「人権」は、敵を作って殴るための言葉ではない。「人権」とは、私たちが「殴れる状況」に置かれたときに、まず自分の拳を縛るための手続きである。

私が「人権バカ」を許せないのは、「人権」を「自分は安全な場所にいながら、他者を『権威主義』への攻撃へと駆り立てる便利なツール」として使っていることです。

「人権」は「敵を作って殴る」ための道具じゃない。

「権威主義」という言葉も、「敵」を「悪魔化」するための言葉じゃない。

「権威主義を攻撃せよ」みたいな動員は、むしろ「人権の語彙」を暴力の側に寄せる。

もし「普遍的」な原理として「人権」を語りたいなら、まず「だれに対しても、例外なく」適用される手続と抑制を語ってほしい。