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鍼灸師を信じすぎて、結果やらかした話

今回は私のアホたれなエピソードを晒すことにする。
これは、私みたいなことをしちゃいけないよ、という、皆さんに対する啓発の意味を込めて。

私は20年ほど、ある鍼灸師のところに通っていた。
生来肩凝り体質なのと、IT業界の激務でへろへろになった身体を整えてもらうのが目的だった。
その方ーー仮にAさんとしようかーーは、多分腕のいい人だったと思う。
健康面に対する研究にも熱心で、勧められたサプリはまあまあ効果があった。
私は、Aさんに絶大なる信頼を寄せていた。
とりあえずこの人の言うことを聞いておけば大丈夫な気がした。
この盲信にも似たAさんへの信頼こそが、今回のやらかしの主因である。

ある日、会社で排便したところ、お尻を拭いたペーパーに鮮血がついていた。
ビビった私はすぐにAさんに連絡した。
私の話をふむふむと聞いたAさんは、
「そりゃあ、『ぢ』だね」
と、即答した。
私は、まるっとその言葉を信じた。
そうか。『ぢ』かあ。確かにお尻かゆいかな。
よかったそんなもので。

Aさんは脈で癌がわかると公言していた。
血便はその後も続いたが、Aさんは私が癌だとは言わなかった。
それで、私は安心していた。
つまりは、明らかにおかしい状況を、放置してしまったのだ。

コロナが世間を賑わせた頃、Aさんは遠くに引っ越してしまい、そこでAさんとはおさらばになった。
残念ながら彼の転居先はとても通える距離ではなかったから。

彼の治療との因果関係は不明だが、
それから大腸の具合がだんだんと悪くなってきた。
便に血が練り込まれるようになり、何なら出すのも一苦労するようになったのだ。

ここに至って、私はようやく病院を受診した。
大腸内視鏡で映された先には、明らかに「これは絶対にあかんやつ」が鎮座していた。
このままぷちっと取ってくれないかなあ、なんて思ったが、とても内視鏡で取れるような大きさではなかった。

私はS状結腸癌のステージⅡ、もしくはⅢと診断され、腹腔鏡手術を受けた。
大腸を30センチと、周辺のリンパ節を切除した。
因みに出血量はわずか10CCだったそうな(何の自慢だ)
お医者さんが言うには、もうちょっとで腸壁からお外に「こんにちは」しそうなところまで、あいつは浸食していたそうだ。怖。

手術は成功、取るものは取った。
でも、血管にちょっとだけ癌細胞がいた。
それで補助療法として半年間の抗がん剤治療を勧められ、私はそれを受けることにした。
カペシタビン×オキサリプラチンという、効果は高いが副作用も強烈というものを、よせばいいのに選択した。
結果、しんどくて泣いた。

これが私のアホたれな顛末である。
鍼灸師に何を言われても、おかしいと思ったところで医療機関に飛び込んでいれば、手術なんかしなくても済んだかもしれないのに。
人間、変なバイアスがかかると、本当に正常な判断が出来なくなるものだと、身に染みてわかった出来事である。

というわけで、この体験を通して皆さんに伝えたいことは、以下のことです。
・面倒でも大腸がん検診は受けときましょう。
・再検査の勧めが来たら、ためらわずに行きましょう。その時点だったら内視鏡で取れちゃうかもしれません。
・血便が出たら「ぢ」とは思わず、直ぐに医療機関に行きましょう。
・抗がん剤はまじ辛いです。使う羽目にならないよう、早期発見が肝要です。ちゃんとお医者に行きましょう。
・根拠のない民間療法に頼るのはやめましょう。

おわり。


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なんか、チャレがやの趣旨と外れていたらすみません💦

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