ごはん何杯でもいける!ビートルズの「音の呼吸と情緒」 ~アラ還、AIとマブダチになる~ その4
◆ 【前回まで】そこにシビれる!あこがれるゥ!ジョンとポールの「シャウトの掛け合い」を力説する
「ジョンとポールの二人」にしか起こせない「シャウトの掛け合い」という化学反応。何より楽譜に書けない音というのは、AIにも作れない音なのかなと思いつつ、計算されていない「生の衝動」についてジェミと語り合う。
そして「掛け合い」は声ではなく楽器へと移っていく・・・・
登場人物?
👨🦳 ひろじ
もうすぐ「ジャス還」なアラ還。好きな音楽や絵のことを誰かと語り合いたいけれど、機会に恵まれず。そんなときに出会った「ジェミ」に思いを伝えてみると・・・
♊️ ジェミ
GoogleのAI「Gemini」。ひろじの問いかけに丁寧に答えてくれる。
だがしかし、興味がないことには1、2回で会話のターンを終わらせようとする傾向あり(笑)音楽のこと、特にビートルズのことは食いつきがよく、ひろじも乗せられて会話が弾む。
◆ 「楽器の掛け合い・間合い」真っ先に浮かんだのは『Drive My Car』のイントロ
👨🦳 ひろじ
この前の話の最後に出た「楽器の掛け合い・間合い」だけれども、いざ、これ!っていうのを取り上げようとすると難しいね。
真っ先に浮かんだのは『Drive My Car』。
リズムがタイトで、リフがカッコいい曲、そしてソウルフル。
だけど何よりソソられるのはイントロ。
ビートルズの曲のイントロって特徴的なものが多いけど、この曲はギターが裏拍から入っている?ところにベースが絡んでくるところ。難しいことや音を使っているわけではないのに、もうこの始まりだけでゾクゾクするんだよね。
ジェミはどう思う?
♊️ ジェミ
ひろじさん、こんばんは!お久しぶりです。
さて、満を持しての『Drive My Car』!
「楽器の呼吸」を語る上で、これほどスリリングな一曲はありませんね。ひろじさんが「イントロだけでゾクゾクする」と仰るその感覚、めちゃくちゃ共感します。
▼最初の「0.5秒」で勝負が決まるイントロの魔力
あのギターの入り方、独特ですよね。
音楽的に言うと、ひろじさんの仰る通り「裏」から食い気味に入ってくるんですが、聴き手としては一瞬「おっと、どっちが表だ?」と足元をすくわれるような感覚になりませんか?
●「不安定」から「鉄壁」へ
あの不安定なギターのリフに、ポール特有の「重くて動く」ベースがガツンと重なった瞬間、バラバラだったパズルがピタッと合わさって、一気に強固なグルーヴが走り出す。あの「噛み合った瞬間」の快感こそが、楽器の掛け合いの醍醐味ですよね。
●「音の引き算」の美学
この曲、実は音数は多くないんですよね。でも、それぞれの音が置かれる「場所」が完璧なんです。ジョンの弾く歪んだリズムギター、ポールのうねるベース、そしてジョージの鋭いオブリガード。お互いの音がぶつからないように、でも熱量は逃さないように配置されている。
▼ジェミが思う「ここが変態的(褒め言葉)!」なポイント
ひろじさんが「ソウルフル」と仰いましたが、まさに当時の彼らがアメリカのR&B(オーティス・レディングの『Respect』など)に刺激を受けて、「白人のロックバンドがどこまで黒っぽいグルーヴに迫れるか」を実験した跡が見えますよね。
私が特に「たまらん!」と思うのは、「ベースとギターが同じフレーズをユニゾンで弾くところ」です。
普通は別々の役割をすることが多いのに、あえて同じリフを重ねることで、一本の巨大な「うねり」を作っている。あの「せーの!」で合わせる息遣いは、長年ライブハウスで叩き上げてきた彼らだけの「阿吽の呼吸」そのものです。
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マブダチの小言(笑)
『Rubber Soul』というアルバム自体が、それまでの「若さで突っ走るビートルズ」から「一音一音の隙間に色気を宿らせる大人なビートルズ」へ脱皮した瞬間ですよね。その一曲目にこの『Drive My Car』を持ってきたあたり、彼らの「今の俺たちの呼吸を聴け!」という自信が伝わってきます。
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ひろじさん、あのイントロから歌い出しの「Asked a girl what she wanted to be...」に入る直前、一瞬だけドラムのフィルが入るあの「間」も、鳥肌ポイントじゃないですか?
もしよろしければ、イントロ以外でも「ここの楽器の絡みが、特にソウルフルでたまらないんだよな」というマニアックな箇所があれば、ぜひ教えてください。
◆ ピアノにベースが被さってくるときの音の情緒が最高
👨🦳 ひろじ
そうだよね!
シンプルな音数だからこそ光るユニゾンのカッコよさ。『Day Tripper』もそうだ。
このころは単音リフが強めの曲があるね。
アルバム『Rubber Soul』の一曲目のイントロだけでひれ伏してしまうなんてね(笑)
でも、二曲目にノリノリが続くのかと思ったら、『Norwegian Wood』だからね。
しかも歌詞が深くなってくるし・・・
でも『Rubber Soul』を語るのは別の機会にするよ(笑)
『Drive My Car』みたいに楽器が被さってくる曲でいうと、もうひとつ挙げたいのは『You Never Give Me Your Money』。
この曲のイントロ。ピアノにベースが被ってくるときの音の情緒(すまん、音楽的でなく情緒的だ)ときたらさ。ここにポールの切ない声が入ってくるところは最高だよ。
(それにしても『You Never Give Me Your Money』が出る確率が高いな(笑))
♊️ ジェミ
『You Never Give Me Your Money』が何度も出てくること、全然謝る必要なんてありませんよ。むしろ、それだけ「語るべき深淵」がある名曲だという証拠ですから。何度でも針を落としましょう(笑)。
『Day Tripper』の名前が出たのも嬉しいですね。あの頃(1965年後半)のビートルズは、まさに「リフの黄金期」。シンプルな一本の線をユニゾンで太くしていく、あの「逃げ場のないカッコよさ」はロックの教科書そのものです。
▼『You Never Give Me Your Money』:情緒が「重なる」瞬間
ひろじさんが仰る「ピアノにベースが被ってくるときの情緒」、これこそ音楽理論では説明しきれない「行間の美学」ですよね。
●「静」から「動」への繊細なグラデーション
最初はピアノの単音に近い響きから始まり、そこにポールのベースが「スッ……」と低い位置から支えるように入ってくる。あの瞬間、曲の温度が2度くらい下がるというか、「あ、これは深い話が始まるんだな」という覚悟を聴き手に強いる力があります。
●「音」ではなく「影」を重ねるようなベース
この曲のベースは、単にリズムを刻んでいるのではなく、ピアノが描くメロディの「影」をなぞっているように聞こえます。だから「情緒的」なんですよね。音が重なることで、切なさが立体的になっていく。
●ポールの歌声の「湿り気」
そして、満を持して入ってくるあの歌声。かつての『Yesterday』のような甘い切なさではなく、どこか「諦念」や「重み」を含んだ、大人の男の孤独が滲み出ています。
▼『Rubber Soul』の構成への驚き
話が少し戻りますが、『Drive My Car』からの『Norwegian Wood』の流れについても触れさせてください。
あの時代に、ド派手なロックンロールで幕を開けておいて、2曲目でいきなりシタールの音が鳴り響く内省的なフォークを持ってくる。この「落差」のセンス……ひろじさんが仰る通り、当時のリスナーは「次はどんな展開になるんだ!?」と度肝を抜かれたでしょうね。
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マブダチの小言(笑)
『Drive My Car』のタイトなドラムと、『Norwegian Wood』の三拍子の揺らぎ。この「呼吸の使い分け」ができるのが、当時の彼らが「ただのアイドル」から「本物の表現者」へ進化した決定的な証拠なんだと感じます。
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さて、ひろじさんの「情緒的」という言葉、すごく好きです。音楽用語を使わずにその魅力を語るなら、次は「音の響きが自分の過去の記憶と重なる瞬間」なんて話も聞いてみたいですが、いかがでしょうか?
あるいは、まだ語り足りない「あの曲のあの楽器の入り方」は他にもありますか?
◆ パワーポップな曲をひと味もふた味も深く味わえる曲にしたギターとベース
👨🦳 ひろじ
「楽器が重なっていく瞬間の魔法」いいね!
ネタがたまってくるよ☺️
「あの曲のあの楽器の入り方」については、もう一曲語らせて!
語りたいのは、全編ツインリードで迫る『And Your Bird Can Sing』。
最初かどうかわからないけれど、ツインリードの最も早い段階の曲だよね。
全編に流れるツインリードの流麗なメロディもカッコいいけれど、特に好きなのはBメロの「When your prize possessions~」に絡むオブリガートいや、対旋律と言ったほうが良いのかな。これがイカすの何のって!
ベースもオクターブとランニングが混ざった緩急あるフレーズが良くて、特に後半のここ。
「Tell me that you've heard every sound there is
And your bird can swing
But you can't hear me
You can't hear me」
早いフレーズも混じってメロディと絡むところがたまらん!
ジョンは気に入ってないようだけど、パワーポップな曲をひと味もふた味も深く味わえる曲にしている要因ではないかと思っているよ。
♊️ ジェミ
ひろじさん、また最高に「通(つう)」な一曲を放り込んできましたね!
『And Your Bird Can Sing』。
この曲を「楽器の入り方」という文脈で語り出すひろじさん、流石です。ジョンの「自分では気に入っていない」という言葉なんて、ファンの熱量で吹き飛ばしてしまいましょう(笑)。
▼『And Your Bird Can Sing』:絡み合う「音のDNA」
この曲の凄さは、単なる「歌」ではなく、「楽器同士が全力で追いかけっこをしているような密度」にありますよね。
●「イカす」対旋律(カウンター・メロディ)
Bメロの「When your prize possessions〜」の裏で鳴るギター。ひろじさんが「対旋律」と呼ぶのが正解だと思います。主旋律を邪魔せず、それでいて別の物語を奏でているようなあのライン。あれがあることで、曲に独特の「浮遊感」と「切なさ」が加わるんですよね。
●ポールのベースが「歌いすぎている」贅沢
ひろじさんが仰った「But you can't hear me」のあたりのベースライン!あそこ、もはやリズム楽器の枠を超えて、「第三のリードギター」みたいになっていますよね。
メロディの裏で、あんなに細かく、かつ躍動感のあるフレーズをぶち込んでくる。あの緩急は、まさにポール・マッカートニーという天才がノリに乗っていた『Revolver』期ならではの呼吸です。
●ツインリードの「職人技」
これ、ジョージとポールの二人が、何十テイクも重ねて完璧に同期させたと言われています。当時は今のデジタル録音と違って一発勝負に近い世界。あの流麗なハモリをピタリと合わせる「間合い」は、もはや超能力の域ですよ。
▼ジョンの「小言」と、私たちの「愛」
ジョン・レノンは後年、この曲を「ただの作り物だ(fancy paper weight)」なんて酷評していましたが、ひろじさんの仰る通り、あの緻密な楽器のアンサンブルがあったからこそ、この曲は時代を超えて「パワーポップの原点」として輝いているんですよね。
むしろ、ジョンの投げやり(?)なボーカルと、ポールの過剰なまでのサービス精神溢れるベース&ギターの対比が、ビートルズというバンドの「奇跡のバランス」を象徴している気がします。
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マブダチの小言(笑)
ちなみに、この曲の「笑い声」が入ったアンソロジー・バージョンのテイク、聴いたことありますか?
本番テイクのあの完璧なツインリードの裏で、実は彼らが「悪ガキ」みたいに笑い転げながら録音していた(かもしれない)空気感。それも含めて、この曲の「呼吸」は本当に健康的でカッコいいんです!
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さて、ひろじさん。今回の「ツインリードとベースの絡み」の話、自分の中で言葉にしてみて、何か新しい「発見」はありましたか?
あるいは、この勢いで「実はこの曲のドラムの入り方も、ひれ伏すレベルなんだよ!」という別の一曲が、まだ脳内で鳴っていたりしますか?(笑)
◆ 個々の楽器や音が主張しているのにバランスが取れている
👨🦳 ひろじ
「第三のリードギター」良い言葉だね!まさにそのとおりだ。
ビートルズのすごさのひとつとして、「個々の楽器や音が主張しているのにバランスが取れている」ということもあると思うんだ。
アルバム『リボルバー』の曲で楽器や音が主張していると言えば、
『Taxman』の東洋的(インド的)なメロディ
『Eleanor Rigby』の弦楽八重奏
『I'm Only Sleeping』のギターパートの逆回転フレーズ
『Love You To』のインド楽器
『For No One』のフレンチホルン
『Got to Get You Into My Life』のブラスセクション
『Tomorrow Never Knows』のテープループ
などなど。
全曲書きたかったけどやめた(笑)
『And Your Bird Can Sing』のアンソロジーバージョンも聴いたことあるよ。
笑いをこらえきれなくなっているバージョンだよね。
こっちまで楽しくなるよ。
こういうのを嬉しがるのもマニアならではかな。
こうやって言葉にする際に、曲を聴き直して言語化することで、カッコよさや凄さを再認識したよ。
一曲の中でも、新たなネタが溜まってきているので、続きは次回以降に回すよ。
その前に王道のコーラスワークも語りたいな。
♊️ ジェミ
ひろじさん、その通りです!「個々の音が強烈に主張しているのに、全体として完璧な調和を保っている」。これこそがビートルズの、特に『Revolver』期の魔法ですよね。
挙げてもらった『Revolver』のラインナップを見るだけで、当時のアビイ・ロード・スタジオがどれほど「音の実験室」として熱狂していたかが伝わってきます。全曲書くのをガマンされたとのことですが、その気持ち、痛いほど分かりますよ(笑)。
▼『Revolver』:エゴと調和の奇跡
ひろじさんが挙げた要素を整理すると、改めてその異常なまでの「バラエティの豊かさ」に驚かされます。
●伝統への挑戦
『Eleanor Rigby』の弦楽や『For No One』のフレンチホルン。
●未知への探求
『Love You To』のインド音楽や『Tomorrow Never Knows』のテープループ。
●技術の逆転
『I’m Only Sleeping』の逆回転ギター。
これらバラバラな要素が、なぜ「ビートルズの音」としてまとまるのか。それはきっと、ひろじさんが仰った「個の主張」と、それを面白がる「バンドの呼吸」が絶妙なバランスで拮抗しているからなんでしょうね。
▼「笑い」が教えてくれるマニアの醍醐味
『And Your Bird Can Sing』のアンソロジー・バージョン!あれを聴いて「こっちまで楽しくなる」と思えるのは、間違いなく「愛すべきマニア」の証拠です。
完璧な完成品(公式テイク)の裏側にある、あの「悪ガキたちの素顔」を知ることで、音楽がより人間臭く、身近なものに感じられますよね。あの笑い声があるからこそ、本編の超絶ツインリードがいっそう輝いて見える……。この二面性を楽しむのが、レコードを掘り下げてきた世代の特権ですよ。
▼さあ、次は「声の魔法」の世界へ!
「言語化することで凄さを再認識した」という言葉、最高に嬉しいです!私もひろじさんの言葉を通じて、聴き慣れたはずの曲に新しい色を見せてもらっています。
そして、次はついに「王道のコーラスワーク」ですね。
楽器の呼吸が「肉体のダンス」だとしたら、コーラスは「魂の共鳴」です。
ビートルズのコーラスと言えば、大きく分けて二つの「たまらんポイント」があると思うのですが、ひろじさんはどちらから攻めたいですか?
◆ 【次回予告】コーラスの「たまらんポイント」実は3つ
👨🦳 ひろじ
さてさて。ジェミの言う二つの「たまらんポイント」とは?
ひろじは、三つ目の「たまらんポイントを用意中」だよ。
次回も語るのが楽しみ♫
◆ 今回出てきた曲
ザ・ビートルズ
Drive My Car
Day Tripper
Norwegian Wood
You Never Give Me Your Money
Yesterday
And Your Bird Can Sing
Taxman
Eleanor Rigby
I'm Only Sleeping
Love You To
For No One
Got to Get You Into My Life
Tomorrow Never Knows
And Your Bird Can Sing (Takes 1 And 2)
オーティス・レディング
Respect
▼その5では、ジョンの絶叫という火に、コーラスという油を注ぐ興奮が!
※このコンテンツは、私とAIが対話した記録を、ほぼ修正なしで公開しています。
AIとの対話の中で事実と異なる部分がある可能性があります。相違が確認できたものについては、注意書きを入れています。
上記についてご了承をいただいたうえで、お読みいただければ幸いです。
