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無料記事vol.1 『構図の取り方。人によって構図の特徴が変わる』

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その中から、いくつか無料の記事を公開しております。
どんなことを書いているのか、を見ていただける機会になればと思います。
読んでみていただけたら幸いです。

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ー 絵について ー

構図の取り方。人によって構図の特徴が変わる

( 2023・4・7 掲載 定期購読マガジン【 絵について表現について。】より)


除湿機も加湿器もほしいヒロです(空気中の水分を)(コントロールさせて)


最近、構図を作れるようになってきました! 以前は苦手だったのですが、どこかの時点で構図についての理解が深まり、自分の絵で構図について考えながら描けるようになりました。

「構図」って目に見えづらい要素があるから理解しづらいような気がしていて、自分が構図について理解が深まった経緯を共有することで、構図の体系化について考えられたらと思います。


構図はすごく大事で、作家の視点がすごく反映されるので、そういうことについて。


▼  「日の丸構図」ばかりになるのは成長の過程

絵で伝えたいことを伝える為の「大きな要素」っていくつかあるのですが、例えば

・構図
・デザイン
・色(光)

だと思います。
こういった「大きな要素」のうちのひとつが「構図」なので、構図を作る能力を上げることは良い絵を描けるようになるためにはすごくすごく大事です。


ただ、構図って見えてはいるのですが「認識しづらい」ので、構図を作る力ってわかりづらいんだと思います。でも前述したようにすごく大きな要素なのでとても大事です。


僕は着彩をメインに仕事を長い間してきたので、「構図を作る力」がすごく弱かったです。ほんの数年前までかなり弱かった。今は欲しいような構図で絵を描く能力はついてきました。この認識しづらい能力を上達させるために以下のようなことが効果的でした。


・実践をして、良いフィードバックをもらう 僕は仕事で実践をしましたが、自主的に絵を描くのでも良いはずです。着彩メインで仕事をしていたところ、構図も作る仕事が舞い込んできました。特に印象的だったのは「上側にパースを絞ってもらえますか」というフィードバックをもらったこと。

こういった垂直に線が伸びていた構図の絵を

こんな感じで底辺の幅を広げて上辺の幅を狭めました。

これが何を意味するかというと「空間」です。 具体的な話をすると、「レンズ」「パース」を表現しています。それらを表現することで、「空間」を平面の中に作っています。

このフィードバックをもらった時が一番「構図への理解」が深まりました。


絵の仕事はいくつか種類がありますが、僕は映像を主な仕事にしていて、映像の仕事では画面の中に空間を作るのが構図の大きな役割だと考えています。


パース、レンズを表現することで「目で見ている」状態を疑似的に表現することで、平面の中に「空間」が現れる。これはすごく勉強になりました。


でもしばらく同じように構図を作る仕事をしていたのですが、どうしても「日の丸構図」になってしまっていました。こういう構図です。

これは構図の種類の中でも一番シンプルでわかりやすいので、ついついこの構図になってしまっていました。同じようについつい日の丸構図になってしまっている人がたくさんいるんじゃないかと推測しています。


これは「成長の過程」なんだと思いました。


「構図への意識」が芽生えたとしても、「では次回から応用を効かせていろんな構図を作れる」なんてことがあるわけはなく、技術習得と同じでちょっとずつちょっとずつ理解していくはずです。

構図の理解の過程で日の丸構図を多用するというのはほぼ必ず通る道なんだと思いました。


▼  人による興味の違いが構図に表れる

僕は仕事ではコンセプトアーティストでも「ペインター」と呼ばれるカテゴリーに分類されます。よくある仕事の流れでは、「デザイナー」が構図を作って「ペインター」が着彩するという流れが多いです。日本のアニメでもアニメーターが線画で構図を作って美術背景マンが着彩をします。


デザイナーとペインターに別れているのは、人は大きくわけてどちらかに分類される傾向があるからだと思いました。


それは人それぞれの脳のクセみたいなものだと思うのですが、デザイナータイプの人とペインタータイプの人は同じものを見ても「見ている場所」が違うんです。

これが「視点の違い」です。

例えばこの絵を見た時に「ブタのぬいぐるみだ」と思う人もいれば「影側に寒色が入ってる」と思ったり、「背景は木なのかな?」と思う人もいます。まったく別のことを思う人もいる。


この「視点の違い」は「構図」にも現れます。例えば https://www.instagram.com/tadahirouesugi/

イラストレーターの上杉忠弘さんのインスタですが、日常風景の中に記号を見つけている。「自然物の中の不自然」を見つけようとしてます。興味深い構図です。


僕の場合は「自然の中の自然を強調する」という方向性なのでかなり視点が違います。上杉さんはデザイナータイプの絵描きなんだと思います。


このペインター、デザイナータイプ診断はまだはっきり体系化できていないですが、構図について体系化するのにも役立ちそうなので今後また考えていきたいと思います。


情報量が多く長くなりましたが、「構図」は「認識しづらい能力」だけど「大きな要素」なのですごく大事だというお話で、作者の「視点」の違いが反映されやすい能力なんだと思います。


みんなそれぞれの視点があるから、みんなが違うということを理解するのは仕事をする上でも、人と関わる上でもとても大事なんだと思います。


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