Novel Craftを使ってAI小説作ってみた!│アプリで連載完結までしてみた感想
連載していたこちらの作品、完結したご報告をすっ飛ばしていました。
どんなふうに作ったかも一緒に載せようと思ってたら、ほかの作品の話のが先になってしまった。
作品へのリンクはこちら。
ちなみにPixivでも載せているので、こちらからもどうぞ。
今回はNovel Craftを使った作成が私にとってどうだったか、感想とか思ったことになると思います。
■ Novel Craft を使って作ったよ
こちらの小説は、全編、自作のアプリNovel Craftを使って作成しました。
最近アプリの更新をモリモリしていたのですが、それというのも、実際上記の連載をしているうちに、自分が使いやすい機能がもっと欲しい!となったためです。
それまでもテストはしてたのですが、ここまで長いものは作っていなかったのと、自分で強めに制御する書き方はあまりしていなかったので、その辺のテストも兼ねて、という感じでした!
■ この作品について
この作品ですが、なんとなく設定のようなものは元々持っていたものでした。
ただ、キャラの名前も何も決まっておらず、『子どもの頃に育った土地に帰ってきたら、神社の神様に婿入りすることになって溺愛をうける』程度でした。
一応導入から儀式くらいまではなんとなく決まっていたかな。
だからこそ、今回Novel Craftで作るのはこれにしようと思いました。
とりあえず頭の中にある内容をアプリの入力補助AIのところに入力して、キャラ設定や世界観、プロットなどを補完してもらいます。
そこからどんどん設定に手を入れたりしたので、全体の構成に関しては初期とは全く違います。
ちなみに最初の方(儀式くらいまで)は3 Flashで作っていて、残りは基本3.1Proで作っています。

■ 1回で2万字以上が作れる時代にちまちま作る
今はGPTやClaudeに頼めば、1撃で1万とか2万(Claudeにはそれ以上を頼んだことないので、一度に何字まで出来るのかよく知らない)以上の生成をしてくれる時代です。
その能力を使えば8万字の文章もすぐに作れます。
そんな中で3〜4000字とかを少しずつ出しては修正するのは効率が悪いやり方かもしれないなーと思います。
(Novel Craftも構成に指示を入れればもう少し長文も作れますが、制御しやすいのはこのくらいの文章量かなと)
私も今までは一気に生成することがほとんどでした(1度に生成したのは2万字くらいまで)
しかし、やってみたら今までとは比べ物にならないくらい楽しかった!!
一気にAIが作ったものを手直ししていくのとは違って、少し進んではストーリーを考えたり、修正したりは細かく制御して作りながら進んでいる感覚があってとてもワクワクしました。
私1人の力では、この小説は絶対形にならなかったし、逆にプロットだけをAIに渡しても、この小説は絶対出来なかった。
私が介入しまくったので、AIが作るよりもクオリティが低くなっている可能性がたかいですが(構成とかClaudeが提案してくれたの無視したし)作る過程がとにかく楽しかったので大満足。
■ Novel Craftで作ってみて
このアプリは、手軽にユーザー本人のアイディアや創作とAIによる補助を組み合わせられるように設計しています。
一度生成してみて「ちょっと違うな」と思えば、もう一度そこを生成し直すのですが、チャット型AIと比べてこのあたりのアクションがすごく気軽です。
AIと「会話」をしなくていいのが楽なんですよね。
不要なところをマウスで選択し削除して、もう一度「執筆ボタン」を押すだけでいいです。
さらに、ここはさっきのを使って、そっちは次に生成したものを使う、その間を生成させてつなぐ、みたいなのもかなり簡単に出来ます(コピペするのにメモ帳などを使う必要がありますが)
AIが作ってくれたものをみて「私の理想はこうかも」と気づくことが多くて、そしたらそれに向けて構成の内容を追加したり修正したり。
実は11話くらいで一旦終わりにしようとしていたのですが、入れたいエピソードがぽこぽこ生まれてきて、そしたらそれを使うためにはどうしよう?とClaudeに相談したりもしました。
そういう他AIに相談しながら、とかも楽しかった。
(でもほとんど言うこと聞かずに自分のやりたいようにやってしまったけど)
そうして手をかけて、自分の思うような流れで本文が執筆してもらえた時は「やった!」ってなるわけです。
漠然としていた頭の中での物語がどんどん形になっていくのが本当に楽しかった~。
■ 試行錯誤して時間をかけて作るのが楽しい
うっかり初期のセーブデータが残っていないため、お見せできないのですが、最初は晴也と深月の2人しかキャラが作られていませんでした。
でも、制御するのには必要だなと思って「両親」と「里の人たち」というキャラ項目を作りました。

こんな感じです。
最初はもっと書いてあることが少なかったですが、作ってるうちに追記したりしてこんな感じになっています。
里の人で作中の名前のある人はAIが自分で作ってきたキャラクターです。
特にキヨさんは作られた経緯が面白いです。
最初生成させたものには、晴也の容姿の描写があまりありませんでした。
なので、構成にこんな風に追加で書きました。

かっこよくなったねえ~などここで晴也の容姿の紹介もする。
そしたらキヨさんが登場してこんなシーンになりました。
「あら、晴也くんじゃない。まあ、見違えたわねえ!」
店番を少し手伝っていると、近所に住む常連のキヨさん――俺が子供の頃からちっとも見た目が変わらない、元気なお婆ちゃん――が、買い物カゴを抱えたまま声を上げて目を丸くした。
「そんなにかっこよくなっちゃって。東京に行くと、男の子はこんなにシュッとするの?」
「いや、キヨさん。俺、向こうじゃボロボロだったんだよ。今はただの無職だし」
「何言ってるのよ。その背の高さと言い、この肩幅と言い。里の連中が見たら腰抜かすわよ。モデルさんかと思ったわ」
大袈裟な、と苦笑いしたが、悪い気はしない。
広告代理店にいた頃は、お洒落は「武装」だった。高いスーツを着て、ブランドの時計を巻き、虚勢を張ってクライアントと渡り合う。けれど今は、着古したTシャツにワークパンツという格好が、驚くほどしっくりときている。
晴也を見た目は結構いい男性として、でも今の服装とかは非常にラフである、というのを描写してくれました。
こんな感じで生まれたキヨさんですが、全編を通してちょこちょこ顔を出すキャラになったのでした(私は指示してません)
全体を通してこういう感じで、試行錯誤しながら作っています。
上記の引用した部分も、1回生成したままではなく、細かい言い回しや余分な部分などは修正したりしています。
(それ以外のあれこれのネタはまた別記事にまとめますね)
今回、途中まで出来ていた状態(その時はほぼ終わる直前のつもりだった)でアルファポリスでの連載を始めたのですが、想定外に続くことになって、そこからはリアルタイムに作っては載せる、と言う感じでした。
最終話までで8万字弱となりましたが、完結させるまでに20日くらいかかっています。(夜の1、2時間くらい+αを制作にあてていました)
あえて1日1,2話ずつにしていたので、制作時間が=ではありませんが、最後の方では書き上げてすぐ載せる日みたいのもありました。

■ 何を楽しむかで使い分けて遊ぶ予定
私はAI小説に触れるのはかなり前からやっていますが、基本的に「自分好みの初見の小説を読むため」に作らせていました。
どんなストーリーかを私は知らず、ただしちゃんと私が好きそうなキャラや設定は踏まえたもの。
それをクオリティよりも早さと量に重点を置いてどんどん作ってました。
そういう「注文の多い読者として読む」ためのものを作っていたんですよね。
ネタバレしてほしくないので、AIには事前の確認とかもあまりしないように伝えてありました。
今回はそうではなく、自分の頭の中にある作品を形にしていく、ということをしたかったので、それに時間をかけられること自体が楽しかったんですね。
(今までそれもしたかったけど、まだまだAIにはそれをするのが難しかったのが、ここに来てかなり出来るようになった、というのもあります)
こればっかりは何を楽しむかかかなあ、と思いました。
Claudeに詳細なプロットを作ってもらって修正してそのまま執筆をしてもらって……いうのもやってみたりしましたけど、このちまちま作る楽しさ(生成と手書きを同時進行)は、一気に作ってもらったのを読む楽しさとはまた全然違うものかなと思いました。
なので、どんな楽しみ方をしたいのかで、使い分けていこうかな~と思います!
前回の記事に書いたように、Claudeに書いてもらったものをNovel Craft(Gemini)でちまちまと編集や校正をするのもかなりよかったので、そういう使い方もいいかも。
Claude codeも最近は触ってみているのですが、まだまだ使いこなせず!
こちらも色々いじってみようと思います。
■ おまけ 3.1ProのAPI料金
このアプリは無料のモデルの他に、従量制(使った分だけ課金される)のモデルも使えるようになっています。
私は途中からこの作品を作るのにそのモデル(Gemini 3.1 Pro preview)を使っています。
こちらのモデルは、コンテキストの把握が素晴らしく、それまでに書いていた小説をすべて参照にして続きを書くことが出来ます。
(なので3.1Proを使う方は記録機能は必要なさそうです)
しかし、長文になればなるほどAPIの料金もかさんで来るのが悩みどころ。
ちなみに私が使っていた感じですと、8万字弱で1500円くらいかかりました(一部トライアルクレジットを使っているので実際はもっと安い請求でした)
校正するのにも3.1Pro使ってしまっていたので、ここを無料モデルにしていたらもう少し安くなったかな。
今、作業によってモデルを切り替えられる機能つけられないかなーとやってみているところです。
■ そんなアプリ「Novel Craft」はこちら
今回使ってみたアプリはこちら!
アプリ内の説明があまり詳しくないので、こちらとか更新のお知らせの記事をよかったらみてみてください。
(下記の記事からかなり更新して機能がすごく増えています)

今回私はかなり手を加えつつ、長編を作ってみましたが、軽い設定を決めてどんどんAIに作ってもらう、というのも楽しいアプリなので、色々あそんでみてくださいね。
◼️ 読んでくれてありがとう
ほぼ私的な感想なのにかなり長くなってしまった!
読んでくれてありがとうございます。
近いうちに、別の記事で「こうやったらいい感じに制御できた」とか「こういう使い方もよかった」みたいのを載せられたらいいなと思っています。
(ただし、記憶がだんだん薄れてきている)
その時はよろしくお願いします!

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