『自由からの逃走』
読みはじめると、「なんで買ってしまったのか…」「この本から自由になりたい!」と感じてしまいました(笑)
とにかく難しいです。なんとか読み切ったのでアウトプットします。本来はゆっくりじっくり読む本なのでしょう。
著者は、エーリッヒ・フロムです。フロムというと『愛するということ』が有名でしょうか。
私が購入した時点で、なんと131版!(1951年発行)
そんなに読み継がれているのに、40年以上の人生の中でタイトルを聞いたこともなかったのは、やっぱり難しいから?
一緒に学びましょう!💪
なぜ難しく感じるのか?

けっこうな前提知識が求められると感じました。
前提知識がないと「一体、何の話をしているの?」と、話に入っていけないんですよね。雰囲気はわかるのですが。
「自由の歴史」の話もあるので、中世、16世紀あたりの歴史観の知識も必要になってきます。
人物名で言うと、
①ルター
②カルヴァン
③フロイト
はかなりの文量で登場します。あとは、アドラー、マルクス、ウェーバーなどの哲学や心理学につうじる人たちでしょうか。
私の場合、ルター、カルヴァンはわからないのですが、フロイト、哲学、心理学を少しかじっていたので多少はわかったくらいでしょうか。
宗教、マゾヒズム・サディズム、ナチズムなどの話も出てきます。『愛するということ』の内容と共通も話題もありました。
自由になりたいのか、なりたくないのか、どっちなんだい!

ちなみにみなさん、
「自由」になりたいですか?
「はい」と答えたかた、・・・本当ですか?
というのも、
人間って、「自由を求める欲望」を持ちつつ「服従を求める本能的な欲求」もあると、相反するものを同時に持つという話なんです。
ということを言うと、いや、そもそも何を対象とした自由の話か? ということになりますよね。
「積極的」か「消極的」か

積極的な、「○○への自由」
消極的な、「○○からの自由」
この2種類をとってみても、全然ちがった話になります。
ところで、日本国憲法を学んでいると「自由」についても学びます。行政書士をとろうとすると憲法も学ぶのです。
「国家からの自由」(自由権)とか「国家による自由」(社会権)なども学び、本書とのつながりを感じたのはちょっとおもしろかったところです。
「自由」になったらなったで「不安」になる

「自由」って、単純に「よいもの」なのでしょうか?
本書的には、「そんなことないよ」ということになります。
自由になると生まれてくるのが、
無力感と孤独感
です。例として、単純に「一人になったとき」のことを想像してみてください。
私も一人は好きなのですが、「じゃあ、何年間もたった一人で生活してください」と言われると、「それはイヤだな」と思うわけです。
他には、脱サラして自由になったら、安定性と帰属感を奪われてしまいますよね。
自由になったあとの選択肢として、2つの道があるわけですが、

結局のところ、本書の結論としては、
自由になっても、新しい束縛に逃避する
それは、不可避!
ということになっています。
「じゃあどうするんだよ!?」ということで、本書の中でヒントがありました。それが、
自分自身であれ!

ということです。どゆこと!?
その前段階の問いとして、
自分の意志・思考・感情はほんとうに自分のものか?
と聞かれます。むむ?
自分の意志・思考・感情は、自分の中から生まれたものではなく、外部からそう考えるように思わされているだけの「にせもの」ではないか?
ということです。
人間だから、当然外部からの影響を受けて生活しているわけです。大量の情報にさらされている現代なら、昔よりさらに影響を受けている。
少なからず「にせもの」が紛れ込んでいるのはしょうがないでしょう。その境界線を区別するのも難しそうです。

「これって、ほんとうに自分の中から生まれた意志・思考・感情なんだろうか?」
ときどき立ち止まって考えてみるといいかもしれませんね。
「自由」もそうやって自分で「これは自由がいい」「これは依存してもいい」と決めれば、それはそれでOKなんだと思うのです。
ちょっと古い「自由」

本書自体が1951年発行ということもあり、本書で扱う「自由」も、ちょっと古い概念なのかなと感じました。
もちろん普遍的な部分もあるのですが、アップデートすべきこともあるように感じました。
じゃあ、いまの「自由」ってなんだろうね?
そんなことをちょっと一人になって考えてみるのもいかがでしょうか。
まとめ

普段、何気なくつかっている言葉ほど難しい。本を読んでいるとよく感じることです。「自由」もそのひとつでしょう。
私の苦手な歴史の話から、宗教・哲学・心理学などなどもりもり盛りだくさんで説明されて難しいのなんの。
『自由からの逃走』・・・たしかに本書を読んでいると逃げ出したい気持ちにもなるってもんです。
こんなに難しいなら、「もうフロムの本は読まない!」と思いそうなものでが、フロムの『生きるということ』という本もタイトルに惹かれます。
もしかして「学びのドM」なのかもしれませんね(笑)
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
読書期間 2025/08/03-2025/08/14
初版発行 1951/12/30
<ご購入はこちらからどうぞ(楽天アフィリエイト)>

<この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?>
いいなと思ったら応援しよう!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
楽しく、読みやすいnoteになるように今後もがんばっていきます。