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【じーじは見た!】前編:イノベーション小委員会 ~ 国家戦略技術領域に係る一気通貫支援の推進に向けて ~ を見てみた!

Z世代応援団、未来世代応援のじーじです!

さて、選挙も終盤戦ですが、変化を嫌う日本社会に欠落していた「イノベーション」を責任ある積極財政で芽吹かせたい日本成長戦略への挑戦の是非を問う選挙結果に注目しています。

今回は、第10回 産業構造審議会 イノベーション・環境分科会 イノベーション小委員会という長ったらしい名前の有識者会議の中で議論されている「国家戦略技術領域に係る 一気通貫支援の推進に向けて」を見てみましょう。

一気通貫って何?と思いますよね。

一気通貫、これが日本の一番弱いところでした。
30年無成長の間にガチガチに固まってしまった「属人化・個別最適・長時間労働の3種の神器で築いたムラ社会」という縦割り社会が、成長を拒んできました。

既得権維持を最優先し、イノベーションを生む「リスクを正しく取って未来の種まき(投資)をする」ことができませんでした。それを学術界から変えてビジネス投資につなげていく、そんなことを有識者会議で議論している訳です。

会議資料3より抜粋

日本復活を感じる議論になっているのか、一緒に前・後編で確認してみましょう。


1️⃣ 学術界への投資を怠った政府の責任

学術界の課題が明らかになり、何故日本が失われた30年に突入したのかが明確になった事件を皆さんは覚えておられますか?

それは「STAP細胞」事件👇です。

研究者の身分は、不安定で客員研究員といっても無給期間があったり、ユニットリーダーといっても研究室を維持していくためには、短期間に成果を出さなくてはならないプレッシャーがあったり、いつその地位を失うかもしれない不安、そういった研究者を取り巻く環境にも不正生む温床があることが報道されました。

上記に貼り付けた投稿より引用①

本当に天才を失った原因を総括できているのでしょうか?

じーじは、名プレーヤー必ずしも名管理者にあらず、つまり研究の世界にも病院経営のように組織体制や統制手続きを設計できるプロの経営者が活躍する場があれば、日本の財産である天才研究者を失うようなことはなかったのではないかと思えるのですが。。。

皆さんは、どんな風に感じますか?

「遅れた国」の自覚をもって、首相は、言葉どおり既得権益と縦割り行政にメスを入れてください。

そうしないと日本の競争力はますます低下してしまうのではないでしょうか?

上記に貼り付けた投稿より引用②

本当に、既得権益と縦割り行政にメスが入り、科学技術の基礎研究からビジネス投資までの一気通貫が可能な体制づくりや支援のための法令措置が具体化し始めているのか、次の章から会議の資料を確認していきましょう。

2️⃣ 戦略17分野に繋がった重要技術領域検討ワーキンググループの取りまとめ

高市政権になって「日本成長戦略本部」が立ち上がりました。

この記事の中で紹介した危機管理投資・成長投資の17分野、その基礎になっているのが、重要技術領域検討ワーキンググループの取りまとめでした。

高市さんに首相が代わった途端に高市さんが優秀だから出てきた17分野ではないのです。官僚さんは、有識者を招いた有識者会議で議論に次ぐ議論を重ねて、これまで中間とりまとめを何度も何度も政府に突き付けてきたのです。

評論家や批判したいマスコミは「17分野」と聞くと「そんなに風呂敷広げても駄目だ」と言い、これが3分野ぐらいに絞っていたら「そんなに絞って、ギャンブルに失敗したらどうするんだ。適正にリスクを取る意味を知らないのか」と批判するものです。

今の段階で政治家が成長分野を限定できたりしないのですし、官僚主導で成功した産業政策は自動車産業の育成くらいですから、間口は広く、17分野でも少ないかもしれませんよ。

これまでだってGAFAMを出し抜くチャンスはあったと思います。無かったのは、官民連携の実行力でした。実行力とは積極財政による学術界への投資に始まる一気通貫の支援でした。租特や補助金がビジネスに偏ってしまい学術界に薄かったのです。

重要技術領域検討ワーキンググループの取りまとめ資料より抜粋①
重要技術領域検討ワーキンググループの取りまとめ資料より抜粋②

一気通貫のターゲットに関する議論は、こんな風👇に古くは2019年から、もう7年も議論を繰り返しているのです。イノベーションは会議室での会議では生まれない、大学にお金落として「研究」を加速しろ!

重要技術領域検討ワーキンググループの取りまとめ資料より抜粋③

やるべきことは分かっているのです。足りないのは「どうやって?」やるか、お金を落とすかの方法論と予算措置なのです。

重要技術領域検討ワーキンググループの取りまとめ資料より抜粋④

まずは人材育成でしょ。10年以上前のSTAP細胞事件を総括して、研究者の身分の不安定さを解消する手立てをどれくらい打ってきたのでしょうか?言うだけ番長で、予算面では一気通貫の変化は大して起きていないのではないでしょうか?優秀な研究者が海外に逃げ出していませんか?

重要技術領域検討ワーキンググループの取りまとめ資料より抜粋⑤

政府の中長期的なコミットメントの明確化とは、建設国債による特別会計での長期投資を具体化することですが、政府肝入りのGX投資も成功しているとは言えません。

重要技術領域検討ワーキンググループの取りまとめ資料より抜粋⑥

結局のところ、一気通貫といいながら、大学の教育改革は文科省、ビジネスは経産省で、予算の分捕り合戦をする省庁縦割りが変わっていないのではありませんか?

3️⃣ フロンティア領域の探索と育成について

主題のタイトルの資料5を見てみると、官僚さんはこれにも良いことを書いてくれています。

会議資料5より抜粋①

フロンティア領域とは、日本の飯のタネで
①将来性があって
②技術・アイディアの革新性があって

③日本に優位性があり
④民間単独での取り組みは困難で
⑤重要経済安保技術
というものです。

この5つの観点から日本の「次の飯のタネ」となる先端技術分野の領域を指して「フロンティア領域」と呼んでいるのです。

それが高市政権での成長領域17分野に繋がっていったのでしょうね。

前編では背景説明に終始しましたが、後編では、じゃあ一体どうやって一気通貫していくのか、タイトルに書いた「国家戦略技術領域に係る一気通貫支援の推進に向けて」の資料の中味を後編で確認してみましょう。

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