ビアズリー展観てきた
丸の内で用があり、その帰りにふらっと立ち寄った三菱一号美術館で、ビアズリー展観てきた。
今日の東京は3月とは思えない、三寒四温真っ只中の冷たい雨が降っていたのだけど、雨の日の美術館も東京駅もなかなか乙なものですね。
そんなわけで何となく立ち寄ったビアズリー展。
ビアズリーについてはサロメの絵と、オスカー・ワイルドとの関係くらいしか知らなかったけど、足跡を辿ってみるとなかなか興味深い人生なので、もっと知りたいなぁと知識欲が刺激された。
ふむふむと絵画を堪能していたら、突然黒いカーテンが現れ、行く手を阻まれた。
そのカーテンには「18歳未満お断り」の文字が···!!「43歳です!」と心の中で叫び、鼻息荒くカーテンをくぐると、そこにはビアズリーのお色気寄りの絵画達が展示されていた。
女性の胸が露になってる程度の作品なのだけど、ビアズリーは「自分の死後、絶対処分して」と言っていたらしい。
その願いも虚しく、時代と海を超えて、極東の異国で展示されている、この事実よ···
有名作家が生前に恋人へ送ったラブレターとか、公開を想定してない極々私的な日記などが、貴重資料として保存され公開されるけれど、私だったら耐えられない···と思ってしまう笑。
そんなわけで、ふらりと寄り道した美術館がとても良かったので、何だかとても得した気分で、ほくほくと家路についた。
あらかじめ「これを観る!」と目的を決めて、それに向かって一直線に行動するのも無駄がなくていいけど、意図せず立ち寄った場所で、素敵な物事に出逢えた時の幸福感も捨てがたい。
本とかもそう。ふと気になって手に取った本が当たりだと、やったー!神様ありがとう!と感謝を伝えたくなる。
素敵な出会いやご縁を受け取るには、頭や心を情報でギチギチに埋めるのではなく、余白や寄り道が必要なのだなと、つくづく思った1日だった。
