃木県宇都宮市長岡町1077
【開催期間】2025年7月20日(日)〜9月23日(火・祝)
【開催時間】9:30〜17:00(最終入館は16:30)
【休館日】月曜日、7/22、8/12、9/16
     ★7/21、8/11、9/15は開館
【入館料】一般:1,200円(団体割引あり:960円)
     高校生・大学生:1,000円(団体:800円)
     小中学生:800円(団体:640円)
     ★ 宇都宮市在住または在学の高校生以下は
     無料になる場合もあります
【アクセス】バス ▸ JR宇都宮駅西口
      「豊郷台・帝京大学経由宇都宮美術館」行き終点下車
      車 ▸ 宇都宮I.Cより約15分
【駐車場】あり(無料)
★休館日や観覧料など、詳細は公式HPをご確認ください

▾【公式HP】宇都宮美術館

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