子どものへその緒 パパのかみのけ|自死遺族|
子どもたちが、「ママは再婚しないでね」と言ってきた。
「出会う場が無いからね。できるもんならしてみたいけど!」
って返したら、「やだ」って言われた。
(それぐらいの気持ちで、ママも生きていきたいのよ)
子どもたちは、ずっとママと3人で、のんびり暮らしたいんだって。
そうだよね。
ここが、ちゃんと安心できる居場所になっているんだね。
安心して羽ばたいてね。
ずっと家にいてもいいよ。
なんだっていいんだよ。
上の子が、「10年後の自分に伝えたいことがある」と話してくれた。
「おともだちの◯◯ちゃんと、ずっと仲良しでいてね。」
うんうん、いいね。
「あと、ママに恩返ししてね。ピスタチオいっぱい買ってあげる。」
私、確かにピスタチオが好きだけど。
すごくピンポイントで親孝行してもらえるようです。
クローゼットの中から、子どもたちがパパのセーターを見つけた。
くんくん、とにおいをかいでいる。
つい最近、私もくんくんしたんだよな。
「久々にパパのにおいをかいだ」って子どもたちが言っている。
「大きいからダボダボだけど、着てもいいよ」と伝えると、
「洗濯してにおいが消えるのはいやだから、このままにしておく」って。
そっかあ。
じゃあ、ここに置いておくね。
ジップロックに入った髪の毛を見つけて、「これはなあに?」ときいてきた。
それは、パパが亡くなってすぐの頃、布団のまわりに落ちていたパパの毛を拾い集めたものだった。
今ならまだ集められると思って、何も考えずただ集めた。
「だれかの髪を切ったものかなあ」って子供たちは言っていた。
その後、自分たちのへその緒を見たり、新生児のときに着ていた服を取り出して体にあてたりしていた。
色んな時期の思い出が一緒に入っているクローゼット。
これからも、私たちの力になりますように。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ここに書いているのは特別な話ではなく、私の日常です。
同じような気持ちを抱えている方にも、そうでない方にも、何かが届けばうれしいです。
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