夫は盲点だった……遺族の想い
遺族の気持ちを真っ直ぐに書いています。
読めそうな時に読んでくださいね。
夜の11時から朝の6時までが、怖い。
私に、パパの分も子どもたちを幸せにできる器があるのかな。
今まで二人で支えていた子どもたちへの愛情や時間を、一人で受け持つ。
パパがいた頃、私は子育てと仕事と家事に一生懸命だった。
夫のことは大切な家族だけど、
空気みたいな存在。
一緒に頑張る戦友のように思っていた。
私の方が頑張っている、と思うこともあった。
じいじ・ばあばは、いつかいなくなる。
子どもは成長していく。
今の姿は今だけだから、心に刻もうと思っていた。
夫は盲点だった……
もっと大切にしたらよかった、と泣く私に、子育てが一段落している友人は言った。
「自分も、子どもが小さいうちは、とてもじゃないけどそんなことを考える余裕はなかった。
喧嘩ばかりしていた。
手が離れてやっと、お互いのことを改めて
見られるようになってきた。
だから、そんなに責める必要はないと思う。」
もっとパパに言いたいことがあった。
本人に向かって泣いたり、返ってくる反応も見たかった。
反省してまたやり直してほしかった。
私も受け入れる時間がほしかった。
今はしんどいけど、数年後には笑いながら
「あの時めっちゃ大変だったね、ありがとう」って言い合いたかった。
なんだかんだ言いながら、私たち家族を大切に思って、本人なりに動いてくれていた。
その夫が、もういない。
気にかけてくれるみんなには生活や家庭がある。
私たちだけが取り残されたような感覚。
迷惑をかけたらだめだ。
頼りすぎたら負担になる。
私は老後、パパより先に逝くと思っていた。
「ママ、こんなことも実はしてくれていたんだ。ママがいなくて、すごく大変」と、
家族に言われる未来を、どこかで想像していたのにな……。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ここに書いているのは特別な話ではなく、私の日常です。
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