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【じーじは見た!】後編:ナフサどうなるの? ~ 資源開発・燃料供給小委員会(第26回)を見てみた! ~

Z世代応援団、未来世代応援のじーじです!

さて、今回は、資源開発・燃料供給小委員会(第26回)の資料からホルムズ海峡封鎖が長期化した場合の備えについて確認しています。

本編は後編です。前編から読んでいただけると嬉しいです。


4️⃣ LNGの貯蔵能力の強化

前編で確認したように、LNGの場合、ホルムズ海峡依存は、僅か6.3%です。それでも国内の貯蔵能力の増強を考えていくべきではないかと問題提起しています。

また、日本のJOGMECのように、原油の上流権益確保を進めてきた団体だけでなく、中流・下流も含めた石油メジャーと呼ばれる海外勢のようなポートフォリオを有する日本企業の育成も必要だと提言しています。

第26回会合資料3より抜粋⑤
第26回会合資料3より抜粋⑥

5️⃣ 頼りになる石炭

気候変動問題において、日本政府は石炭ボイラーの停止に消極的だとCOP(気候変動枠組み条約締約国会議)の場では毎年「化石賞」に指名されてきました。原発依存を国民に言い出せず、日本の国土という物理的制約条件から考えれば再エネ(太陽光発電や風力発電)推進もよくやってきたものの、適地に限界があることも言えない与党自民党でした。一方、EUから削減を迫られても温存してきた石炭ボイラーが、今の日本を救います。

中東情勢の悪化を受けて、石炭価格は1割強は上昇しているものの、中東の石炭生産量は0.1%にも満たず、 かつ、我が国のホルムズ海峡依存度はゼロ%であるため、相対的に中東情勢の悪化による市場価格の上昇影響が小さいと分析されています。

第26回会合資料3より抜粋⑦

米国は、パリ協定からの離脱だけでなく、30数年の歴史ある気候変動枠組み条約からも離脱するため、気候変動問題への対応は新たな局面を迎えています。

米国抜きの気候変動対策において「石炭」へ回帰するというのではなく、日本の国土に適応したエネルギー政策とCO2排出削減の両立には、今のところ原発が欠かせないことをもっと国民にしっかり説明して、この機会にエネルギーミックスをもう一度国会議員も考えた方がいいですよ。

6️⃣ 水素等プロジェクトに対するJOGMECリスクマネー供給

米国の気候変動枠組み条約離脱発表を機に、水素等の市場・産業全体の成長スピードは減速しつつあります。

そのためプロジェクトの淘汰が進んでいます。
しかし、規制や支援を通じて欧州・北米等を中心に実はFID(最終投資決定)が進んできているのも事実で、昨今の国際情勢の下、特に欧中印ではエネルギー安全保障の観点から水素等の市場投資が進んでいるのだそうです。

こうした中、日本では、JOGMECが我が国のエネ ルギー安定供給に資する新エネルギー供給プロジェクトを推進してきました。需要家の動向等を踏まえてFIDに至る/蓋然性が高いプロジェクトに対してリスクマネー供給を行ってきました。

でも、これも遅いですよね。そしてスケールが小さい。
5年前から日本はもっと「水素」に力をいれるべきだと言っていたじーさんがいましたね。

第26回会合資料3より抜粋⑧
ヨーロッパが水素供給の開発に動く中、日本は、e-SAF(航空燃料)やe-Gasoline、e-Naphthaといった現在使用している燃料の代替品開発に動いています。

再エネで先行したヨーロッパ勢は、着々と「水素」でも※FID段階にあるプロジェクトを進めています。

※FID:プロジェクトや事業(特に大型のインフラや発電所開発など)において、資金を投じて事業を正式に実行するかどうかを下す最終的な意思決定のこと(Final Investment Decision)

トヨタのウーブンシティーのプロジェクトのように日本政府が応援してくれなくても企業単独でリスクを引き受けることができるのは、トヨタくらいのものです。

せめて日本政府は、予見可能性を高める方針の明確化や立法措置を通して、企業にインセンティブを与える政策(水素ステーションを増やすために、公用車を燃料電池車にする等)を考えてほしいものです。

第26回会合資料3より抜粋⑨
第26回会合資料3より抜粋⑩

石油・石炭に変わるエネルギーは、「水素」で代替できても、プラスチックを生産するための「ナフサ」と「ガソリン」は原油頼りです。

発電に重油を使わないのであれば、原発依存を高めることを条件に、日本においてもガソリンの依存度を下げる電気自動車の普及をそろそろ考えていくべき時期なのかもしれませんね。

米国産原油に適応した精製設備改造となると大掛かりで、時間も掛かりそうです。日本は、まずは、プラスチックを分別回収して再生利用することを加速化すべきだと私は思います。

全自治体がプラの分別回収と再利用を効率的に進めることができるように、地域を跨ぐ中間分別場の運用を立法措置で支えるようなことを与野党が協力して考えることが先決でしょうね。「ケミカルリサイクルに火をつけろ」ですかね。

頑張れZ世代!

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