見出し画像

【小説】たまきへの手紙📩026〜『先生との別れと手紙』〜

火🔥水🌊🍃風🪨石と🕗時の世界
少年少女の時空を超えた旅が始まる

前回までのあらすじ

転校生たまきは、放課後に三人娘に襲われるが、同級生のひなたに助けられる、その後三人娘は、冥界の番犬ケルベロスに変化し、二人に襲いかかる。たまきは氷の魔法で応戦するが歯が立たず、魔法学校の校長ネビュラに助けを求め、ネビュラの持つ時空連結装置でテレポートし、難を逃れるが、ネビュラは一人、ケルベロスの捕獲に向かう、しかし、そこに風の魔法使いと、相棒のカラスの邪魔が入り、ネビュラはフーゴに▪️箱を奪われ、すぐに時の魔法で取り返そうとするが、ケルベロスに横取りされ、ケルベロスはたまきを冥界に連れ帰えろうとするが、逆にたまきに▪️をうばわれ阻まれる。ネビュラも到着し、一件落着と思いきや、ハーデスの強襲を受ける。

本編『先生との別れと手紙』

たまきはネビュラから受け取った漆黒のローブをまとい、ローブの右ポケットに先生からの手紙を大切にしまった。そして、仲間と共にハーデスを倒し、世界を元に戻す旅にでる。

——————————————————
🕗時を戻そう

😈「‥、‥‥」

ハーデスは小言で呪文の詠唱を唱える。たまきとひなたは、ハーデスの声が小さく聞き取れなかったが、一瞬で全身に鳥肌が立った。

ハーデスは一瞬で、ネビュラの懐に入り、医者が患者の容態を調べるような、やさしい手つきで、右の手のひらをネビュラの心臓部に当てた。

😈「Break(ブレイク)」

💀「ガハッ!」

ネビュラのあばら骨が弾け飛び、胴体にスイカくらいの大きな穴があいた。

🧊🔥「先生!」

たまきがネビュラにすばやく駆け寄り、正面から抱きしめるように、支えるが、ネビュラは膝をついた。

ひなたはカッと頭に血が昇り、左腕が一気に燃えあがる。

💀「ひなた!やめろ‼︎」

🔥「!」

ひなたはあわてて右手で左腕を抑え、炎は一瞬にして消えた。

😈「まあ、そんなに怒らないで、そんな骨董品のガイコツなんて、もういらないよ」

🧊「キサマァー」

😈「‥ちょっ‥たまき様、何を怒っているんですか、僕がせっかく呪いを解いてあげたのに」

🧊「呪いだと?」

😈「そうですとも、たまき様、目を覚ましてください。あなたは冥界人ですよ、天空人に騙されているのです」

💀「‥たまき、アイツの言うことを聞くな!真実は自分の心で見極めろ!」

😈「真実?何も知らない骨董品が偉そうな言葉を吐かないでほしいな。この世界を生み出し、僕たち冥界人を地獄に落としたのは、お前たち天空人の仕業でしょ?」

🐕‍🦺「ハーデス様のおっしゃる通りだ、天界に住む人間どもは、まるで自分たちこそ真の人間みたいに言ってるが、キサマたちは、”最期の生き残り”のコピーだ、所詮は模造品なんだよ貴様ら天界人は」

💀「模造品だと?、犬ごときがキャンキャンいうな」

😈「まあ、そう熱くなるなよ、ん?」

ハーデスの上空に、カラスが旋回してる。

😈「やばい!ケルベロスこっちへこい」

空が一瞬光った

😈「Earth!(アース)」

ハーデスとケルベロスをめがけて、⚡️が落ちる

🧊🔥「きゃー」

たまきとたまきは背中を丸め、二人でネビュラを強く抱きしめて、守るようにかこんだ。

😈「おやおや、挨拶もなく雷撃とは、いきなりですね、Hiro」

🐦「くそっ!耐雷撃魔法か‥」

カラスがまっすぐ、ネビュラのもとに降りてくる。

🐦「おい!ネビュラ大丈夫か?」

💀「‥心臓部をやられた。ダメだな」

🐦「すまん、オレがついていながら」

💀「オマエにはだまってが、じつはもうとっくに寿命は尽きてた、誰のせいでもねぇよ‥」

🐦「すまん…」

💀「オマエはいつも、謝ってばかりだな、それより、娘たちのことは頼んだぞ」

🔥🧊「‥娘?」

🐦💀「えーと、娘のようにかわいがってるという意味で‥」

🔥🧊「どういうこと?」

🐦💀「その話は後で‥」

😈「大丈夫か、ケルベロス」

🐕‍🦺「いてて、ちょっとやられました」

🐦「さがれ、ハーデス!こっちは風の魔法使いも近くに待機させている。オマエが大嫌いな天空の神に、お仕置きされたいか?」

😈「ウソをつけ、フーゴは私の父が封印した、この世に天空の力を使える魔法使いはもういないよ」

🐦「どうかな?、フーゴ、ご挨拶しなさい」

🍃「は‥はじめまして、フーゴです!」

😈🐕‍🦺「‼︎」

😈「わかりましたよHiro、今日はこのへんで、ケルベロス、帰るぞ」

🐕‍🦺「しかし、▪️箱とたまき様は‥」

😈「ケルベロス、今は一旦ひこう」

🐕‍🦺「‥わかりました」

😈🐕‍🦺「じゃ!たまき様、またお会いしましょう、Hiro覚えておいて、いつか君をお仕置きしてやるよ」

😈と🐕‍🦺は、一瞬で消えた。

🍃「はー、助かった‥」

🐦「ハッタリが効いてよかったよ、こっちはまだ、天空の神ゼウスどころか、天空の竜すら召喚できないからな‥」

💀「おーい、Hiro、ヤツらは逃げたか?」

🐦「ああ、うまくいったよ」

💀「Hiro、ありがとな、あとたのむよ」

🐦「‥、ダメなのか?」

💀「ハデに魔力使い過ぎたよ、オマエがいきなり、⚡️雷落とすから」

🐦「合図したら、敵に気づかれるだろが、オマエならなんとかすると思ったよ」

💀「いつも、いきなりなんだよ、オマエは‥」

🐦「‥すまん」

💀「‥いいよ、いつものことだ」

🔥🧊「!、ちょっと!しっかり」

ネビュラはたまきに抱かれながら、少しずつ崩れはじめた。

💀「たまき、ひなたおいで」

🧊「おい!エロしじい、しっかりしろ!、ワタシに魔法学校を自慢したかったって、言ってたろ!」

💀「すまん‥」

🔥「ワタシにいろいろ教えてくれるっていったじゃん!」

💀「すまん‥」

ネビュラがバラバラとくずれていく‥

💀「たまき‥、このワシが着てるはローブをお前が使ってほしい‥右のポケットに手紙が入ってるから、後で読んでほしい」

🧊「いやだ、そんなのいらない!」

💀「たのむ、たまき‥」

🧊「いやーー!」

たまき両手でくずれゆくネビュラをしっかりだきしめた。

ネビュラは
なきじゃくるたまきを見て
ああ、この子も泣けるように
なったんだと微笑ましく
消えゆく意識の中で
せいいっぱい抱きしめた。

💀「愛してるよたまき‥」

ネビュラは心の底から、娘たちの幸せを願った。

(つづく)

次回予告

たまきはネビュラから受け取った漆黒のローブをまとい、ローブの右ポケットに先生からの手紙を大切にしまった。そして、仲間と共にハーデスを倒し、世界を元に戻す旅にでる。

ED曲「心海」

いいなと思ったら応援しよう!