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このしびれは、まだ未来を決めない。 ―足根管症候群とSCSのあいだでー

いつもご覧いただきありがとうございます。
「車いすの涙」です。

足のしびれが続くと、
ふとした瞬間に思ってしまいます。

「このまま一生、治らないのではないか」

そんな言葉が、
頭の中に静かに浮かぶことがあります。

私もいま、
その不安の中にいます。

しびれは
目に見えるものではありません。

でも確かにそこにあり、
日常のふとした動作の中で
存在を感じさせます。

立ち上がるとき。
足裏に体重をかけたとき。

ほんのわずかな違和感でも、
それが神経の症状だと思うと、
どうしても未来のことを考えてしまいます。

このしびれの未来は、まだ決まっていません。

今回は

足根管症候群のしびれが一生残るのかという不安と
SCS(脊髄刺激療法)がある身体でどう向き合っているのか

を整理してみます。


この記事は

足根管症候群と診断された方や
足のしびれが続いて不安を感じている方

に向けて書いています。


🦶 足根管症候群のしびれは治る?


足根管症候群とガングリオンの関係を示すイラスト。足の内くるぶし付近にある「足根管(神経の通り道)」を通る「脛骨神経」が、発生した「ガングリオン(良性の腫瘤)」によって圧迫されている様子が描かれている。右側の拡大図では、青い球状のガングリオンが神経を強く押し、赤い炎症(圧迫)が起きているメカニズムが説明されている。


足根管症候群は
足首の内側にある
「足根管」というトンネルの中で
脛骨神経が圧迫されることで起こる神経障害です。

この神経は
足の裏の感覚や
筋肉の働きに関わる
大切な神経です。

そのため圧迫が起こると
・足裏のしびれ
・ジンジンする感覚
・感覚の鈍さ
・焼けるような違和感
などの症状が現れることがあります。

原因がはっきりしていて
圧迫が軽減されれば
症状が改善する可能性はあります。

特に軽度の場合は
・安静
・装具
・消炎治療
・リハビリ
などの保存療法で
落ち着くケースも少なくありません。

ただし
神経の症状は回復に時間がかかります。

神経は非常に繊細で、
骨や筋肉と違って
回復のプロセスがゆっくり進みます。

数週間や数か月では
変化が出ないこともあり、

1年単位で
経過を見ることも珍しくありません。

そして正直に言えば
症状が長く残る人もいます。

ここが
「一生残るのでは」という不安
につながります。

裸足のかかとから足首にかけて、神経やエネルギーの流れを象徴するような青と黄色の光のラインが血管のように張り巡らされているイラスト。足元には波紋のような光の輪が広がっている。

🧠 しびれがあると未来が怖くなる


怖いのは
しびれそのものだけではありません。

人は症状が続くと、
どうしても未来を想像してしまいます。

・さらに悪化するのでは
・感覚がもっと鈍くなるのでは
・立位や移乗に影響が出るのでは

未来を想像すると、
不安はどうしても
大きくなってしまいます。

症状が長く続くほど、
頭の中でいろいろな未来を
考えてしまうからです。

私の場合は、
そこにもう一つの前提があります。

SCS(脊髄刺激療法)です。

SCSは
慢性疼痛を緩和する治療です。

脊髄近くに電極を留置し、
電気刺激によって
痛みの信号を調整します。

慢性的な痛みを抱える人にとって、
生活を守るための
大切な治療法の一つです。

ただ、この装置があることで
足根管症候群の今後を考えるとき、
いくつかの現実も出てきます。


🧲 MRIは条件付きになる


SCSは
「MRI対応」と言われています。

ですが実際には

・機種の確認
・磁場強度
・撮像部位
・設定条件

など、細かな確認が必要になります。

もし今後
足の状態を再評価する必要が出た場合、

検査一つでも
事前確認が必要になります。

これは少し手間ではありますが
安全のためにはとても大切な手順です。


🏥 手術を考える場合


もし保存療法で改善せず、
足根管症候群の手術が
検討されるとしたら。

SCSがある身体では

・体位の工夫
・機器への影響確認
・術前の情報共有

など

通常よりも
確認事項が増えます。

「手術ができない」
というわけではありません。

けれど
前提条件が増える身体ではある。

それが現実です。

海に向かって続く木製の道と、水平線に沈んでいくオレンジ色の夕日。

🌱 未来はまだ決まっていない


SCSがあるからといって
未来が閉ざされているわけではありません。

検査も治療も

できないのではなく
確認が増えるだけ

という感覚に近いです。

足根管症候群のしびれが
一生残るかどうかも

今の時点では
誰にも断言できません。

改善する可能性もあります。

ある程度残る可能性もあります。

どちらも
まだ起きていない未来です。


🌊 不安が消えない日もある


知識があっても
不安は消えません。

しびれが強い日は
「このまま悪化したらどうしよう」
と考えてしまいます。

SCSという前提があることで
選択肢が少し狭まるように
感じる日もあります。

けれど同時に
SCSがあるから
守られている部分もあります。

身体は
思っているより複雑です。

そして

人の身体は想像以上に
ゆっくり変化し、適応していきます。

時間の中で少しずつ、
身体は新しいバランスを
見つけていくのだと思います。


🤝 同じ状況の方へ


もしあなたが

・足根管症候群と診断され
・しびれが残るのではと不安で
・さらに体内に医療機器がある

そんな状況にいるなら、

不安になるのは、とても自然なことです。

神経は変化します。
身体は適応します。
医療は調整しながら進みます。

しびれが消える未来も、
少し残る未来も、

まだ固定されていません。

SCSという前提があっても
私は今日の足裏で立っています。

不安を抱えながらでも、
いま動いている身体とともに。

この文章が
同じような状況にいる誰かの不安を
少しでも軽くできていれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。  

もしよければ、
「スキ」やコメントで
体験を教えていただけると嬉しいです。

#足根管症候群
#しびれ
#神経障害
#医療体験
#慢性疼痛


※この記事は医療的なアドバイスではなく、
あくまで個人の体験として書いています。

柔らかな光が差し込む部屋で、木製の机の上に開かれたノート、ペン、マグカップ、観葉植物が置かれている様子。右下には「Thank you for reading」の文字。

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