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pasteltime
クローゼットから出てきたもの
勇気を出して、パパのクローゼットを開けて、少しだけ整理した。
結婚前に、お互い作りあったブレスレットが見つかった。
昔、パパに書いた手紙も出てきた。
出産で里帰りしている時に、パパに宛てた手紙。
幸せいっぱいで、書かれていた。
かなしい。
また夢に、パパが出てきた。
キッチンに立つパパを見つけて、後ろから抱きついた。
「パパ、好きなだけ寝たらいいよ。お酒も、好きなように飲んだらいいよ。」
そう伝えたら、
「もう、お酒は飲んでいないよ」って。
パパ、すごいね。でも、無理しないでね。
キスもした。うれしかった。
「どうして?」「なんで?」「あの時こうしていたら」
そんな問いは、これから少しずつ、少なくしていけたら。
ベビーカーを押す男性とすれ違った。
我が家にも、こんな頃があったなと思いながら。
家にあったあさがおの種を、庭に植えることにした。
いとこのお嫁さんが主導してくれた。
いっしょにホームセンターに土を買いに行った。
お嫁さんが鍬を持ってきてくれて、思いきり振り下ろす。
芝生は手ごわいけれど、少しずつはがれていく。
私も少し手を出したけれど、体力のなさを痛感した。
子どももいっしょに手伝ってくれた。
ずっと家に転がっていたあさがおの種から、本当に命が芽吹くんだろうか。
何日も、何日も、「まだかな、まだかな」と見守っていたら、
忘れたころに、芽が出た。
それは、とてもきれいで、力強かった。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ここに書いているのは特別な話ではなく、私の日常です。
同じような気持ちを抱えている方にも、そうでない方にも、何かが届けばうれしいです。
🌿 時期ごとに、まとめています。
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