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森英恵とシャネルを結んだ、パーソナルカラーという物語


1、 この記事の要約


色には、人と人を引き寄せる
力があります。

森英恵展で見つけた
小さな発見をきっかけに、
ウインタータイプの
森英恵さんとシャネルの
出会いをたどります。

デザイナーと顧客を結ぶ
「パーソナルカラー」という視点から、
人の出会いや相性について
考えてみました。


2、 音声でお聴きになりたい方へ


この記事のもとになった話は、
ポッドキャスト
「外見哲学ラジオ|ヒロコの本音」
第3回 「森英恵展が3倍面白くなる!
元ミラノ駐在ファッションバイヤーの
見方、教えます」 でお話ししています。

通勤・家事のながら聴きに ぜひどうぞ。

▶︎ stand.fmで聴く
毎週金曜日21時配信。

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でも「外見哲学ラジオ」を
お聴きいただけます。


今回は30分と長めなので、倍速でお聞きください ^^;



3、 森英恵展で見つけた、色にまつわる小さな真理


生誕100年
「森英恵 ヴァイタル・タイプ」を
訪れて、まず目を奪われたのは
会場を満たす色のパワーでした。

華やかで、生命力に溢れて、
それぞれが美しさを主張している。

展示作品の8割ほどが
パーソナルカラーのウインター、
あるいはスプリングの
色合いだったように思いますが、
これは偶然ではありません。


スプリングの色合いも見受けられました


私の見立てでは、森英恵さんご自身が、
パーソナルカラー
で言うところの
「ウインター」タイプ
ですので、
当然の結果と言えるかもしれません。

私の持論ですが、クリエイター、
特に創業デザイナーのように、
自分の個性を前面に出せる人は
自分のパーソナルカラーで
作品を創る
ことが多いのです。

この展覧会を見て、
改めて持論を再確認しました。


森英恵さんご自身が世界を飛び回るために旅行着としてつくられた作品


4、 創る人と、着る人が、同じ色を纏っている


黒柳徹子さん、
美空ひばりさん、
岩下志麻さん、
岡田茉莉子さん——


引退前の10年は、体調を崩したひばりさんのために、とにかく軽いドレスを制作したそう


森英恵さんの作品をよく纏っていたと
言われる女優さんたちも、やはり皆さん
ウインターの華やかさを
持つ方ばかりです。


ウインターの女優さんに愛された作品




ウインターのデザイナーが
創る衣装を、
ウインターの女優が着る。

そのとき、美しさは
何倍にもなったはずです。


公私共に仲が良かったとされる、黒柳徹子さん


創る人と着る人は
同じ色の個性を持っている。


森英恵さん自身も、
そんな色の一致に導かれるようにして、
ある出会いへと、近づいていきます。


5、シャネルが森英恵に手渡したもの


展覧会では、森英恵さんの転機となった
エピソードが紹介されていました。

国内で売れっ子になり、
子育てとの両立で燃え尽きて
「デザイナーはもうやめよう」
と思い詰めた頃。

旦那様に
「パリでも行って休んでくれば」
と勧められ、
森英恵さんはパリへ渡ります。

その時、足を運んだのは
ディオールでも、サンローランでも
ありませんでした。

彼女が選んだのは、
シャネルだったのです。

私の見立てでは、
ココ・シャネルもまた
パーソナルカラーウインター
の方です。

同じ色を持つ人が、
同じ色を持つ人の店に、
自然と引き寄せられる。

森英恵さんは、そこでスーツを
仕立てただけではなかったはずです。

シャネルは、
喪服の色でしかなかった黒を、
リトル・ブラック・ドレスとして
世に広めた人。

両手を自由に使いたいからと、
チェーンバッグを生み出した人。

男性の服にしかなかった
ジャージーやツイードを、
初めて女性の服に取り入れた人。

女性が働くことすら珍しかった時代に、
数えきれない「初めて」を作り続けた
生粋のイノベーターでした。

パリのブティックで、
ココ・シャネル本人から
直接フィッティングを受けた
森英恵さんが持ち帰ったのは、

一着のスーツだけではなく、
イノベーターとしての生き方そのもの
だったのではないでしょうか。

シャネルとの出会いが人生を変えた


6、 「なぜか惹かれる」を紐解くと、そこに色があった


こうして辿ってみると、
人と人とのご縁には、
色が深く関わっている
ように思えてきます。

作品が好きなだけではなく、
森英恵さんはきっと
人間、ココ・シャネルにも
シンパシーを感じたはずです。

ハナエモリを愛用していた
女優さんたちは、
自分と森英恵さんのパーソナルカラーが
同じだとは気づいていません。

森英恵さんご自身も、当時はそんな視点を
持っていなかったことでしょう。

けれど、

「なぜかこのブランドが好き」

「なんだかこの人に惹かれる」

そう感じるとき、その理由の多くは、
色が同じだから
なのです。

これは、日本語の表現にも
表れています。

「波長が合う」——
気が合うという意味ですが、
色は波長で決まりますから、
波長が合うとは、
色が合うことだと言えます。

「毛色が違う」——
種類が違うという意味ですが、
まさに毛の色、そのものを
指す表現です。

「〇〇さんのカラー」——
その人らしさを、色で語る言い方です。

「十人十色」——
人それぞれ、という意味ですが、
まさしく人は一人一人が、
独自の色を持つという
真理を捉えています。

色は、その人の内面とつながっている。

私たち日本人は、昔からそれを
なんとなく
知っていたのかもしれません。

森英恵展は、日本という国が
どれほど豊かな色彩に恵まれているか
を、
教えてくれる展覧会でした。

こんなに美しい色に恵まれた国に
生まれた私たちだからこそ、
もっと多くの方が、自分の色を知り、
自由に色を楽しめる。


そんな世の中にしたいと、
改めて感じたひとときでした。


森英恵さんの真骨頂とも言える配色



7、  よくある質問


Q1. パーソナルカラーの「ウインター」とはどんなタイプですか?

A. ウインタータイプは、
青みを感じさせるブルーベース
という分類の、はっきりとした
コントラストの強い色が似合う
タイプのことです。

Q2. 森英恵さんはどのパーソナルカラータイプですか?

A. 私の見立てでは、
森英恵さんは、ウインタータイプ
ではないかと考えられます。

展示作品にも
ウインター系の色合いが
多く見られました。

森英恵さんご自身の
個性を反映した、ハナエモリの作品は
華やかさが特徴だと言えます。

Q3. なぜ好きなブランドやデザイナーには共通点があるのでしょうか?

A. 「なぜか惹かれる」と感じる人やものは
実は自分と同じパーソナルカラー、
つまり同じシーズンであることが
多い
のです。

ですので、
あなたが惹かれるブランドやデザイナー
共通した点があるというよりは、
あなた自身との共通点があるのだと
言えるでしょう。 

Q4. 自分のパーソナルカラーはどうすれば分かりますか?

A. パーソナルカラー診断を受けることで、
ご自身に似合う色のタイプを
的確に知ることができます。

アプリや簡易診断ではなく、
しっかりとしたカリキュラムの
プロの診断
をお勧めします。


8、 著者紹介


外見哲学家 ヒロコ
内藤弘子
一般社団法人
国際エンパワーカラー協会
代表理事。

カラー診断、
外見コンサルティング、
ビジネス研修に長年携わる。

音声配信
「外見哲学ラジオ|ヒロコの本音」では、
外見とマインドを整えることで
人生がどう変わるのかを、
本音で語っている。

9、 もっと詳しく読みたい方へ


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