【大人の英語ゼロから】文法で挫折した40代・50代へ。遠回りしない「やり直し英会話」最初の3ステップ
「英語を話せるようになりたい!」 そう意気込んで、中学英語のやり直しテキストを買ってみたものの……。
3ページ進んだところで、文法解説にため息が出る
オンライン英会話を始めてみたものの、講師の質問に「ええと…」とフリーズしてしまう
単語を覚えようとしても、翌日にはきれいに忘れている
こんなふうに、机に向かった瞬間に挫折感を味わっていませんか?
もし少しでも心当たりがあるなら、安心してください。あなたが英語を話せないのは、あなたの記憶力が落ちたからでも、努力が足りないからでもありません。
ただ、「大人の英語学習の順番」が少しだけ違っていただけなんです。
ここでいう英語とは、決して「テストで高得点を取るため」や「試験に合格するため」の勉強法ではありません。 外国人と目が合ったときに笑顔で挨拶ができたり、自分の気持ちを自分の言葉で伝えて、心を通わせられるようになるための「コミュニケーションのための英語」です。
この記事では、45歳からオンライン英会話を始め、試行錯誤の末に英語でコミュニケーションできるようになった私の経験と、英会話コーチとしての視点から、「ゼロから大人が無理なく話せるようになるための3ステップ」を詳しく解説します。
1. なぜ、大人の英語学習は「文法と単語の暗記」で挫折してしまうのか?
「英会話 学習法」とネットで検索すると、真っ先に出てくるのは「中学英語からの学びなおし」や「単語の暗記」ですよね。
もちろん基礎に戻ることは大切です。けれど「学びなおし」や「復習」という言葉から連想されるのは、どうしても“きちんと勉強しなきゃ”というイメージです。英会話を始めたのに、気づけば文法や単語の勉強ばかりになってしまう。
「まずは文法を完璧にしないと話せない」と思い込み、テキストを読み込んだり、問題を解くことに時間を費やしてしまう方が多いのです。
頭で分かっていても、会話では口が動かない現実
でも、そのやり方では「話せるようになる感覚」がなかなか得られません。
頭でルールを理解しても、実際の会話の場面ではスッと出てこない。考えているうちに言葉が止まってしまうこともあります。よく考えてみると、日本の学校教育は知識重視でした。
私自身もそうでしたが、多くの日本人が「何年も英語を勉強してきたのに、外国人を前にすると一言も出てこない」という経験をしているのではないでしょうか。
「テストでは高得点が取れるのに、道案内ひとつできない」
「文法は理解しているのに、会話になると口が動かない」
そして残念ながら、また文法の「勉強」をしてしまうと、同じことの繰り返しになってしまうのです。結局、勉強しても話せない……。それで挫折してしまう方が本当に多いのです。
だからこそ、学び方を少し変える必要があるのです。
2. 大人の英語ゼロからを成功させる「3つのステップ」
では、ゼロから英語をやり直す大人は、具体的にどのような順番で進めていけばいいのでしょうか?ここからは、実践的な「3つのステップ」をご紹介します。
ステップ①:まずは最低限の「4つの時制」だけを押さえる(そして口から出るようにする)
コミュニケーションのための英語を話すとき、最初からすべての文法ルールをマスターする必要はありません。まず最初に確認すべきなのは、以下の「4つの時制」です。
現在形(普段の習慣や事実を表す)
過去形(過去の出来事を表す)
未来形(これからの予定を表す)
現在進行形(今まさにしていることを表す)
難解な文法用語を覚える必要はありません。「今の話なのか、過去なのか、未来なのか、それとも今まさに進行中なのか」。この基本の4つの軸が頭にあるだけで、自分の状態や予定をシンプルに伝えられるようになります。
ここで大切なのは、ただ頭で「理解して終わり」にしないことです。文字を見なくても、反射的に自分の口からその時制の文がスラスラと言えるようになるまで練習することが何よりも重要です。
まずは、ひとつの動詞で時制の変化を体感してみましょう。
例えば、「働く」という意味の work という動詞を使って、4つの時制を声に出してみましょう。
現在形(普段の習慣): I work every day.(私は毎日働いています)
過去形(過去の出来事): I worked yesterday.(私は昨日働きました)
未来形(これからの予定): I will work tomorrow.(私は明日働きます)
現在進行形(今まさにしていること): I am working now.(私は今、働いています)
このように、一つの動詞だけでも「時制が変わると、形と意味がどう変わるのか」を声に出して体に覚え込ませていきます。
🔶日常生活で一番よく使う、5つの基本の動詞で練習してみましょう。
have(持っている・食べる・過ごす)
go(行く)
do(する)
make(作る・準備する)
eat(食べる)
この5つの動詞それぞれについて、先ほどのように「現在・過去・未来・現在進行形」の4つのパターンで、何も見なくてもパッと口から言えるように練習してみてください。
例(have の場合):
I have a dog.(飼っている/現在)
I had a dog.(飼っていた/過去)
I will have a break.(休憩する予定/未来)
I am having lunch.(ランチをしているところ/現在進行形)
「分かっているつもり」から「何も見ずに口から出る」へ。この土台のステップをクリアするだけで、次の段階(日常の行動を言う)が驚くほどスムーズになりますよ!
ステップ②:「チャンク」を使って日常の行動を言えるようにする
時制の土台(ステップ①)ができたら、次に行うのが「自分の日常の行動を、起きてから寝るまで言えるようにする」ことです。
ここで非常に役立つのが、英語の「チャンク(塊)」という考え方です。英語を単語ひとつひとつで捉えるのではなく、意味のある「塊」のまま自分の中にストックしておく学習法です。
× バラバラの単語で考える: 主語はどれだっけ?動詞は何?冠詞は?前置詞は必要?とフリーズする
〇 チャンクで覚える: do the laundry(洗濯をする)、have breakfast(朝食を食べる)、leave home(家を出る)
料理で例えるなら、ゼロから野菜を一つずつ切る自炊ではなく、下ごしらえ済みの「ミールキット」を冷蔵庫にストックしておく感覚です。「今日は何をしていたの?」と聞かれたとき、このチャンクをポンと出すだけ。文法を頭で組み立てるストレスから一気に解放されます。
🔷チャンクを「4つの時制」で言えるように発展させよう!
日常のチャンクを覚えるときは、ステップ①で練習した時制(現在・過去・未来・進行形)をそのまま当てはめて声に出す練習をしてみましょう。
例えば、「朝食を食べる(have breakfast)」というチャンクを使うと、次のように時制を変化させて言えるようになります。
現在形(毎日の習慣): I have breakfast at 7 AM.(私はいつも朝7時に朝食を食べます)
過去形(昨日のこと): I had breakfast at 7 AM yesterday.(私は昨日、朝7時に朝食を食べました)
未来形(これからの予定): I will have breakfast soon.(もうすぐ朝食を食べます)
現在進行形(今まさにしていること): I am having breakfast now.(私は今、朝食を食べているところです)
このように、「お気に入りのチャンク×4つの時制」の組み合わせを、何も見ずにスラスラと言えるまで声に出してトレーニングしていきます。
起きてから寝るまでの自分のルーティン(顔を洗う、家を出る、仕事をする、夕食を作るなど)を、このやり方で少しずつチャンクとしてストックしていきましょう。これができるようになると、オンライン英会話で自分の日常を語るときに、頭の中でパニックにならずにスムーズに言葉が飛び出すようになります。
ステップ③:完璧じゃなくてOK!準備をしてオンライン英会話に飛び込む
時制を押さえ(ステップ①)、日常の行動をチャンクと時制で準備できたら(ステップ②)、いよいよ最後のステップです。それが「オンライン英会話を始めてみる」こと。
この段階で大切なのは、「完璧に話そうとしないこと」です。自己紹介や基本的な挨拶、ここまで準備してきた日常の行動がどうにか言えるくらいの状態で、まずは思い切って飛び込んでみてください。
「通じた!」という小さな喜びが、大きな自信になる
レッスンを受け始めると、最初はドキドキして頭が真っ白になるかもしれません。でも、勇気を出して自分の言葉で話したとき、画面の向こうの外国人が笑顔で頷いてくれたり、「That's great!」と返してくれたりします。
その瞬間に感じる「自分の英語が、ちゃんと伝わった!」という喜びは、何ものにも代えがたいものです。この小さな成功体験こそが、「もっと英語を話したい」「次も頑張ろう」という続けるための大きな原動力になります。
「言えない悔しさ」こそが、次の成長のエネルギー
もちろん、「あれ、なんて言えばよかったんだろう?」「言いたいことが言葉にならなかった……」と悔しい思いをすることもあります。
ですが、安心してください。オンライン英会話を始めると、「自分が何を言えないのか」「本当はなんて言いたいのか」が痛いほどよく分かります。実は、この「言えない悔しさ」こそが最高の収穫です。
レッスンが終わったあとに、「今の気持ち、英語でなんて言えばよかったんだろう?」と調べて、次のレッスンでまた使ってみる。この繰り返しこそが、あなたを本当の意味で「外国人とコミュニケーションができる人」に育ててくれます。
最初から完璧に話せる人なんていません。間違えながらでOK。一歩を踏み出すことで、英語の勉強は「机の上の作業」から「生きたコミュニケーション」へと一気に変わっていきます。
(補足) なお、オンライン英会話への挑戦と同時に、中学英語レベルのテキストを使って短文を声に出す練習を並行して行うと、インプットとアウトプットの相乗効果でさらに話せるようになるスピードが加速します!
3. まとめ|大人の英語は「楽しむ順番」を変えればうまくいく
大人の英語学習で大切なのは、試験のための気合いや根性で分厚い文法書を丸暗記することではありません。「外国人とコミュニケーションするための順番」を少しだけ変えることです。
ステップ①: まずは4つの時制(現在・過去・未来・進行形)を確認し、基本の軸を作って口から出せるようにする
ステップ②: 「チャンク」をベースに、自分の日常の行動を時制ごとに言えるようにする
ステップ③: 完璧を求めず、準備をしてオンライン英会話に挑戦し、「通じた喜び」と「言えない悔しさ」の両方をバネにする
机に向かってガリガリ勉強するだけの英語から、口を動かして「外国人と心を通わせる喜び」を味わう英語へ。 年齢に関係なく、いつからでも英語の成長を楽しむことはできます。
この記事が、あなたの新しい英会話の一歩を踏み出すきっかけになったら、うれしいです🌸
さいごに
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
私も45歳で英語を始めた頃は、オンライン英会話の予約ボタンを押すだけで手が震えて、ドキドキしていました。
「ちゃんと話せるかな」 「聞き取れなかったらどうしよう」
そんな不安でいっぱいだったことを、今でも覚えています。
でも、その一歩を踏み出したからこそ、今では海外で英語を使って旅を楽しめるようになりました。
このnoteでは、45歳からオンライン英会話を始めた私の経験をもとに、大人の初心者の方が安心して一歩を踏み出せるコツを発信しています。
「やってみたいけど、何から始めればいいかわからない」
そんな方の、最初の一歩を応援できたら嬉しいです🌸
学習法や実体験をテーマ別にまとめています。
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最後まで読んでいただき本当にありがとうございます♡
この記事が少しでも役に立てば幸いです。