オートバイに乗りたい
本州では夏のうだるような暑さが到来する梅雨前のこの時期は、オートバイのベストシーズンとされる。暑いのは嫌だ、寒いのは嫌だと言っていると、乗る日がなくなってしまうので、僕はあまり考えないようにしているが、確かにこの時期は風が気持ち良いし、若草が萌えてきて、風に乗ったその香りを楽しみながら乗るオートバイは格別である。
時折、人にオートバイの良さを聞かれるのだが、僕はオートバイに乗っているだけでその日が冒険に変わるところだと答えている。「走る・曲がる・止まる・倒れる」がバイクの特徴だと自動車学校の指導員の方も言っていたが、この「倒れる」という特徴が冒険度合いを引き上げるのである。
だから距離なんか関係ない。自宅から5キロほど先のびっくりドンキーにオートバイで行くのも立派な冒険だと思っている。そしてそこで食べるチーズバーグディッシュは自動車で行くよりも断然おいしく感じる。なぜなら冒険の最中の食事だから。自動車でびっくりドンキーに行くことが冒険だと思っている人は、たぶん同じく断然おいしく感じることだろう。冒険なんだから。とにかくびっくりドンキーのチーズバーグディッシュはおいしい。
そして、オートバイはかっこいい。特に自分のバイクは世界一だ。でも、みんなのバイクも世界一タイである。そんなことを考えながらバイクに乗っている。

GR1vで撮影
