最新 : アスタキサンチンと心臓病 : 細胞レベルで血管を守る、天然色素の心血管保護作用
心臓病・脳卒中に代表される心血管疾患は、世界の全死亡原因の約30%を占めるとされています。日本においても、がんに次ぐ主要な死因として長年にわたり問題視されており、生活習慣病の予防という観点から、栄養と心臓の関係への関心は年々高まっています。
心血管疾患の怖いところは、発症するずっと前から「静かに」進行しているという点です。動脈硬化や血管の炎症は、自覚症状がほぼないまま何年もかけて進行し、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中という形で表面化します。つまり、症状が出てから対処するのでは遅いのです。
こうした背景から、近年注目を集めているのが「アスタキサンチン」です。アスタキサンチンは、サーモンやえびなどの海洋生物に含まれる天然の赤い色素で、強力な抗酸化・抗炎症作用を持つことが科学的に示されています。
今回は、Mercola博士による分析記事をもとに、アスタキサンチンが心臓の健康にどう関わるのかを詳しく解説します。
◼️要点
アスタキサンチンは細胞膜に直接入り込んで、活性酸素や炎症から血管を守る働きをします。ビタミンEやベータカロテンなど、過去の大規模試験で効果が確認できなかった抗酸化物質とは、作用のしくみが異なります。
複数の研究で、アスタキサンチンの摂取によって血管の柔軟性の維持・血流の改善・心臓組織の保護が確認されており、心血管疾患の根本的な発症メカニズムに対して作用することが示されています。
アスタキサンチンの効果は、ダメージが生じた後ではなく「前もって継続的に摂取する」ことが重要で、天然由来の素材(微細藻類由来)を選ぶことが推奨されています。
心血管疾患はなぜ静かに進行するのか
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