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平社員のきまぐれ日和①

ある雨の午後、歩いていた僕は、ふと足を止めた。

二階の小さな入り口から、かすかに古着の匂いと、Jazzが漏れてくる。

ドアを開けると、鈴の音が軽く鳴った。

「いらっしゃい……今日はどんな気分?」

カウンターから顔を出したのは、眼鏡をかけた少し眠そうな目をした店主の女性だった。  
店内はまるでタイムカプセル。70年代のデニム、80年代のレザージャケット、90年代のグラフィックTシャツが、まるで気まぐれな生き物のように所狭しと並んでいる。

「今日は特に探し物はないんですけど……」  
「それが一番いいんだよ、ここは」と彼女は微笑んだ。

僕は無造作にハンガーをめくり始めた。  
すると指に止まったのは、淡いブルーのワークシャツ。胸ポケットに小さな刺繍で「K」と書かれている。  
なんだか不思議と懐かしい感じがした。

「それ、気まぐれで仕入れたやつ。着てみた?」  
試着室のカーテンを閉め、袖を通した瞬間、なぜか肩の力がするっと抜けた。  
鏡に映る自分は、いつもより少しだけ優しく見えた。

レジに戻ると、店主が小さな紙袋にシャツを入れてくれた。  
袋には手書きで一言。

『今日のきまぐれに、ありがとう。』

外に出ると、雨は上がっていた。  
空は薄いオレンジ色に染まり、濡れたアスファルトがキラキラ光っている。

僕は新しいシャツの襟を立てながら、  
「また来よう」と思った。

ここに来るたびに、僕は少しだけ違う自分に出会う気がする。
さて、リバースにTCB足元vansで収録行くかな。。。


#Le Sans Pareil
#Champion
#TCB Jeans
#VANS


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