【じーじは見た!】前編:部活動の地域移行の今を見てみた!
Z世代応援団、未来世代応援のじーじです!
先日、日本の未来の光「フュージョンエネルギー」について、省庁縦割りによる利権争いに終始しているようでは、過去40年を繰り返す懸念があることを指摘する投稿をしました。👇
今回のテーマ「部活動の地域移行」については、過去何度かじーじは見たシリーズで取り上げてきました。今回は、政治家のマネジメント力不足により中央省庁が機能していないという視点でフュージョンエネルギーの課題同様に司令塔機能不在の問題として捉えてみたいと思います。
高市さんの所信表明で行政改革の必要性への言及はありませんでしたが、述べてほしかったなと思っています。
今の日本は、利権争いをしている場合ではなく、省庁が一体となって協力し合うクロスファンクショナルな課題への取り組みが必要(そのためには力のある司令塔が必要)です。だけど、言い出す政治家がいません。
前・後編にお付き合いください。
1️⃣ 私が民間の会社勤めで習ったこと
私は、井川高雄さんという製紙業界では知る人ぞ知るカリスマ経営者に仕えて鍛えられたサラリーマン生活を過ごしました。井川高雄氏からは、とにかくいつも「人と組織」の事ばかりを問われました。
井川高雄流マネジメントでは、人と組織をどう動かしていくのかを設計することが要諦でした。組織内の「人」にとにかく拘り、適材適所配置とリーダー(司令塔)選出のことばかりを常に考え、報告に来た部長や役員に質問することは人や組織のことばかりでした。「組織」に関しては、当時の大王製紙では毎月どこかの組織改定が行われ、そのアイディアを常に部長や役員に求め、「よし分かった」となれば即時組織改定・人事異動の実行となるので、人事異動の激しさが大王製紙の特徴でした。
設備投資をして新しい設備の稼働が見えてくる随分前から、新しい組織の長を誰にするのか、誰をどのポジションに配置するのか、組織はどんな構造にするのか、そんなことばかりを考えていたのが経営者井川高雄でした。
時代が変わり省庁横断的な課題が増え、各省庁が動きづらくなっていることは、素人じーじにも見えていることなのに、自民党総裁選で省庁再編を含めた行政改革を口にしていたのは、林芳正氏だけでした。
政界の119番と呼ばれるだけあって、省庁横ぐしの課題が増えて、クロスファンクショナルチームとして期待されていたデジタル庁やこども家庭庁が、どうも上手く機能していないぞと思っていたのでしょうね。
政治家としての鋭く賢い視点だと思います。高市政権でも総務大臣として9回目の入閣だそうですから、地方自治のあり方や省庁再編の具体化を考え抜いてほしいですね。
さて、何故こんな話を最初にしたかについては、次の章からの話で理解していただけると思います。
2️⃣ 運動部活動の地域移行はどこが主管なの?
部活動の地域移行ってどうなっているのかな?と思って「文部科学省スポーツ庁 部活動地域移行」をキーワードにWEB検索してみると、こんな情報が上位に出てきました。
1)部活動改革ポータルサイト (スポーツ庁)
2)令和6年度 全国こども政策主管課長会議 (こども家庭庁)
3)文化部活動改革 (文化庁)
4)WEB広報マガジン (スポーツ庁)
5)日本スポーツ協会公式メールマガジン (日本スポーツ協会)
部活動といえば運動部活動が最初のターゲットだったと思いますが、吹奏楽部などの文化部の活動も土・日なく毎日トレーニングしている熱心な部活もある訳で、スポーツ庁だけでなく、文化庁が出てきています。更にはこども家庭庁までもが顔を出しています。
今年の5月に有識者会議の最終とりまとめが出て、その方針に従って、今では運動部活動の地域移行とは言わずに「部活動の地域展開」「地域クラブ活動の推進」という言い方に変わっています。
ここに行政のマネジメント課題が隠れています。課題山積のままの「やっとけー」マネジメントによる言葉だけアップデートです。
長屋のヘボ将棋打ちが名人戦を批評するのと同様、ど素人じーじではありますが、いろいろと問題点を指摘してみたいと思います。
3️⃣ 部活動改革ポータルサイトに見る課題
「部活動改革」が何故必要かは、私が述べるまでもなく皆さんご存知のとおりです。
時代の流れでオリンピック競技数のバラエティーは増し、1964年の東京オリンピックを機に盛んになった部活動は、今や少子化で子どもの数は減ったのに子どもたちがやりたい競技はバラバラで多様性に溢れている難しい状況なのに、私たちは先生方の無償の奉仕に甘えすぎてきました。
今や教師になりたいという若者は減りました。我が子可愛さにモンスター化したクレーマー父兄対応を始め、先生方の対応すべき仕事に放課後はなく、その激務による離職者は増加し万年人手不足の現状が、部活改革へ舵を切らざるを得なくさせたのです。(予兆で対応していないのでToo Late)
主管庁は当然文部科学省(本省)かと思いきや、スポーツ庁が主管で文化庁とも連携して進めています。そして「地域移行」という言葉から今では「地域展開」という現場臨場感を置き去りにした言葉にアップデートされていました。
政策の司令塔はスポーツ庁で、文化庁が補完的に関わっている形ではあるのですが、部活動改革ポータルサイトをみると、「自治体」も絡むし、「保護者」も絡む、「団体や指導者」に依存しなくてはならないし、「地域」の状況によっては、善意に依存して低コストで済むところもあれば、コストが非常に掛かり、やりたくてもやれない地域もあることが容易に想像できます。

制度設計やガイドラインの策定ならスポーツ庁でまとめることはできるでしょう。しかし、地域の教育委員会や自治体、NPOなどを巻き込んだ実装フェーズに入ってきている「展開」段階ともなれば、自治体との調整などの中心的役割はスポーツ庁では役に立ちません。
そんな司令塔役がスポーツ庁で本当に大丈夫なのでしょうか?
じーじの心配事は後編に続きます。
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