胸の痛みと、パパの影響の大きさを抱えて|自死遺族|
パパと出会っていなかったら、できなかったことが山ほどあるよ。
そして、影響も受けているよ。
えのきはパパと同じように袋ごと切る。
美味しい店や美味しいスーパーに詳しくなったよ。
車のメンテナンスに少し気を配るようになった。
お好み焼きには長芋と豚バラを必ず使う。
パパが全くできないから、家計の管理に詳しくなった。
焼肉で、生センマイやシンゾウやミノの美味しさも知ったよ。
ねえ、本当にいないの?
パパに会って、一言文句を言ってやりたい。
そして、抱きしめてもらいたい。
パパが亡くなってから、私は私を責めすぎていたし、パパのことを崇めすぎていた。
結婚指輪を見ると、「結婚していた」という事実を、思い出せる気がする。
パパ、成仏できているかな。
そもそも成仏って何だろう?
仏になること? 天国に行くこと?
この世のことを忘れること?
体がラクになって、この世と死後の世界を自由に行き来できて、生きている大切な人を応援したり、勇気づけたり、守ったりできる――そんな“ほんの少し影響を与えられる”状態だったらいいなと、想像する。
強制的に人生の次のステージに進まされたみたい。
子供時代、独身時代、結婚、出産・育児。
どの時期も大切だけれど、今はただ、さみしい。
寂しさが胸にスッと、鋭角な三角で入ってくる感じ。
パパがいない生活にも慣れてきて、その居心地のよさがまたさみしい。
前とは違う次元に来てしまったような感覚。
パラレルワールドってあるのかな。
上の子は、パパが好き。
下の子は、上の子が好き。
私のことを、いちばん“大好きマン”だったのはパパだったんだな。
少し切なくなる。
なかなか「パパ大好きだよ」って言えなくて、ごめんね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ここに書いているのは特別な話ではなく、私の日常です。
同じような気持ちを抱えている方にも、そうでない方にも、何かが届けばうれしいです。
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