経営者のステージが上がる瞬間
【Level254】
こんにちは、経営理念と経営計画で中小企業をサポートしている陽太(ひなた)税理士法人 代表税理士の菅谷(すがや)です。
経営者の皆さん、税金を払うのは好きですか?
おそらく多くの方は「できれば払いたくない」と思われるのではないでしょうか。
実際、私のクライアントの一人も出会った当初は「絶対に税金は払いたくない」と強く言い切っていました。昔は市役所に文句を言いに行ったほどの税金嫌いの社長です。もちろんその頃は、無理な設備投資や経費の使い方が目立ち、赤字経営が続いていました。
ところが数年前から徐々に利益が出始め、繰越欠損金のおかげで税金は発生していませんでした。
しかし、今年の業績予想では大幅な黒字が見込まれ、いよいよ納税が必要になることをお伝えしました。
そのときの社長の答えが印象的でした。
「税金は銀行から借りてでも払います」
理由を尋ねると、赤字経営のときに資金繰りで苦労した経験から、「これからは会社を健全に成長させるために、利益を出して堂々と税金を払う」と考えるようになったとのことでした。
私は、経営者がこの言葉を口にしたとき、「この方は経営者としてひとつステージが上がった」と感じます。
税金を払うことを嫌うのではなく、それを受け入れ、むしろ会社の成長の証として捉える。そういうマインドの変化こそが、次の成長への大きな一歩だと思うのです。
また一人、クライアントが新しいステージに立ったことを嬉しく思いました。
