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パパありがとう、そして遺骨を渡した日

※夫の自死から半年後の遺族の想い、遺骨のことが書かれています。


自分の中で、結婚していたこと、夫がいたこと、私のことを人として、女性として大切に思ってくれた人が存在したことが、まるで夢だったような感覚になる。

パパは今どこにいて、どんな状態でいるんだろう。
パパの気持ちや今の状況をレポートしてほしい。

パパの代わりはいない。

ぎゅーって抱きつきたい。
パパの上にごろんとしたい。
上に乗っかられて「グエー苦しい!」って言いたい。

発言や行動、心の中で思うことまで、パパの目線を意識してしまう時がある。
見透かされていそうで、でも見ていてほしい気持ちもある。
大事だったんだよと、必要以上に表現する自分と、懺悔の気持ちが交錯する。

これから先、私はどうなっていくんだろう。

パパの遺骨を、義理のおかあさんが引き取りたいと言った。
もうお墓に入れてあげたいと。
離れるのがつらくて、お墓のことを考える気力も無くて、ずっとリビングに置いていたんだ。

考えて考えて、結局あまり考えられなくて、渡すことにした。


渡す前日の夜、パパの遺骨とお酒を酌み交わした。
涙が止まらなかった。

当日、パパの遺骨を乗せた車が去るとき、もうパパに「いってらっしゃい」を言うことは二度とないんだと気付いた。


顎の力を抜けない。
歯を食いしばりながら笑顔でいる。
普通を装って生活している。

チャーミーグリーンの老夫婦みたいに手を繋ぎながら仲睦まじく、とはなれなくても。腐れ縁みたいに文句を言いながら思い出話をしながら笑ったり、なんだかんだ一緒にいる、じいちゃんとばあちゃんになるんだと思っていた。

パパがいるだけで、私は最強なパワフルママになれたよ。

パパ、ありがとう。
私に恋を教えてくれてありがとう。
私に愛を教えてくれてありがとう。
私に家族を持たせてくれてありがとう。
女性として大切にされることを教えてくれてありがとう。





最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ここに書いているのは特別な話ではなく、私の日常です。

同じような気持ちを抱えている方にも、そうでない方にも、何かが届けばうれしいです。

🌿 時期ごとに、まとめています。
「またね」 の距離感で、いつでも遊びに来てください。



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