【山口・広島・島根】3日間で1000kmを激走!リベンジの山陰山陽、限界突破の超強行ドライブ旅
2026年5月15日、朝5時起床。羽田からJALの翼で午前10時に山口宇部空港へ降り立ちました。 今回の旅の目的は明確です。「前回、広島や島根で行き残したスポットをすべて回収しつつ、山口を制覇する」。ここから、夜22時までノンストップで走り続ける怒涛の3日間が幕を開けました。

初日(5/15):いきなり約370km激走!山登りと吊り橋の洗礼
空港でレンタカーを借りて、まずは一気に東へ進路を取り広島へ。
1. 錦帯橋(広島)※実際は山口県岩国市
木造の5連アーチが美しい名橋。




一言: 渡るには往復310円(大人)と地味にお金がかかりますが、晴天に恵まれ、清流・錦川に映える橋の姿は文句なしの絶景でした。
💡豆知識:錦帯橋は行政区分としては「山口県岩国市」に位置しますが、広島との県境に近いため、広島観光とセットで巡るのが定番ルートです。
2. 八重滝(島根)
ここから一気に北上し、島根県へ。この時点で約370km、5時間以上の運転です。





平日で貸切状態なのは良かったものの、目的の滝までは1km以上の山登り。ゼーハーいいながら蜂が目の前に出てきたり、クマへの恐怖と戦いながら息を切らせて登った先には、美しい滝が待っていました。
💡豆知識:日本の滝百選にも選ばれており、1kmの遊歩道沿いに「八重」の名通り趣の異なる8つの滝が連続する秘境です。

3. 鬼の舌震(島根)
前回行きそびれた名勝へリベンジ。




ここでも自然歩道を大激走。高さ45mに架かる「恋吊り橋」は足がすくむほど高く、高所恐怖症には大ダメージ。山を登り、歩き、運転し、初日から体力の限界に挑みます。


歴史:巨岩が怪しく連なるV字谷で、その名は『出雲国風土記』にある「ワニ(サメ)が美しい玉日女(たまひめ)を慕って這い上がってきた」という神話(ワニ=鬼、慕う=したぶる)に由来します。



4. 玉造温泉(島根)
疲労困憊の体を癒やすべく玉造温泉へ。




「日本最古の混浴(露天風呂)」があると聞いて期待していましたが、なんとそこは宿泊客限定でした。しょうがないので近くの「玉造温泉ゆ〜ゆ」という温泉に行きました。もちろん混浴ではないですが、素晴らしい温泉でした。その後また長時間運転して予約していた「ホテルルートイン浜田駅前」に着いたときには夜22時でした。チェックインして部屋に入って横になったら気絶してました。(白目)

2日目(5/16):武将の歴史と山賊の煙、そして白狐伝説
5. 安芸高田市歴史民俗資料館(広島)
翌朝、再び広島へ。戦国時代の覇者・三本の矢で有名な毛利元就の居城があった地です。


毛利家ゆかりの甲冑や古文書などが展示されており、歴史好きにはたまらない見応えのある内容でした。
6. 月ヶ瀬温泉(広島)
一言: こぶりな温泉施設ですが、じんわりと源泉のパワーを感じる良質な湯でした。

7. いろり山賊 錦店(山口)
山奥に突如現れる、島根・山口エリアの伝説的お食事処。




15時閉店のところ、ギリギリで滑り込みセーフ!名物の「山賊そば」と、地元の高森牛を使った「ひちりん(炭火焼肉)」を注文。自分の肉から出る煙が凄まじすぎて店中が煙だらけになっていましたが、このワイルドさこそが「山賊」の通常運転です。


8. 湯田温泉駅(山口)
駅前には巨大な白狐のオブジェが鎮座。


歴史:怪我をした白狐が毎晩温泉に浸かって傷を癒していたのを見て、お寺の和尚さんが源泉を発見したという「白狐伝説」が残る名湯です。 駅の足湯は大混雑。多くの人が足を浸けているのを見て、少し気後れしてしまい今回はパスしました(笑)。
9. 防府天満宮(山口)
多くの学生たちの合格祈願の絵馬が並ぶ聖地。読み方はぼうふではなくほうふでした。



歴史:京都を追われ太宰府へと向かう菅原道真公が、本州で最後に立ち寄り「我が魂、この地に留まるべし」と願ったとされる、日本で最初に創建された天満宮です。

最終日(5/17):3億年の神秘「秋芳洞」と本州の果てへ
10. 毛利氏庭園・毛利博物館(山口)
旧萩藩主・毛利公爵の本邸。明治・昭和天皇も宿泊されたという格式高い重要文化財の邸宅と庭園は、華族の全盛期を今に伝える圧巻のスケールでした。





11. 【メインディッシュ】秋芳洞(山口)
今回の旅の一番の目的地。駐車場から少し歩き、いざ洞窟内へ。


圧倒されました。日本国内の鍾乳洞はほぼ網羅した私ですが、ここは別格。以前ベトナムのハノイ(ハロン湾)で見た巨大な鍾乳洞に匹敵する、日本最大級のメガスケールです。3億年という果てしない歳月が創り出した氷柱やタケノコのような岩肌を眺めながら、1km以上の洞内を感動と共に歩きました。




💡豆知識:川の水が白く濁って見えるのは、山全体を形成する「石灰岩(炭酸カルシウム)」が、雨水(二酸化炭素を含んだ弱酸性の水)に溶かされて流れ出しているためです。このカルシウム分を含んだ水滴が少しずつ固まることで、何億年もかけて鍾乳石が作られていきます。


12. 金子みすゞ記念館(山口)
長門市へ移動し、「みんなちがって、みんないい」で知られる童謡詩人・金子みすゞの生涯に触れました。




13. 元乃隅神社(山口)
本州の端っこにある「元乃隅神社」へ向かいます。日本海に向かってずらりと並ぶ真っ赤な鳥居と、断崖に打ち付ける波が吹き上がる「龍宮の潮吹」のダイナミックな共演は息を呑む美しさでした。




最後はさすがに心身ともに限界を迎えたため、「カッタの湯」で3日間の強行軍の疲れを全て洗い流し、山口宇部空港から東京への帰路に就きました。

旅の総括:3日間で1000kmを走り抜けて
レンタカーを返却した時、メーターはついに1,000kmの大台を突破していました。3回の給油が、その移動の凄まじさを物語っています。

正直、かなり無茶なスケジュールでしたが、事故もなく、前回行けなかったリベンジスポットをすべて回収し、日本一の秋芳洞の絶景を拝むことができた今回の旅。日本全国を巡ってきた私の旅路の中でも、間違いなく「最もタフで、最も記憶に残る旅」の一つになりました。

