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日本の総住宅数は6504万7千戸。総世帯数は5621万5千世帯。全国の持ち家率は61%(2023年)

総務省が5年ごとに調査を実施している「令和5年住宅・土地統計調査
住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」によると、日本の2023年の総住宅数は6504万7千戸、総世帯数は5621万世帯です。
日本の人口は減少局面にありますが、住宅数、世帯数ともに、年々増加しています。

1世帯あたりの住宅数は1968年以降、1を上回っているため、住むところがない世帯がある、という危機的状況にはなく、1を超えている分について、アロケーションを無視すれば、全体で見ると家はやや余っている、ということになります。

総務省「令和5年住宅・土地統計調査住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」より

持ち家数、借家数を見ると、どちらも増加していますが、1993年から30年ほど経年推移をみると、持ち家率は約6割で推移しています。
最新データの2023年は、60.8%です。

全国で住宅数、世帯数は、大きく増加していますが、持ち家率は、ほぼ一定の6割で推移しています。
背景は様々であっても、持ち家に住むことを決断する割合が全世帯の6割、ということでしょう。興味ある現象です。

総務省「令和5年住宅・土地統計調査住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」より

住んでいる家は、一戸建か共同住宅かは、住む場所により大きな違いがあります。

都道府県別に、一戸建と共同住宅の割合を見ると、
共同住宅は、東京都が71.6%と最も高く、
次いで沖縄県(60.9%)、
大阪府(57.4%)の順となっています。
東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)と、大阪圏(大阪府、兵庫県、京都府)は平均よりも高く、
そのほか、福岡県、愛知県、北海道、宮城県、広島県等が高いことから、都市部は、共同住宅(マンションやアパートなど)が多いことがわかります。

一方、一戸建は秋田県が79.4%と最も高く、次いで山形県(76.1%)、青森県(75.3%)の順となっています。

総務省「令和5年住宅・土地統計調査住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」より

居住面積を見ると、一戸建と共同住宅には大きな差があります。
2023年の1住宅あたりでの面積は、一戸建ては126平方メートル、共同住宅は50平方メートルです。
1993年からの30年間で、どちらも数平方メートルほど広くなりましたが近年頭打ちになっています。
1人あたりの居住面積は広くなっており、1993年から2023年の30年間で、一戸建ては12畳から16畳に増えています。また、共同住宅も8畳から12畳に増えています。
*1畳は約1.8平方メートル。
1人あたりの面積が増えているのは、世帯人数が減少(同居する家族等の人数が減少)していることによります。

昨今、地価が上昇していますので、1人あたりの居住面積が広くなる傾向が今後も続くのかは次の2028年のデータ公表で確認したいところです。

総務省「令和5年住宅・土地統計調査住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」より

住んでいる家が持ち家か、借家かについては、都道府県別で大きな違いがあります。

持ち家率が低いのは、
1位 沖縄県 42.6
2位 東京都 44.7
3位 福岡県 52.7
4位 大阪府 54.5
5位 北海道 57

持ち家率が高いのは、
1位 秋田県 77.1
2位 山形県 75
3位 富山県 74.9
4位 新潟県 74
5位 和歌山県 73.8

データを視覚化したほうが見やすいので、図として「統計リアル」のサイトをお借りしてきました。

統計リアルサイト https://statja.com/ より

持ち家率が61%ということは、借家に暮らす世帯は4割、その家賃はどのくらいでしょうか。
全国平均で見ると、1畳(約1.8平方メートル)あたり、3403円となっています。
公営、社宅、民営など、借家の種類によっても大きな違いがあります。

総務省「令和5年住宅・土地統計調査住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」より

毎日の暮らしに欠かせない住居は、家族構成、進学先や職場等との関連で選ばれるものであり、また、人生の支出の中で最も大きいものの1つです。
住居を変えることは、人生の大きな決断を要する選択でもあります。
長期的変化を見ることは、時代の変化を読むことにつながると考えています。

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