🏡くるもの、自然が枯れるとき、残るものは何か…#3│森の声、忘れられた約
こんにちは。
"クラ"の世界へようこそ🌠
Welcome to the world of "clu"tch 🌃
前回の振り返り
つぶやき
通勤途中、ふと
自然と人工物の違いって何だろう?
と思い、車のフロントから見える景色
田舎道
森がたくさんある🏔️
また、道路もたくさん🛣️
そんな素朴な感覚から
考えてみました
第三話:森の声、忘れられた約束
風がざわめくたびに、古い木々の葉が擦れ合う音が聞こえる。
それはまるで、遠い昔の物語を語りかけているかのようだ。都会の喧騒から逃れて、森の奥深くへと足を踏み入れると、そこにはいつも、僕たちが忘れてしまった「何か」が息づいているような気がする。
祖父の語る、古の森
昔々、この森には、もっとたくさんの生き物が暮らしていたと、祖父は言っていた。川には清らかな水が流れ、魚たちが跳ね、木々の間からは、珍しい鳥たちのさえずりが聞こえたらしい。
人もまた、この森と調和しながら生きていた。必要な分だけ木を伐り、恵みを受け取り、そして感謝の気持ちを忘れなかった。そこには、言葉にできないような、森と人との間に交わされた「約束」があったんだ。

変わりゆく時代、忘れ去られる約束
でも、時代は移り変わった。僕たちは、もっと便利に、もっと豊かになりたいと願った。森は、ビルを建てるための土地になり、新しい道路を通すための場所になった。
木々は切り倒され、川はコンクリートで覆われた。その度に、森の奥から聞こえていた声は、少しずつ小さくなっていった。
ある日、森の入り口にある古びた看板を見つけた。そこには、色褪せた文字でこう書かれていた。
「この森は、未来の子どもたちへ贈る、大切な宝物です。」
誰が書いたのかは分からないけれど、その言葉は、僕の心に深く刺さった。僕たちは、その宝物を、約束を、忘れ去ってしまっていたのだろうか?
声なき声、森の訴え
森が姿を変えるたびに、そこで暮らしていた小さな生き物たちは、住む場所を失った。鮮やかな羽を持つ鳥はどこかへ去り、清流にしか住めない魚は姿を消した。
彼らは何も語らないけれど、その静かな消失は、僕たちに何かを訴えかけているようだった。まるで、森が、その声なき声で、僕たちに問いかけているみたいに。
「君たちは、本当にこのままでいいのかい?」
当たり前という名の傲慢
考えてみてほしい。
僕たちの周りにあるもの、例えば、今あなたが手にしているその本や、座っている椅子、窓から見える景色。それらの多くは、もともとは自然の一部だったはずだ。
木々が育ち、石が形成され、水が流れ、それらから僕たちは多くの恵みを受け取ってきた。
でも、僕たちはその恩恵を当たり前のように受け入れ、時には、乱暴に扱ってしまう。まるで、森が永遠にそこにあるものだと、何の根拠もなく信じ込んでいるかのように。
それは、小さな子が、お気に入りのオモチャを飽きたらすぐに放り投げてしまう姿と、どこか似ているかもしれない。
創造の代償、失われた絆
僕たちの手がつくるものは、確かに便利で、時に美しい。でも、その創造の過程で、僕たちはどれだけ多くのものを置き去りにしてきたのだろう?
森がその姿を変えるたびに、失われるものは、単なる風景だけじゃない。それは、僕たちが忘れてしまった、自然との絆であり、未来の子どもたちへの「約束」なのだ。
森の声、再び
風が再びざわめいた。今度は、少しだけ、優しく、語りかけるように聞こえた。森は、まだ完全に沈黙してはいない。
僕たちがその声に耳を傾け、忘れられた約束を思い出す限り、森はきっと、僕たちに、そして未来へと、その豊かな恵みを分かち合ってくれるはずだ。
僕たちは、この森の声を、もう一度、聞くことができるだろうか?
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
次回の記事でお会いしましょう!
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