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【じーじは見た!】後編:経済産業政策新機軸部会の第5次中間整理を見てみた!

Z世代応援団、未来世代応援のじーじです!

さて、今回は経済産業政策新機軸部会がまとめた「第5次中間整理」を確認しています。

本編は後編です。前編から読んでいただけると嬉しいです。


4️⃣ 新技術立国・競争力強化

新機軸部会がまとめた第5次中間整理での「新技術立国・競争力強化」の具体的提案は、極端にAIに傾斜しています。

私なんかは、急がば回れで、新技術立国に必要なのは、教育改革と大学改革だと思っているのですが、政府はAIによるトランスフォーメーション、つまりAXの推進こそが「新技術立国・競争力強化」への道だとまとめています。

1)あらゆる分野の産業競争力強化のカギとなるAXの推進

①地方を出発点としたAXによる産業構造・就業構造転換によって、 ローカル産業であってもAIによる※リープフロッグが期待できる。
また、AXによる産業・就業構造転換を通じ、中堅・中小企業の稼ぐ力を強化するとともに、※ESの持続性や生産性向上による生活基盤を確保が、マクロ経済の好循環を実現する。
※リープフロッグ:カエル跳びを意味し、AIを使って一気に米国のサービス水準を上回るローカル産業が育つことを期待している。
※ES: Employee Satisfaction、従業員満足度の継続した高まりを言っている。

②AX実現に向けたデジタル産業基盤の確保などグローバル立地競争力の強化 を通じたインフラ・データ・人材・エネルギー等の競争力構成要素を徹底的に強化し、グローバル企業・人材が 日本を付加価値を生む拠点として選択する環境を整備する。

2)「責任ある積極財政」を通じた「危機管理投資」・「成長投資」の推進

AXを見据えた「攻めの経営」を実現するため、企業経営・経済システム改革を推進するとともに、複数年度の予算措置をコミットメントすることによって、企業の予見可能性を高め、リスクの高い成長投資を促進する。

3)新技術立国の実現とグローバル市場の獲得・経済安全保障の強化

「技術で勝ってビジネスでも勝つ」、新技術立国の実現は、強みを有する技術の育成・社会実装が必要であり、官民の需要創出や※SUファイナンスの整備、大学・国研の機能強化等を推進する。

②グローバル市場の獲得・経済安全保障の強化によって産業・技術基盤の強化を図り、有志国連携を通じ経済安全保障を確保するともに、※FOIPの戦略的進化にも資する有志国連携の 強化を基礎とする内外一体の産業戦略によりグローバル市場を獲得する。
※FOIP(自由で開かれたインド太平洋:Free and Open Indo-Pacific)は、インド太平洋地域において「法の支配」「航行の自由」「自由貿易」を推進し、ルールに基づく国際秩序を維持することを目指す日本の外交・安全保障戦略です。

いつもそうですが、有識者会議はお題目やよしですね。

5️⃣ 好循環のミッシングピースである消費活性化

現在のインフレは、需給ギャップのプラスが継続している供給不足によるものではあるものの、企業が供給力増強のために国内投資をするかと言えば、投資に躊躇している状況です。

まだまだ、予見可能性が高い新たな消費需要の創出政策が欠けていると企業経営者は感じているのです。つまり、持続的な経済成長を見据えれば、AIと半導体の投資ムーブメントをテコに日本の国内投資に弾みをつけなければなりません。

「有償な消費」の需要創出のためには、消費のメカニズム構造を踏まえた、消費の検討行動・購買行動を刺激する政策が必要です。

第5次中間整理(案)より抜粋②

6️⃣ 未来の経済社会システムのあり方

委員が示す「4つのメガトレンド」と「価値主導型イノベーション・ガバナンスの方向性」とは次のとおりです。

【4つのメガトレンド】
①人類を超える知性の出現と高度な自律意思決定
②人間の認知・身体的拡張と行動の最適化
③長寿化と健康寿命の飛躍的延長
次世代エネルギー源とエネルギー・資源制約の克服

【価値主導型イノベーション・ガバナンスの方向性】

●今後の技術革新は、企業主導のテクノリバタリアン的な動きと、安全保障と結びついた国家主導のアプローチが併存しながら進展すると見込まれる。これらはイノベーションを加速させる可能性を持つ一方で、倫理・格差・多様性といった公共価値が置き去りにされる危険性も孕む。 他方で、規制を過度に強化するアプローチは、社会に有益な技術革新まで阻害しかねない。

●こうした国際環境の中、市民社会の合意と日本ならではの価値観を重視した価値主導型イノベーション・ガバナンス のあり方を探求し、グ ローバルに展開していくことで、イノベーションを通じた市民社会の発展とグローバル市場からの付加価値獲得が実現しうる。

第5次中間整理(案)より引用

最後の企業主導のリバタリアン的アプローチ<※ハーラン> VS 国家主導型アプローチ(責任ある積極財政によるイノベーション誘発:日本的な互譲互助の良さを残した全体最適志向)<※スミス>は意味深ですね。

私は、AIの発展をリバタリアン的合理的利己任せにしていると、本当に人類の知性を超えたAIが資源獲得競争で人類に勝ってしまい、人類の絶滅に繋がりかねないと考えています。AIの電源を人では切れなくなるからです。

最近では、そんな懸念が高まってきています。

私たちは、映画「アトラス」のように、決して「※ハーラン」を創り出してはいけません。企業主導のリバタリアン的アプローチでは「※スミス」が出来るとは限らないから、本当に注意が必要です。

※ハーランとスミスは、是非「アトラス」をご覧ください。Netflixの映画は、時代を先読みしているね。

さて、日本はどんな選択をすべきなのでしょうか?

頑張れZ世代!

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