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ヘビトンボ(幼虫)

2026年1月2日。
埼玉県の川で水生昆虫採集をしていたら、石の下からヘビトンボの幼虫がで出てきました。

ヘビトンボの幼虫の生息地
ヘビトンボの幼虫の生息地

ヘビトンボの幼虫は、きれいな水の流れる川底に生息し、石の下などに隠れています。
環境省の指標生物しひょうせいぶつ(※)として水質階級1級(きれいな水)ですむ生物の一種です。

※ 川にすむ生き物は、水のきれいさにより すめる種類が異なります。このように、生き物の種類から環境の状態を判断するための生物を「指標生物」といいます。サワガニやカワゲラなどの水生生物は、その代表例です(環境省, 2025)。

ヘビトンボの幼虫
ヘビトンボの幼虫

ヘビトンボ $${Protohermes  grandis}$$
ヘビトンボ目 ヘビトンボ科

上の写真の幼虫の大きさは、40mm くらいです。
終齢幼虫になると 70mm 近くまで大きくなります。

ムカデのようにあしがたくさんあるように見えますが、実は胸部の3対6本だけが脚です。残りの脚のように見える部分は、鰓足さいそくと呼ばれ、エラの働きをします。

ヘビトンボの幼虫の大顎

鋭い大顎おおあごで他の水生昆虫を食べて成長します。
怒らせると噛みついてきます。嚙まれるとすごく痛いです。

泳ぐヘビトンボの幼虫
泳ぐヘビトンボの幼虫

ヘビトンボの幼虫は危険を感じたとき、お尻を曲げて、エビのように後ろ向きに泳いで逃げることがあります。腹部の鰓足を めいいっぱい広げ、尾部を勢いよく曲げることで推進力を得ているようです。

体を丸めるヘビトンボの幼虫
体を丸めるヘビトンボの幼虫

また、上の写真のように体を丸めることもあります。
こうすることで川の流れに逆らわず、転がって逃げられるのかもしれません。

ヘビトンボがすめるような きれいな川が、ずっと残ると良いなと思います。

おしまい

引用文献

環境省. (2025).『令和6年度全国水生生物調査の結果及び令和7年度の調査の実施について』.
https://www.env.go.jp/press/press_05029.html (2026年3月10日閲覧).


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