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watashi_dojokobo
パパは天国に出張中…
夫にもう触れることができない。
会話することもできないことが、とてつもなく淋しい。
電話に出るとき、咳払いしながら出るパパ。
寝る時に、食べるようなクチャクチャ音を出すパパ。
「パパはこんな人だった」と あの日から書き出してきた特徴が、
気づけばかなりの数になっていた。
四十九日を過ぎて
少しずつ、問題解決能力が戻ってきている気がする。
悲しみを軽くするために、悲しみに向き合うことも必要だと聞くけれど、今の私にはまだ難しい。
だから、 私が私を待とうと思う。
夫婦でしていたことを一人でこなす。
パパがいたらやっていなかったこと
(本格的な掃除、仕事を休んで
家事・育児・自分の人生を見直す時間を持つこと)をする。
一人では無理なことも多い。
援助が必要だと思う。
かなしくてかなしくてたまらないのに、
同時にお金のことを考えてしまう自分が嫌になる。
想定していなかった、まさかの「死別」。
節約、がんばらなきゃと思う。
弁護士費用も必要になった。
(また七桁……)
喧嘩をしながらも一緒にいて、
これからも同じように年を重ねて、
結婚何年目、という数字も増えていって、
いろんなことがありながら過ごしていくんだと思っていた。
その未来が、止まってしまった。
家族も友人も、みんな心配して気にかけてくれる。
ありがたい。
だけど、みんなは家に帰れば“日常”がある。
いいな、と思ってしまう。
当たり前がなくなった。
家の中も外も思い出だらけ。
初めて出会った場所。
待ち合わせした場所。
出かける時に寄っていたコンビニ。
付き合っていた頃、夫の家にナビを見ながら向かっていた時の
「この道が見慣れた道になるのかもしれない」
と思ったあの感覚。
パパは天国に出張中――そう思うと、少し落ち着いた。
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