無料記事vol.5 『絵を描くスピードが上がったのは、デジタルとアナログを行き来したのが大きい』
ゴキンジョコミュニティ(http://qr.paps.jp/hLKv2) 内で、
週2回更新している『 絵について 』と『 仕事について 』の記事を
note / 定期購読マガジン【 絵について表現について。】で掲載しています。
その中から、いくつか無料の記事を公開しております。
どんなことを書いているのか、を見ていただける機会になればと思います。
読んでみていただけたら幸いです。
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絵について
絵を描くスピードが上がったのは、
デジタルとアナログを行き来したのが大きい
( 2023・4・14掲載 定期購読マガジン【 絵について表現について。】より)
コンビニコーヒーは1杯飲むと胃が苦しくなるけどスタバのコーヒーはならないので値段の差によって何かが違うのを体感してるヒロです(高いものが高い理由?)
先日こういったツイートをしました。
デジタルで絵を描き続けてたら水彩絵の具でも描けるようになっていたので、デジタルもアナログも「絵を描く」という行為の本質は同じなのを証明できたように思いました(前半2つがデジタル) pic.twitter.com/fbyaoTN7r3
— ヒロ/Hiro(ゴキンジョ) (@hiro_gokinjyo) April 13, 2023
僕はもともとデジタルツールでペインティング(色塗り)を始めました。絵を始めるのにデジタルからというのは今では割と当たり前ですが、僕が最初の世代くらいじゃないでしょうか。
デジタルツールとアナログツールの関係性について、僕の実体験を共有しようと思います。
ツイートで「絵を描くという行為の本質」と言っていますが、そういったことについてと、両方を試した結果に何が起きたのかについてです。
▼ 水彩絵の具で絵を描いたらデジタルで絵を描くスピードが上がった
アナログだと「はみ出さないように塗る」ということに大きな手間をかけないといけませんでした。
でもデジタルは「レイヤーわけ」をしたり「クリッピング」という機能を使うことで手軽にはみ出さないように塗ることができます。
それと「一度描いたものを変更する」のが簡単なのも大きな特徴です。
そういったことは「最終的な見栄えをよくする」ことに繋がるので、「アナログだとかかっていた手間」が下がったのがデジタルツールのすごいところです。
「レイヤーを上手に扱える」ことがすごく重要です。レイヤーの扱い方を知るだけで上手に絵を描けるようになるので、そういったことをゴキンジョのスクールでは教えているのですが、一方で「レイヤーを管理する手間」が増えます。
これはけっこうな落とし穴だと思っていて、「レイヤーを管理する手間」に脳のリソースがとられて絵を描くことに集中できない、疲れる、ということが発生します。
これが「時間がかかる」ということに繋がっている。
アナログ水彩絵の具で絵を描くのを試した時期があったのですが、アナログではレイヤーが無いのでデジタルに例えるなら1枚のレイヤーに描かないといけない。
これは「レイヤーを管理する手間」を強制的にシャットアウトして、1枚のレイヤーでどう描くかを考えることになります。これがすごく効果的でした。
アナログ絵の具で描いた後にデジタルに戻るとレイヤーの使い方がより効率的になったので、レイヤー数が減り管理する手間が減って絵がシンプルに見やすくなりました。
「絵を描く」ことの本質が同じだと仮定すると、アナログとデジタルを行き来することでそれぞれでしか得られない良さを得ることができました。1人だとアナログのハードルが高いと思うので、どこかのタイミングでコミュニティやクラスなどでイベントとしてアナログ絵の具を使うイベントをしたらどうかと考えています。
▼「絵を描く」ことの本質
「絵を描く行為の本質」で僕が思うのは、
・観察する(入力)
・道具の使い方がある程度わかる
・絵の具の特性がある程度わかる
・筆を思ったように動かせる
といったことなのではと考えています。
これはアナログでもデジタルでも、道具が変わったり別の表現行為でもまったく同じだと思っていて、この本質部分を分解して「具体的な行為」として考えると表現行為が魔法ではなく誰にでもできることになるんだと思います。
昔は色をつけるのに「絵の具」を準備して、それを使いこなさないといけませんでした。絵の具は値段が高い、使う準備、使い終わった後に綺麗に洗わないといけないなど、そういった「手間」を考えると「絵を描く」という行為のハードルがものすごく高かったはずです。今よりも肉体に依存した行為だと思います。
そういった「いわゆる絵を描く」行為の裏にあるハードルによって絵を描く、表現行為をできる人の数が限られていたと考えています。
でも今はデジタルツールによって道具を準備して、洗って、といったような「アナログで発生していた手間」が無くなったことで絵を描く人口がものすごく増えたんだと思います。肉体に依存する度合いが減ったのでより多くの人ができるようになったのではと。(あとデジタルツールは絵を描く以外にも使えるので結果的に「安い」です)
「肉体に依存すること」は例えば「足の速さ」とか「背の高さ」など、先天的にある程度決まっていることが多いと思います。これは「脳の働き」も同じだと思っていて、同時に処理できる量は人によるはずです。
だとしたらこの「運良く生まれ持ったものの差」を縮めることがより多くの人にとっての幸せに繋がるのではと考えています。
ゴキンジョでは「社会に出てから新しいスキルを得てそれを仕事にできる」という流れをより大きくできたらと考えています。
表現活動や勉強に時間を使えるのは、そういった「環境」が「運良く」ある場合が多いと思っていて、「自分のために使える時間」の差には不公平さを感じます。
その差をできるだけ縮めることが、絵を描くことにはデジタルツールを使うことで実現できることがわかってきたので、もうちょっとこのへんを研究して必要とする人に届けられるようになっていきたいと考えています。
デジタルでもアナログでも絵を描くことには違いがなく、「楽しむことができる」のも変わりがないので、できるなら楽しんでみんなでやっていけたらと思います。
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