ComfyUI Spectrum SDXLをForge系の拡張機能として移植しました (Calibrated Spectrum)
Spectrum技術を用いた高速化、特にComfyUI Spectrum SDXLについて2度の記事で紹介しましたが、ComfyUI用カスタムノードであるため、ComfyUIを使っていない人は使えず残念に思ったかもしれません。
そこで、ComfyUI Spectrum SDXLをForge系WebUIで使える拡張機能として移植したので紹介します。
2026/5/15: 移植元のSpectrumSDXLCalibratedがLegacy / Non-Faithful Node(レガシー/非準拠ノード)になったこと、もう一方のSpectrumSDXLCを移植したことを追記
概要
sd-webui-forge-spectrum (Calibrated Spectrum)という拡張機能です。

以下のGitHubリポジトリで公開しています。
ComfyUI Spectrum SDXLの2026/3/23版のコードをほぼそのまま使用しているためCalibrated Spectrumを使えます。
Forge系WebUIへの移植にあたっては以下の拡張機能の実装を参考にしました。
なので自分で考えたロジックはほとんど無く、3つのソフトウェアの構成と内容を理解して組み合わせただけです。
2026/5/15追記:
移植元であるComfyUI Spectrum SDXL Nodeの2026/5/3コミットにおいて、当拡張機能の移植元であるSpectrumSDXLCalibratedがLegacy / Non-Faithful Node(レガシー/非準拠ノード)に変更され、実質的に非推奨扱いになりました。
そこでComfyUI Spectrum SDXL Nodeのもう一つのノード、公式のforecasterコードの忠実な実装であるSpectrumSDXLCをForge系の拡張機能として移植しました。
当拡張機能は引き続き利用できますが、生成画像の品質が低い場合はこちらをご使用ください。
READMEに書いていない補足情報
使い方や性能比較は、GitHubのREADMEと私のSpectrum紹介記事を読んでいただければ分かると思います。
この記事ではGitHubのREADMEに書いていない補足情報を書いておきます。
Spectrumのバージョン
Forge NeoのSpectrum Integratedとsd-webui-reforge-spectrumは、ComfyUI Spectrum SDXLの2026/3/8版のコードを使用しています。この時点のComfyUI Spectrum SDXLは元の論文の方法を用いており、私が最初に書いたSpectrum記事で検証したのもこのバージョンです。
その後、ComfyUI Spectrum SDXLのSpectrumは、アップデートで元の論文とは異なる方法に変更されました。私が2番目に書いたSpectrum記事で検証したのがこのバージョンで、冒頭で書いたとおりsd-webui-forge-spectrumが使用しているのはこちらです。
そのためCalibrationを使わない場合でも、sd-webui-forge-spectrumのSpectrumで生成される画像は、他の2つのものと少し違います。
パラメータmの範囲
最初のSpectrum記事で書きましたが、ComfyUI Spectrum SDXLで設定できるパラメータm (Polynomial Degree) の範囲は1~8と、他のComfyUIカスタムノードに比べて狭いため1~16に広げました。
画像メタデータ
sd-webui-forge-spectrum有効時は、下図のように設定パラメータが画像メタデータとして記録されます。このうち赤枠内はForge NeoのSpectrum Integratedと同じフォーマットです(赤枠外はSpectrum Integratedでは記録されません)。
そのため、Spectrum Integratedで生成した画像をPNG Infoで読み込みSend to txt2img / img2imgすると、sd-webui-forge-spectrum(Calibrated Spectrumタブ)にもパラメータ値が反映されます。

A1111対応
A1111でSpectrumを使って生成するなら、Forge系で普通に生成したほうがよいです。A1111でSpectrumを使う意味はあまりないと思うため、A1111に対応させる気はありません。
不具合や動作報告
緻密なテストをしていないため、不具合と思われる動作がありましたらGitHubのIssuesかこの記事のコメントでお問い合わせください。可能な範囲で対応します。
また、自分ではSDXLとAnimaでしか動作確認していないため、他のモデルで動作した場合はGitHubのDiscussionsかこの記事のコメントで報告いただけるとありがたいです。
まとめ
ComfyUI Spectrum SDXLをForge系WebUIで使える拡張機能として移植したので紹介しました。
使ってみて、感想や報告をいただけるとうれしいです。
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