ソ連の市街戦
1942年8月から翌年2月初頭までの、ナチス=ドイツ軍とソ連軍(赤軍)のスターリングラード(現在のヴォルゴグラード)攻防戦。ソ連領内に侵攻したドイツ軍がスターリングラードを占領したが、ソ連軍が逆襲して包囲し、補給の断たれたドイツ軍が降伏、厳寒の中、多数の犠牲と捕虜をだした。
ここから独ソ戦におけるドイツ軍の後退が始まり、第二次世界大戦でのドイツ敗北への転機となった。
スターリングラードはソ連の時の独裁者スターリンの名前を冠した都市で、スターリン批判後はヴォルゴグラードと改められている。
ロシア南部のドン川とヴォルガ川が最も接近する地点にある工業都市。
戦車、火砲などの大型武器の生産拠点であった。
この地で第二次世界大戦における独ソ戦で、最大の、そして戦局を大きく左右する戦闘が行われた。
1942年8月末、ヒトラーの命令下、ドイツ軍はスターリングラードを圧倒的な火砲と戦車によって完全に包囲、9月中旬から市内への突入を開始した。
それに対してソ連軍と工場労働者、市民は工場や団地の建物に潜み、抵抗を続けた。
市街戦では戦車は行動の自由がきかず、狙撃兵が廃墟に隠れてドイツ兵を狙い、その行動を攪乱した。
凄惨な市街戦が続く中、10月にはドイツ軍はレニングラード市街地のほぼ9割を制圧したが、完全に占領することはできず、ヴォルガ川をこえることもできなかった。
11月になると、ドイツ軍(及び枢軸側のルーマニア軍)の外側にソ連軍が現れ、ドイツ軍は逆に包囲されることとなった。
ドイツの現地指揮官は脱出をはかったが、ヒトラーは「撤退不可、現地を死守せよ」と命令、雪の中ドイツ軍は孤立することとなった。
ヒトラーは救援軍を派遣したが、それも厳冬に阻まれて行動の自由がきかず、行動は停滞した。
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