その時あなたは何してた?: 1991年 湾岸戦争

1991年
新語流行語大賞は、この年から年間大賞1本に変更になりました。
1994年からはトップテンを選んで、その中から年間大賞を選考する方式に変更になりました。
この年の年間大賞は「~じゃあーりませんか」受賞者はチャーリー浜さんでした。先日、受賞者のチャーリー浜さんが亡くなられたとの報道がありました。1991年も昔になりにけりです。
主な出来事は、バルト3国独立、大相撲「若貴」ブーム、ユーゴスラビア紛争、ジュリアナ東京オープン、千代の富士が引退、憤然普賢岳火砕流発生、ピナツボ火山大噴火、長野で五輪開催決定、りんご台風、ソビエト連邦崩壊などでした。
「湾岸戦争」~135億ドル出しても感謝されない日本~
1989年にベルリンの壁が崩壊し、冷戦は事実上終結。米ソ両国が、世界の隅々に目を光らせた時代は去り、国連による平和維持が重みを増す時代になろうとしていました。
そんな中、1990年8月、クウェートにイラク軍が侵攻しました。米国は、単独行動を避け、多国籍軍による解決を模索しました。国連憲章第42条に基づき、多国籍軍によるイラク攻撃が、1991年1月17日に開始されました。
攻撃開始からひと月余りで戦争は終結しましたが、日本にとっての衝撃は、その後にやってきました。
日本の名前がない?
1991年3月11日付のワシントンポスト紙に、クウェート政府からの感謝広告が掲載されました。
よく見ると日本の名前がない。『あれだけ支援したのになぜ?』との衝撃が広がりました。

「ありがとうアメリカ そして国際社会」の太い文字が目立つ広告には、ペルシャ湾岸の地図とともに、米国、英国など、11ヵ国の国旗が示され、特に貢献著しい11ヵ国として目立つようにした広告でした。
更に、「クウェートの主権と独立を回復してくれた米軍と国連有志連合の迅速な対応に感謝します」で始まる長文の謝辞に続き、アルゼンチンから米国までアルファベット順に30の国名がありました。
30から11ヵ国とクウェートを除いた18ヵ国が、画面の中ほどに示してある「その他の感謝対象国」でした。しかし、日本の名前はどこを探してもなく、日本政府関係者は動揺したそうです。
日本は、法人税を2%、ガソリン税を40円上乗せして、総額135憶ドル(当時の為替で約1兆8千億円)の支援をしたにもかかわらず、感謝すらされないということはショックでした。
当然、日本政府は、クウェート政府に抗議しましたが、明確な理由は、示されませんでした。
国連憲章第42条に基づく、多国籍軍によるイラク攻撃に日本も貢献するために、政府は急ごしらえで「国連平和協力法案」を国会に提出したものの、自衛隊の海外派遣に道を開く法律だったことから、与党、政府内でも意見が対立し、廃案になってしまいました。
政府は結局、米国を中心とする多国籍軍への金銭的な支援に踏み出し、最終的に135億ドルを負担しました。国民一人当たり1万円以上という破格の支援でした。それでも感謝されなかったという衝撃は、大きなものでした。
与党自民党など、自衛隊派遣を求める勢力は、情緒的ともいえる論調を日増しに強めて、「日本が感謝されなかったのは、金だけ出して人を出さなかったからだ」という理屈が出来上がっていきました。
2013年の国会答弁で安部首相(当時)は、「感謝を示す広告において日本の名前がなかったことは、私自身にとっても、多くの日本国民にとっても衝撃であった」と持論の積極的平和主義に繋げてみせました。
しかし、実際には、ドイツも日本と同じように金銭支援しかしていませんでしたが、感謝広告に名前があり、韓国のように軍事貢献をしたのに名前のない国もありましたので「人を出さないから感謝されない」とは違うロジックが隠されていたと思います。

平和安全法制を巡る2つの見解
【2015年平和安全法制を巡る自民党見解】
【2015年平和安全法制に反対する民主党見解】
2015年9月10日付の東京新聞!
「湾岸戦争『日本は感謝されず』は、自衛隊派遣の口実に」という記事が掲載されました。
それによると感謝広告は、当時のクウェート駐米大使のイニシアティブで進められ、リストを作ったのはアメリカ国防総省だったそうです。
バブル景気を背景に米国内の不動産を買いあさり、貿易摩擦を起こす日本に米国議会は厳しい目を向けていた背景があり、自衛隊のさらなる貢献を求める米国のプロパガンダに使われた広告、トランプ流に言うと「フェイク」だったのかもしれません。
後まで読んでいただき、ありがとうございました。
よろしかったら「スキ」🤍ポッチンをお願いします😊😊
コメントなんかいただけたら、飛び上がって喜んじゃいます😂😂

▼「じーじのボヤキ」孫と祖父シリーズのサイトマップです。
▼じーじの初期投稿4部作のサイトマップを紹介しますね。
▼「じーじは見た!」シリーズのサイトマップは第2弾ができました。
▼じーじの時事川柳シリーズのサイトマップです。お一つ読んでみてくださいな😊
▼Z世代応援団のじーじをよろしくお願いします。
