ちょっとブレーク:日米学生会議の若者が凄い!
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️
さて、昨日、トランジション計画が大事という記事を投稿しました。
年明けの2月に日本が国連へ提出しなくてはならない次期NDC(脱炭素の国の貢献約束)も2050年カーボンニュートラルを目指すための重要なトランジション計画です。
ところが、日本の次期NDCをろくに議論もせず官僚と政治家の都合よくまとめたのではないかと言う方もいます。
浅尾環境大臣にそう言って迫る新聞記者さんがいたこともあり、中環審合同会議が急遽追加で開催されました。
新聞記者さんには、中環審合同会議の9回分の動画やNDCと整合が取れた第7次エネルギー基本計画の原案ができるまでの基本政策分科会13回の動画を見てから2項対立(政府案に賛成か、反対か)を煽るのではなく、どうしたらいいのかを引き出す具体的な質問をしてもらいたいものです。
さて、その基本政策分科会の令和6年度第9回(通算63回目)は、事務方が若者やスタートアップからエネルギー政策(将来の電源構成)に関する意見を委員に聞かせることを企画した回でした。
その中で日米学生会議という団体を代表して富澤さんという若者が有識者会議の委員の皆さんに意見を述べたのですが、これが凄い!
じーじは趣味と実益(仕事に役立つ)を兼ねて中央省庁のホームページを徘徊して有識者会議の動画をよく見るのですが、この富澤さんくらい日本の全体最適を論じることができる若者を見たことがありませんでした。
興味がある方は、6分ほど彼が委員の方に意見しているところにURLを合わせてあるので見てください👇
多くの若者団体は、単に「原発反対」「再エネ最大化」と正論を声高に主張するだけのパターンが多いのですが、富澤さんの主張は全体最適を考えて「どうやって」やるのかの方法論までも論じているのが凄いです。
あの若さで、東京電力という1民間企業に原発事故の責任を押し付けて未だに謝罪最優先で未来に向かえない企業にしてしまうのではなく、暗に事故の補償や廃炉作業は政府が引き取れと主張する姿には本当に感心しました。
もっと東京電力には未来の仕事を託せといった意見が言える若者、見たことありますか? 日本人特有のいじわるな考えではなく、未来志向で全体最適な富澤さんたち若者の思考は未来の希望です。
当然、委員の中には彼の発言を快く思わず、説教めいた反対意見をする方もいましたが、私は、過去の過ちを責め続けて全体を不幸にしていく社会を変えたいという若者の気持ちを大切にできる社会であってほしいと思います。
実は、次期NDC(国連に届ける2035年の温室効果ガス排出削減目標)原案を決める中環審合同会議の中間まとめや第7次エネルギー基本計画原案をまとめる最後の会議で示された電力料金試算の結果には、富澤さんが意見されていたとおり「不安定な再エネ電力の調整力」に物凄いコストが掛かることが示されました。

上記のグラフは再エネ(太陽光・風力等)を電源構成の中で左から4割、5割、6割とした時の各電源の統合コスト(調整力を加味した真の電力費)です。再エネ6割の時には太陽光のコストは36.9円/kwhで最も高くなります。
限界削減費用と呼んでいる再エネ導入に関わるコストは、再エネ割合が高くなればなるほど、国土のハンデや現状実力を加味すると競争できなくなる程高くなります。
から元気でも高い目標を掲げれば日本人の知恵で施策はついてくるという意見を言われる方もありましたが、若いのに感情に流されない意見が言える富澤さんは素晴らしい!
統合コストを無視した太陽光の8.5円/kwhだけを見て再エネコストは安くなったと再エネ最大化と声高に主張する方は富澤さんの主張にも耳を傾けてほしいです。
ところで、どうしてそんな統合コストの配慮が必要かと言えば、下の図のように昼間に太陽光発電量が需要以上の電力量に達した場合でも、出来たら発電を抑制(太陽光発電の電力を捨てること)したくないからなのです。
脱炭素電力を無駄にすることなく、蓄電池に蓄電するなり、水を電気分解して水素で貯めるなり、あるいは水をポンプでダムに汲み上げて夜間の水力発電に使う(揚水発電)といった調整を施して、あくまでも脱炭素電力として使いたいのです。
しかし、再エネの割合が大きくなりすぎると、今の実力ではその調整力にコストが掛かり過ぎるのです。

再エネを少なくとも6割と主張されている環境団体の方は、本当に系統投資や蓄電池投資をやりまくっても産業競争力を維持できる根拠をお持ちなのでしょうか? 36.9円であっても再エネ、再エネと言うのでしょうか?
事務局想定のとおりになった時の日本の姿を想像しているのでしょうか?
そんな調整力の大切さまで言及している富澤さんの主張には感心してしまいました。
100人がいたら100人が満足するようにしたいのは誰も同じですが、そうにはならないから政治が必要なのであり、政治家が必要なのです。
日本全体の最適を(政治が決断するしかないじゃないかと)若者に意見していただいて、じーじは東大理Ⅲの #富澤新太郎 さんのファンになってしまいました。
医者にするのはもったいない。来年夏の都議会選挙で石丸新党からデビューして国政政党の政治家まで駆け上ってほしい若者見つけた。
頑張れZ世代!
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