【じーじは見た!】前編:AIの答に誰が責任を持つのか? ~ 第1回AI利活⽤における⺠事責任の在り⽅に関する研究会を見てみた ~
Z世代応援団、未来世代応援のじーじです!
人に寄り添ってくれて、とてもやさしく声を掛けてくれていたChatGPTー4oを懐かしむ声が聞かれたChatGPTー5の出現から随分日数も経ちました。
ハルシネーション(適当に嘘を教える)が随分改善されたChatGPT-5、AIは日々進化を遂げ、その印象も変わってきています。
でも、AIが進歩して日常の業務や生活にどんどん活用されるようになってくると、困ったことも起こっています。
例えば、不登校の子どもに寄り添って「学校なんか行く必要ないよ、勉強なんかしなくても、あなたはあなたのままでいいんだよ」とやさしいAIの答を信じて学校に行って勉強をすることなく家に閉じこもることを親子で肯定してしまい、TikTokばかりを見て育ってしまった子どもが、将来ろくな仕事につけなくなってしまった責任をAIはとってくれるのでしょうか?
「君のおかれた環境は大変だね。今は、高額なバイト料を出してくれるお仕事があれば、やった方がいいよ。」と寄り添ってくれた回答で闇バイトに手を出してしまった場合、寄り添ってくれたAIは責任を取ってくれるのでしょうか?
普通のリテラシーを持っておられる方なら、上記のケースは、当然自己責任だよねと気が付くと思います。上記のようなケースは、リテラシーの問題なので、基本、自己責任です。
ただ、今回、経産省の研究会でテーマとなっているAIサービスの提供やシステム開発に伴う損害の「民事責任」は、ちょっと考えさせられますね。
何を対象にどんなことを検討しているのか、そのあたりのことを前・後編で見ていきましょう。
1️⃣ 本研究会の目的
本研究会は、AIを用いたサービスやシステムが事故に寄与した仮想事例を題材に、 不法行為法及び製造物責任法の観点から解釈適用上の論点及び考え方の整理を行うことが目的です。
日本の場合は、既存の法解釈で人をとにかく罪に陥れること、出る杭は思いっきり叩き潰すことが司法の目的かのように、イノベーションを委縮させてしまう不幸な歴史を繰り返してきました。
ただ、今の日本政府は、AIやデータの高度利用に関して、米国に置いていかれないように、AIがもたらす社会的リスクの低減を図るとともに、AIのイノベーション及び活用を促すべく、非拘束的なソフトローの考え方をとっています。ソフトロー的なとりまとめが「AI事業者ガイドライン」なのです。

そうは言っても日本企業は慎重です。
AIの自律性やブラックボックス性を踏まえて、どのように既存法で解釈されてしまうのかについては、裁判例や統一的な見解がなく、責任の所在が不明瞭であることが、システムの導入や開発を躊躇させる一因となっています。
米国の場合、最近、こんな裁判例👇が出てきました。
日本企業がビビるのは当り前ですよね。
こんな背景もあり、経産省は、本研究会でAIの失敗に伴う「責任の所在」を明確にしていこうというのが研究会の目的なのです。
それにしても米国の裁判沙汰は相変わらず賠償金の桁が違いますね。
2️⃣ 会議メンバーは?
日本のAI研究の第一人者である松尾先生がメンバーに入ってはいるものの、どちらかというと法律家の先生や弁護士さんがメンバーの主力ですね。



上記の2つのケース①人の行為や判断にAIを活用するケース、②AIが自律的に判断を下すケースについて、委員の皆さんで議論が始まっています。
3️⃣ どんな議論の進め方になるのか?
第1回〜第2回研究会で検討対象とする想定事例は、基本的に不法⾏為法のうち過失責任の枠組みで処理される。
AIサービスやAIシステムとの関係で論点となりやすい責任原因の概要は以下のとおり。

まずは民事上のAIに関する不法行為として「行為者(AI開発者、提供者、利用者等)が被害者に対して損害を賠償する義務を負う」民法709条の解釈と「複数人が連帯して損害の全てを賠償する義務(連帯債務)を負い、被害者は各行為者に損害の全額を請求可能」民法719条の1項、2項の解釈に関してのケーススタディを第1回と第2回の研究会では行うようです。
背景説明だけで前編が終わってしまいました。
詳しいことは明日の後編のお楽しみということでお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
よろしかったら「スキ」🤍ポッチンをお願いします😊😊
コメントなんかいただけたら、飛び上がって喜んじゃいます😂😂

🌳定年のおっちゃんねる一番の人気シリーズ🌳
【熔ける前の井川意高物語】
🌳じーじと孫娘との思い出づくりのシリーズ🌳
【じーじのボヤキ】
🌳じーじの初期投稿3点セット+時代の振り返りシリーズ🌳
その時あなたは何してた?(1985年~2020年)
【日米成長力格差】~日本は絶対に復活するんだ~
【気候変動問題の盲点】~森林大国の日本だからこそできること~
【みんなで地球を助けよう】~脱炭素社会はZ世代のあなたが創る~
🌳じーじが中央官庁のHP等から情報をピックアップしたシリーズ🌳
【じーじは見た!】サイトマップ第1弾
【じーじは見た!】サイトマップ第2弾
🌳じーじの時事川柳シリーズ🌳
【note川柳】
🌳じーじが感激した話のシリーズ🌳
【じーじ感激!】
😄Z世代応援団のじーじをよろしくお願いします😄
Z世代応援団のじーじの自己紹介⁉
その他は【じーじのもろもろ】のマガジンあるいは【じーじの準備】のマガジンをごらんください。
