内祝いで届いた「竹屋牛肉店」さんの松阪牛(まつさかうし)が、胃にも心にも優しすぎた話。
人生には、自分事のように「おめでたい」と思える瞬間がある。 かつて同じ職場にいた部下の結婚と、新しい命の誕生。そんな立て続けの朗報は、日常にパッと明るい光を灯してくれるものだ。
ちょうど1年前位。 久しぶりに飲んでいた時に「結婚することになりました」と照れくさそうに報告を受けた。彼に大きなライフイベントが発生し、それを教えてくれたことは嬉しかった。
その後、今度は「無事に子供が生まれました」という幸せな知らせが届いた。 その知らせが嬉しくて、ささやかながら出産祝いを贈らせてもらった。もちろん、みんな大好き現金である。
先日、その「内祝い」として届いた物を見て、センスの良さにこれまた嬉しくなった。
期待しかない松阪牛
届いたのは、三重県津市に店を構える松阪牛一頭買いの銘店「竹屋牛肉店」の焼肉セット。 ずっしりとした木箱の蓋を開けると、お肉のデパート。
めっちゃ美味しそうなのですが、この歳になると「脂が重たくないだろうか」と、その点が心配になります。
だがしかし、その不安は最初の一切れを口にした瞬間、文字通り跡形もなく溶けて消え去った。
なんとも美味しい、まつさかうし
脂の軽さに驚き
こちらのお店が一頭買いで厳選した肉は、脂の融点が極めて低いのだろう。口の中の温度ですぐに液体へと変わり、ベタつきを残さず、むしろその脂自体が上質な「出汁」のような甘みと旨味を運んでくる。
「これは赤身の旨みが強いな」「こっちは脂の甘みが爆発している」 最初はそんな風に部位ごとの違いを分析しながら楽しもうと思っていた。だが、無理だった。気づけば「美味しい」とだけ思いながら食べ終わっていた。
最高の「お返し」に感謝を込めて
美味しいギフトは日本中にたくさんあるけれど、仲良くしてくれた以前の部下が「本当に良いもの」を届けてくれたのが嬉しかったという、さもないご報告でした。
