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モーツァルトもショパンも作品の美しさは天才的で独創的で誰の追従を許さないが、故郷へ帰ること出来ず、不安定で不遇の短い生涯だったのは、出生が田舎で貧困だったからか?

モーツァルトとショパンの生涯には共通する点もありますが、それぞれ異なる背景を持っています。


モーツァルト(1756-1791)


出生: オーストリア・ザルツブルク(当時は神聖ローマ帝国の一部)

家庭: 父レオポルト・モーツァルトは宮廷音楽家で教育者。貧困ではなかったが、貴族の庇護なしでは不安定な生活だった。

不遇の理由:


若い頃はヨーロッパ各地を巡って才能を認められたが、宮廷音楽家としての地位を得られず、独立するも経済的に苦しんだ。


貴族社会との軋轢や自由な作曲活動を求めたため、安定したパトロンを持たなかった。

病気がちで35歳で早逝。死後は貧しい墓に埋葬された。


ショパン(1810-1849)

出生: ポーランド・ワルシャワ公国(後にロシア帝国の支配下)

家庭: 父はフランス系の教師で、貴族の家庭教師を務めたため文化的な環境で育つ。貧困ではなかったが、王侯貴族のような経済的安定もなかった。

不遇の理由:

1830年にポーランドがロシアに占領されると、亡命してパリへ移住。以後、一度も祖国へ戻れなかった(祖国喪失の悲しみを抱え続けた)。


音楽教師やサロンでの演奏で収入を得たが、体が弱く肺結核を患い、39歳で早逝。


芸術的な孤高の立場を貫いたため、大衆的な成功を求めることなく、内面的な苦悩を抱えていた。


結論

モーツァルトもショパンも**「田舎出身だから不遇だった」というより、音楽の才能ゆえに時代の社会構造や経済的な制約に苦しめられた」と言えます**。モーツァルトは宮廷社会と衝突し、ショパンは亡命者として祖国を失いました。貧困というよりは、才能と理想の高さが逆に彼らの不安定な人生を生んだとも言えるでしょう。



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