見出し画像

私には「境界線」がなかった

休職してから、
こんなことを考えるようになった。

本音で生きることと、
建前で生きること。

どちらが正しいのだろう。

以前の私は、
「建前ばかり」の人間だった。

嫌でも笑う。
つらくても「大丈夫です」と言う。
迷惑をかけたくない。
期待に応えたい。

そんな思いから、
自分の本音を後回しにしていた。

だから休職したときは、
「これからは本音で生きよう。」

そう思った。

でも、リワークでコミュニケーションを学ぶ中で気づいた。

本音を言えないことが苦しかったわけではない。
本音を言うか、
我慢するか。

その二択しか持っていなかったことが苦しかったのだ。

本音を全部伝えることが正解ではない。
建前を使うことが悪いわけでもない。

大切なのは、
「ここまでは伝える」
「ここからは自分を守る」
その境界線を、
自分で決められることだった。

以前の私は、
その境界線がなかった。

だから私は、
我慢し続けるか、
限界を迎えるまで耐えるか、
その二択しか選べなかった。

今は少しずつ、
無理なことは無理と言う。
疲れたら休む。
相手の期待より、
自分の心の状態を大切にする。

そんな選択ができるようになってきた。

休職して学んだのは、
本音で生きることでも、
建前で生きることでもない。

自分を守るために、
どこまで踏み込み、
どこで立ち止まるのか。

その境界線を、
自分で決められること。

それが今の私にとって、
「自分らしく生きる」ということなのかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!