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【署名活動始めました!】小川の木々と生態系を守りたい。

こんにちは。実はこの冬、T-BOX造形教室に悲しいことがありました。工房の目の前にある小川沿いに生えている木々にピンクのテープで次々にしるしがつき、行政に問い合わせると伐採予定のしるしということでした。頼み込んで残してもらった数本だけが残り、木々は切られてしまいました。伐採の音や振動は、こちらの身も引き裂かれるような感覚でした。


新堀川の話。

小川の名前は新堀川(しんぼりがわ)。地図には庄内領悪水路と書かれています。田んぼからの排水が流れ込む小川だからかと思われます。ここでは、親しみを込めて新堀川と呼びたいと思います。
新堀川は、いまでは貴重になった「コンクリートの三面護岸がされていない水路」で川沿いの土手には木々が茂っていました。近年、上流の地域で新堀川沿いの木々が行政によって伐採されてきていたのは知っていました。そしてこの冬、T-BOX造形教室周辺の新堀川沿いの木々も切られてしまったのです。

私たちがなぜ、この伐採をこんなに悲しんでいるのかについてお話します。
新堀川は小さな小川で、先程ご紹介したようにコンクリート護岸がされていない「土手」が残る川です。木々が茂り私たちは暑い夏に木陰を享受していたし、生き物たちの残りわずかな拠り所となっています。街の中には公園のように点在する自然がありますが、このような小川は、この街の命を運ぶ「血管」のような存在です。実際、新堀川には多くの生き物がいます。イタチ、カワセミ、コゲラ、キジ、アオジ、ジョウビタキ、カルガモ、カワウ・・・・蝶やトンボ、蛙ももちろんいます。

新堀川の水を飲むイタチ

新堀川の木々は、鬱蒼としていたのも事実です。時には道路に干渉していることもあります。しかし、必要なのはきっと根元からの伐採ではなく、剪定などの細やかで適切な管理ではないでしょうか。伐採は行政からのオーダーとしてのわかりやすさなのかなぁと想像します。「この枝は残す、この枝は切りましょう」とひとつひとつ判断することが大変なのはわかります。わかりますが、だからと言って「すべてを伐採」というのは、雑なオーダーです。この街を「自分の家」と想像してください。自分の家のお手入れを、業者さんに雑にオーダーするでしょうか。
テレビから流れる綺麗で雄大などこかの大自然は守りたいよね、と思う人は多いと思います。では近所の木々はどうでしょうか。身近な木々は、守りたいどこかの大自然とは無関係で、あってもなくても変わらない?私たちはそうは思いません。あの大自然と、隣人である新堀川のこの木々は、どちらも地続きであり、地球の環境をもう崖っぷちで耐えて守ってくれているヒーローであると思われてしかたありません。

先に木々が切られた上流はいま、残された木々の根元から無数の枝が芽吹き、近い将来道路に干渉するでしょう。むき出しの土手が崩れれば、さらに大きな負担が生じます。
結局、行政が行った伐採は、道路に干渉する枝のお手入れから解放させてくれないのだと思います。ナンセンスです。・・・コンクリート護岸という話も聞こえてきそうな事態です。私たちは、悲しく思います。

T-BOX造形教室のすぐそばに、線路があります。夕方、電車が通り、行ってしまうと、田んぼに鳥が降り立ち、蛙の大合唱が再開しました。鳥も蛙も人間の営みと折り合いをつけて暮らしているのに、人間はどうでしょうか。「木は切ってしまってさっぱりしたい」とか、「生き物は害があるからいないほうがいい」という声が実際聞こえているのですが、本当にそうでしょうか。その先の世界に、私たち人間が住めるのかなぁと強く疑問に思います。

うれしいこともありました。

こんな状況の中での救いがいくつかあります。
私たちは有志でこの川を守るためにできることを続けています。夫が一人で始めたゴミ拾い。SNSに投稿すると「有志でゴミ拾いやりましょうよ、一緒に拾います」という声があがり、5年ほど前から年に2回、新堀川のゴミ拾い清掃を行っています。毎回10人程度が集まってくれるのです。
また、5月には埼玉県生態系保護協会春日部支部の方々を招き、自然観察会を開催しました。総勢24人が集まり、新堀川の生態に関心を寄せてくれました。
そして、夫が主宰する造形教室のこどもたちにこの活動の話をすると、こどもたちのほうから「じゃあポスター描こうよ!」と口々に言ってくれました。とてもうれしいことでした。何人もの生徒さんが一緒にポスターを描いたのです。

夫には秘かな野望があります。大きな夢です。
それは「いつか新堀川に蛍を復活させたい」というものです。ゴミを拾っても拾っても捨てる人が絶えないこの現状で、夢物語と言うひともいるかもしれません。しかし、夫は本気です。今月(2025年6月)から蛍の飼育を始めました。まだわからないことだらけですが、飼育の大先輩に教えを請いながらお世話しています。いただいたヘイケボタルの幼虫、さっそく光っています。ヘイケボタルはとても小さく微かな光ですが、暗闇で目を凝らせて見ると、心まで照らされるような気持ちになります。

次の冬に、新堀川沿い下流のまだ残っている木々の伐採が予定されているようです。

署名活動を始めました。

春日部市の環境政策課に提出する署名活動を始めました。

要望は4つ。
○新堀川周辺に残された貴重な動植物を認識してください。
○樹木は伐採ではなく適切な剪定などの維持管理をしてください。
○市民が憩える遊歩道になるためのトイレ(休憩所)の設置をお願いします。
○残された大切な自然を交流の場として市民に共有してください。

この街の豊かな自然を、行政、有志、農家、地域住民や子供たちと共に大切に守り育む選択を求めています。

オンライン署名にご協力ください。

オンライン署名も立ち上げました。賛同したいけど、紙の署名用紙に書きに行けないよという方、ぜひこちらからお願いいたします。コメントも残せます。

造形教室のこどもたちによるポスターはこちら↓↓↓

願いはシンプル。

伐採ではなく剪定を。市民と緑の共生を。

この街の豊かさを残しながらより良い街になりますように。

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