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寺山修司と10人の知識人との対論集、「対論 四角いジャングル」は、何度 読んでも、いつでも実に刺激的なのです!!

「対論 四角いジャングル」。
寺山修司の対論集です。
もう、
何度読んだことでしょうかね。
本当に面白い。

10人と対論していて、メンバーと日付は、

1.暴力論 勝田吉太郎 1971年12月
2.抵抗論 三島由紀夫 1970年7月
3.読書論 鶴見俊輔  1969年9月
4.演劇論 別役実   1972年5月
5.映像論 篠田正浩  1971年5月
6.民主論 野口武彦  1965年12月
7.道徳論 浜尾実   1972年8月
8.家庭論 山崎朋子  1972年3月
9.幸福論 羽仁進   1969年2月
10.性欲論 野坂昭如  1971年3月

ということになるらしいです。

メンバー表。というか、
対戦カードというか。
本が出たのは1975年とのこと。

それにしても、ここで使われる言葉が、

実に難しい。


いちいち、調べないと前に進めない。
1960年代末から70年代は、
これらが
普通の教養としての言葉だったんですかね…。
これが

「インテリゲンチャ」

というものなのか。
まぁ、寺山修司は、
言葉を使う達人だものな。
本人も、

「イリュージョンも、言葉のうちだと思っているわけですよ。魔法使いがいるように『言葉使い』というものがいて、うまくなってくると活字とか言語じゃない言葉を使うのでね。」

なんてことを言ったりしてます。

「魔法使い」ならぬ、

「言葉使い」かぁ。


寺山修司には
モノトーンの写真が似合うような。

しかし、やはり、面白いのは、

三島由紀夫、
別役実、
篠田正浩、
羽仁進、
野坂昭如、

といったメンバーとの丁々発止の討論か。

特に三島由紀夫は、

対論の4ヶ月後に市ヶ谷で自決。

そう思うと、なんだか、
不思議な感じの対論だったりします。

冒頭で、
三島が石原慎太郎の悪口を
言い出したりもします。

いきなり
慎太郎をディスる。
まぁ、当然か。
ドン・キホーテについて。

「ドン・キホーテ」について語るくだりも、
なんか示唆的というか。

「僕はドン・キホーテさ。」

「現代で狂気を演じるのは

理性しかない。」

という言葉の引用も、
どこか意味深長に聞こえます。

ないものねだりの一種だったのかなぁ。
肉体美を追求??

三島が、
自由自在に胸の筋肉を動かして、
寺山に自慢している(!?)のは、
いつ読んでも印象的です😁

三島自決の後の対談。

野坂昭如と、
「映画芸術」という、
かなり尖った雑誌の編集長、小川徹も交えて語る

「性欲論」

も、面白かった。

やたらと、オナニーだの、オ×ンコだの、
強姦だのの言葉を連発しつつ、
三島由紀夫の自決とはなんだったのか、
について語ったり。

「小説の締切日と人生の締切日をいっしょにするというダンディズムみたいなことに三島由紀夫は非常に熱中したというふうなことはないですか。」

という寺山修司の投げかけも、

面白いというか、

過激というか。


本当に
何度、読んでも刺激的な本です。
時代の空気みたいなものの
証言集でもあるように思いますね。

もし、機会が訪れたなら、

是非、一読してみてください!!


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