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中国の子供たちは監獄のような寮で、イジメ、暴力のもとで社会を讃えるようになれるよう教育を受けている

 中国では、中学生からは寮生活が一般的。しかし学生同士あるいは教員からのイジメ(霸凌baling)、暴力がある。堪えかねて自殺する子供もいるし、イジメで殺されるケースもある。しかしそうした場合でさえ、学校側は、一切説明せず遺体を返却するだけである。
 そもそも狭い寮生活で、規則は厳しく、すべての子供たちが勉強を強いられる。学校で教わることは現実とはかけ離れた虚偽(慌的)であり、ただ社会を讃えることができるようになるだけ(只能唱颂歌)だと、ある小学生がネットに投稿して話題を呼んでいる。鉄格子で外界と区切られた中国の学校は、子供たちを閉じ込める「監獄」のようだと評される。
 2026年2月1日深夜、山東省徳州のネット中毒矯正(戒网瘾jiewangyin)学校の寮で子供たちの不満が爆発して、寮内をめちゃくちゃに破壊する「事件」が起きた。厳格な管理やさまざまな抑圧に子供たちの不満が爆発したことが読み取れる。ネット中毒矯正を掲げた学校の存在にも驚いたが、ただ社会そのものが「監獄」である中国社会で、寮を破壊しても子供たちに国内に逃げ場はないようにも思える。
   他方で大人の事情で、休暇を一方的取り上げて自宅に帰さず、勉強をさせようとする学校側の姿勢にも問題は多い。ここにも中国社会の構造に根差した問題があるように思える。


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福光 寛  中国経済思想摘記 main page: https://note.mu/hiroshifukumitsu  マガジン数は20。「マガジン」に入り「もっと見る」をクリック。mail : fukumitu アットマークseijo.ac.jp