【じーじは見た!】後編:令和8年版環境白書を見てみた!
Z世代応援団、未来世代応援のじーじです!
今回は、令和8年版の環境白書の第1部を確認しています。
本編は後編です。前編から読んでいただけると嬉しいです。
✅ 第3章 循環経済への移行に向けた取組
「循環経済への移行は、日本の未来を拓くカギであると言えます。」から始まる第3章、その通りなんだけど、自治体毎でバラバラな分別回収ルールを日本全体でもっとシンプルに共通化していかないと日本の良さは復活しませんよ。
例えば、リサイクルの優等生の「紙」は、どこの自治体であろうが、大体、「新聞紙」「段ボール」「その他の雑紙」程度にシンプルな分別で回収されていませんか?

オランダの政策をパクったリニアエコノミー(使い捨て線形経済)からサーキュラーエコノミー(資源の再生利用を基本とする循環経済)への転換を本気で進めるのなら、地方自治のあり方に踏み込んだ改革が必要だと私は思っています。
国内循環の促進支援、資源循環業の規模拡大や効率性の向上といった対策の方向性についての提言が整理されました。今後、資源循環産業から製造業に安定的な質・量の再生材を供給するため、サプライチェーン上の各種拠点にかかる整備の集約化・高度化を行うための関連設備導入や実証事業の支援を行うべく取組を進めています。
地域の資源循環基盤の強化に向けた取組も進展しました。具体的には、「資源循環自治体フォーラム」を活用した先進事例の共有、自治体・企業・スタートアップ等のマッチングを全国で取り組みました。
官僚さんは私の言っていることなんて、とっくに分かっているんですよね。だけど、地方自治法の原則に縛られて、BP(ベストプラクティス)の横展開のための情報共有くらいしかやれないんですよ。
司令塔機能を果たしたくてうずうずしているのが今の環境省や経済産業省の官僚さんのジレンマです。
✅ 第4章 循環経済行動計画に基づく今後の我が国の循環経済ビジョン
2026年4月に閣議決定された「環境経済行動計画」に基づく我が国の循環経済ビジョンって何なのでしょうか?
ビジョン(Vision)とは、将来を見通す力や、将来の理想像・展望のことであり、企業であれば、統合レポートの中で「事業を通して実現したい未来の姿」を示して株主の評価に晒され、個人においては「将来のなりたい自分」や「夢」を実現している大谷翔平選手に憧れるのです。
ビジョンなんだからもっとシンプルな言葉で国民にも分かりやすく説明してほしいけれど、官僚言葉の連続で分かりにくい。
じーじの投稿ではよく名前を出しているフランスに拠点を置くヴェオリア(Veolia)社は、水事業、廃棄物管理、エネルギー分野を主力とする世界最大級の総合環境サービス企業です。
一方、日本の資源循環を支えてくれている事業者の規模は小さく、ヴェオリアの足下にも及びません。そんな中小企業が地方の政治に影響力を持つわけです。地方自治のあり方や中小企業基本法という根本のところを触れない理由もそこにあるのに、それを放置したまま表面的な政策を進め続けた結果が失われた30年でした。
根本の改革のない今のままの政策を進めたのでは、新たな地方利権(今度は循環経済利権)を生むだけで、日本の産業競争力が高まるとは思えないのはじーじだけなのでしょうか?
現状、欧米に比べて、日本の静脈産業の企業規模は相対的に小さく、その成長のためには、原材料たる再生資源の回収・分別の取組の強化や再生材使用製品の市場拡大も必要です。民間に予見性を示しつつ官民で投資を大胆に進めること、併せて関連制度の見直し、社会構造の改革を進めることが、強く豊かな国づくりに不可欠です。その際、俯瞰的なマクロアプローチ、緊要度・時間軸を意識したミクロアプローチの両輪が重要です。世界情勢を踏まえつつ、スピード感や現場感を持ち、事業者にも寄り添いながら循環経済を実現することが、日本経済復活への道です。
一応、第4章のお題目だけはピックアップしておきますね。
第1節 再生資源供給サプライチェーンの強靱じん化(重要鉱物、金属資源等)[(1)鉄(グリーン鉄)、(2)アルミ、(3)銅、(4)永久磁石 ]
1 再資源化拠点等の構築・ネットワーク形成
2 動静脈連携(製造業と資源循環産業)による産業競争力強化
3 循環資源の海外流出の抑制
4 一般消費者等の再生材の受容性向上と需要拡大に向けた環境整備
5 社会的課題への対応
第2節 日本をハブとする国際資源循環ネットワークの構築
第3節 地域循環資源の徹底活用による地域活性化、資源循環分野の国際ルール形成、国民運動
✅ じーじの所感
私に言わせたら「今頃になって」というお題目の山でした。
そのお題目を機能させて、本気で世界で戦える産業競争力を確保したいのなら、何度も言いますが、地方自治のあり方や中小企業基本法という根本の法改正に手を付ける気概が政治家に必要です。
今になって石原慎太郎さんの強引さが懐かしいです。



循環経済の実現を目指すのなら、仕組みを回すコアになる大企業を創り出していくくらいの抜本的な制度改革をやる気(気概)が必要です。しかし、今の政治家と官僚さんが作る計画では、常に「Too Little, Too Late」で、競争力の高まらない新たな利権を地方に産むだけの結果になると予見しておきますね。
規制緩和で創り出す大企業、必ずしも悪にあらず!
そんな産業競争力向上を置き去りにして、「強欲」による株高に沸く日本は、さてさて10年後にどうなっていることでしょうか?
頑張れ高市首相!
頑張れZ世代!
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