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【じーじは見た!】後編:次世代革新炉開発ロードマップがまとまった!

Z世代応援団、未来世代応援のじーじです!

今回は、「次世代革新炉 開発ロードマップ」を確認しています。

本編は後編です。前編から読んでいただけると嬉しいです。


4️⃣ 小型軽水炉のロードマップ

小型軽水炉は、小出力を活かした自然循環により、冷却ポンプ、外部電源なしで炉心冷却を可能とするシステムを目指している。米国やカナダ始め国外では、データセンター等を始めとする電力多消費設備への脱炭素・安定電源としてのニーズが高まっており、2030年より前の実用化に向けた日本企業も参画するプロジェクトも進行している。また、軽水炉以外の小型炉を含め様々な新たな 炉型の開発もスタートアップにより進められている。我が国における将来ニーズを念頭に置いた選択肢確保の観点から、我が国の産業基盤の維持・強化にも資するよう、日本の技術を活かした日本企業の海外プロジェクトへの参画や研究開発を支援する。

次世代革新炉開発ロードマップより引用④

小型軽水炉(SMR)に関する記述は、選択肢として米国のプロジェクトに参加する日本企業を支援するといったニュアンスでしょうか?

国内に留まる日本企業は、GAFAMのような巨大資本が、自らが出資・投資して自社データセンター用電源として革新炉開発を進める様子を見守って、勝馬に乗るフォロワー戦略なのでしょうね。

小型のモジュール工法というのは、工場でモジュールを製造して現地で組み立てる工法で、建設期間を短くできると言われています。

次世代革新炉開発ロードマップより抜粋⑤

革新軽水炉とほぼ同じロードマップの線が引かれていますが、実際には米国の状況次第だと思います。

海外でプロジェクトが進んでいる一方、日本国内では安全規制が未整備な状態が続き、「反対」の声に押されて計画どおりには進まず、米国での成功を横目で見守って成功を確信してから動くことになるのではないでしょうか?

5️⃣ 高速炉のロードマップ

高速炉については、高レベル放射性廃棄物の減容化・有害度低減や資源の有効利用等に資する核燃料サイク ルの効果をより高めることが期待されるとともに、空冷での安定冷却など、安全性が高い設計が可能である。実証炉 開発については、JAEA、原子力事業者及び中核企業の技術者が集結する研究開発統合組織の統括の下、 同志国の米国や仏国との国際連携での技術的知見も活用しつつ、炉と燃料サイクル全体の集中的な研究開発に取り組む。並行して、基本設計段階以降を見据えた事業運営体制の構築や安全設計方針の在り方など、中長期を見据えた課題への対応を産学官で進めていく。高速増殖原型炉もんじゅについては、安全の確保を最優先に、 着実かつ計画的な廃止措置に責任を持って取組を進めるとともに、国は地元の協力を得ながら、福井県敦賀エリアを原子力・エネルギーの中核的研究開発拠点として整備していく。もんじゅの取組及び高速実験炉常陽の運転から得られる知見・技術については、実証炉を含む将来の高速炉研究開発において最大限有効に活用する。

次世代革新炉開発ロードマップより引用⑤

高速炉は、高速増殖炉もんじゅの失敗が核燃料サイクルにとって非常に大きなダメージとなりました。放射性廃棄物の減容化と有害度の低減という意味で期待が大きい革新炉です。

次世代革新炉開発ロードマップより引用⑥

高速炉については、残念ながらもんじゅの失敗によって機器製造に長期の空白期間があり、技術・供給網が脆弱化しました。これを立て直して、 重要部材の製造能力を復活・維持して、併せて将来の原子力人材の育成、原子力コア技術の維持を図っていくことは、非常にハードルが高いと思います。

次世代革新炉開発ロードマップより引用⑦

実証炉の運転は、2040年代後半から2050年代というロードマップが示されました。技術立国「日本」は遠くになりにけりです。

6️⃣ 高温ガス炉のロードマップ

高温ガス炉については、高温熱を活かした準国産のカーボンフリーの水素や熱の供給により、製鉄や化学などの 素材産業の脱炭素化への貢献が期待される。高温工学試験研究炉HTTRでは、カーボンフリーの水素製造に活用し得る950℃の高温熱の生成を世界で初めて達成するとともに、2024年3月には、原子炉出力100%の運転中に原子炉を冷却できない状況を引き起こしても、自然に原子炉出力が低下し、安定な状態を維持することを確認する実証試験にも世界で初めて成功している。これまで積み上げられてきた高温ガス炉の研究開発の成果を基礎として、HTTRを活用した水素製造試験に向けた更なる挑戦を行うとともに、同志国の英国との国際連携も 活用し、産業界との幅広い連携により、実証炉開発を産学官で進めていく。

次世代革新炉開発ロードマップより引用⑥

上記コメントは明らかに前向きですよね。鉄や化学という中国に圧倒され始めた製造業が競争力を保ち、1億2千万人の国民のディーセントワーク(生活基盤を支える給料が得られる仕事)を確保していくためにも「高温ガス炉」を応援したくなりますね。

高温ガス炉は、減速材に黒鉛 、冷却材にヘリウムガスを用いて、900℃近くの熱を利用できる原子炉なため、次の特徴が挙げられています。

<特徴の一例>
〇固有の安全性 (炉心溶融、多量の放射性物質の放出なし
〇高温で安定なヘリウム冷却材 ℃近くの熱を利用できる原子炉 を利用(水素爆発しない
〇高温の熱を利用し多目的の利用が可能 (水素製造、発電、高温蒸気等)

次世代革新炉開発ロードマップより引用⑦

高温ガス炉のロードマップにだけは、マイルストーンの赤線が引かれています。

次世代革新炉開発ロードマップより引用⑧

実証炉の概念設計が終わり、次の段階への移行判断に必要なコスト評価等が進展する2029年度にマイルストーンが設定されています。

そのマイルストーンは、研究開発の進捗、実証炉の運転・建設を行う実施主体、立地場所の検討、燃料供給、核燃料サイクル、 水素製造のコスト評価、サプライチェーン、人材、将来の民間への技術移転や官民の開発資金の確保の在り方、エネルギー政策などの主要な論点について、考え得る方向性を確認した上で設定されるそうです。

廃炉が決定している跡地には一刻も早く、革新軽水炉へのリプレースに着手すべきで高温ガス炉の開発についても世界に先行してほしいです。

政治家も賢くなって、国民に情報をどんどん開示して、与野党が協力して、また、産官学が共に一体となって日本の産業の未来に希望の灯りをともしてほしいです。

頑張れ経産省!

頑張れZ世代!

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