【じーじは見た!】前編:教育の未来はどうなる? ~ 我が国の「知の総和」向上の未来像 ー 高等教育システムの再構築 ー ~を見てみた!
Z世代応援団、未来世代応援のじーじです!
参議院選挙では1議席も取れず、石丸ブームは終わったと言われていた「再生の道」ですが、石丸さんに代わる新代表が決まりましたね。その話はまたいつかするとして、今日は文部科学省の有識者会議のお話です。
さて、再生の道が、参議院選挙で訴えたワンイッシュー「教育投資に予算を集中する」の考え方は、とても重要な視点だと思っています。
しかも石丸さんは「教員の待遇改善に予算を使え」といったこれまでの子育て支援的高校教育無償化の他党主張とは違った視点の教育改革を主張されていたので注目していました。
でもそんなこと、石丸さんじゃなくても文部科学省に入省して働いてきた有能な官僚の皆さんなら当事者意識をもって石丸さん以上に感じておられるのじゃないでしょうか?
今回は、そんな文科省の中央教育審議会総会でとりまとめられた高等教育システムの再構築に関する答申書に関して、答申書そのものではなく、議論の過程で官僚さんが準備した関係データ集(1)~(4)のデータを見ながら、官僚さんが感じてきた教育の課題感や今の教育システムの閉塞感を理解したいと思います。
前・後編にお付き合いください。
1️⃣ どんなデータ集か?
関係データ集(1):ここでは関係データ集全体の目次が示されています。目次は後で確認しましょうね。
全130頁のデータの内、P1~P36が(1)に納められています。
関係データ集(2):高等教育に関する基本的な数字を押さえています。
P37~P70が(2)に納められています。
例えば、こんな数字のデータが沢山示されています。

18歳人口が半減したのに大学が過剰でしょと誰でも気がつくデータ!
関係データ集(3):自己啓発意欲の低い日本人を作っている「井の中の蛙」構造の原因を探るデータがまとまっています。
P71~P110までのデータが納められています。

企業はどうしてこれだけ人に投資をしないのか?
個人はどうして勉強をしないのでしょうか?
関係データ集(4):高等教育の財政に関するデータがまとまっています。P111~P130にそのデータが納められています。
高等教育無償化を全国民に平等に保障するということに関しては、私は反対なのですが、機会は平等にあるべきで、親の経済力で高等教育を諦めざるを得ない格差是正の法的支援は必要だと思っています。

2️⃣ 関係データ集(1)の目次
目次を見たら素晴らしいデータが集まっていることが分りますよ。
(目次)
1.近年の社会の変化・・・P1
(1)人口推計と出生数
(2)世界情勢・経済・産業・雇用の変化
(3)デジタル化の進展
(4)社会ニーズの変化
(5)若者の現状と人口移動
(6)学術研究を取り巻く動向
2.高等教育の現状・・・P31
(1)18歳人口と高等教育機関への進学状況
(2)学校数・学生数・入学定員等の状況
(3)進学率・学校数・入学定員・進学者収容力等の状況(都道府県別)
(4)大学院の現状
(5)高等教育機関修了後の進路
(6)多様な学生の受入れ
(7)留学生交流
(8)入学者選抜・大学教育の現状
(9)大学通信教育
(10)教員を取り巻く環境
(11)少子化を見据えた大学経営の状況
3.国公私の設置者別等の状況・・・P103
4.高等教育の財政措置・・・P111
5.将来推計・・・P125
関係データ集(1)に示されているデータには例えば下記のようなものがあります。

落ち続ける日本の競争力!
競争力落ちて再選繰り返す昭和の政治家に言いたい「政局遊びより政治をしてよ」

上記に示した①世界競争力ランキング推移と②の世界デジタル競争力ランキング(2024年)の二つだけみても、日本の労働生産性は低いんだろうなと想像できますよね。

正解です。労働生産性はとても低いのです。
これは日本人が怠惰で不真面目だから低いのではなく、政治家によきリーダーがいなかった不運が続き、既得権維持に必死な国会議員ばかりで、政治があかんたれやったから上がっていないだけなんですよ。
今は、なんとかラトビア(バルト3国)とギリシャには、ギリ勝っていますが、韓国は遠ざかり始め、バルト3国の内、エストニアやリトアニアには勝てなくなりました。
3️⃣ 関係データ集(1)の注目データ
例えば、日本政府は、将来どのような能力を持つ人材が必要だと予測しているのかというと、問題発見能力や革新性、コンピュータスキルを持つ人材に対する需要が増していくと予測しています。官僚さんは分かっているのです。

これまでのように、ミスなく、責任感をもってまじめに働く人材に向いている仕事はAIに代替してもらえるので、そういう能力ではない能力を伸ばす教育が必要になっていく訳です。
ところが、官僚さんがいくら将来はこうなるのですよと言っても政治家が動かないので、都内在住の教育ママさん達(という言い方は今の時代にはいけないかもしれませんね。。教育パパだっているだろうって言われそう)は、目先の中高一貫私立中学へのお受験が最優先なのです。
未来に必要な能力を伸ばす努力をすることなく昭和の延長の詰め込み教育を小学生に強いる熱心なママさんのお子さんは、受験を勝ち抜く競争を昭和の方程式のまま引き継いでいる訳です。30年無成長の要因の一つ「教育が変わっていない」が見えてきそうでしょ。
共働きしながら、子どもと一緒になって必死でお受験競争を戦い、受験業界マーケットを牽引している教育ママさん達、小学校4年生から300万円掛けての塾通いだそうですから、なんだかなあ。。。

ママたちはご自身のお受験成功体験をポジティブに捉えておられます。それが30年無成長の日本の方程式であろうが、自分にとってはとても良かったお受験体験だったので、子供にも経験させたいという純粋な気持ちがあり、かつ、変われない日本社会を見切っている賢い教育ママさんたちとも言える訳なのです。だから、今の日本社会では、子どもの探求心よりも塾のプリントの反復学習が最優先になるのです。
更に、財政に余裕のある東京都のジャブジャブ子育て支援のお陰もあって、これ幸いに経済的にゆとりのあるご家庭は、お受験命で子どもの塾投資に邁進しているのです。
一方、企業は近視眼的に次のような人材👇を求めています。
どうも、企業はお受験能力<お母さんと子供が一緒に頑張る努力>よりも、昭和的な根性論のまま変わらず、他人と良い関係を作って働ける能力を重視しているというのが本音です。忖度・斟酌能力一択です。

いつの時代も会社を辞めたくなるのは職場の人間関係に悩むことが一番なのでこうなっちゃうのかな?
せっかくお受験でいい学校に入って、いい会社に入ったとしても、スパイト行動気質のままでは周りと上手くいかずに長続きしないものです。
そういったミスマッチを防ぐためにも、学校教育の段階からコミュニケーションを円滑にしたり、他人との関係づくりを上手にやるノウハウを教育カリキュラムの中に組み込んでいくべきだと思いませんか?
一方、教員はどちらかと言えば、未来に必要な能力を伸ばす教育に力を入れたいようですよ。👇 教員はAIの未来を見据えた理想を求めています。

教育ママ・教員・企業のギャップを埋めるためには、せめて高校での教育科目にコミュニケーションノウハウを加えたり、大学教育とは別に一部の大学を職業人養成学校に鞍替えするような抜本改革が必要なのではないですか?
文科省の官僚の皆さん、データ提供ありがとうございました。
皆さんは、戦後80年の後半40年の経済負け戦をずっと続けている日本を長期的に変えて競争力を高めていくためには、まず、教育をガラガラポンして変革したいんですよね。
分かるわ、いいデータだもの!
関係データ集の(2)~(4)は、後編で確認してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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