小説新人賞の一次選考を確実に合格する11の方法【保存版】
こんにちは。TOEIC満点慶應卒宅建士です。
実は小説の書き方に特化したサイトを運営しているのですが、今回最初で最後の小説書き方記事をnoteに残しておきます。
寂しいですが小説の挑戦はこれで終わりにしますので、最後に10年以上積み重ねたノウハウを保存し、誰かの役に立てればと思いまして。
新人賞含む受賞2回の後に一次選考も全て突破(ポプラ社小説新人賞、小説現代長編新人賞、集英社ライトノベル新人賞、電撃大賞)
大前提として、私は小説を書けるのかという質問から回答します。
本編では実際に受賞した賞、現在も発売している小説のリンク(自費出版なんかではないですよ)、それ故に私の名前も知ることになります。
通りすがりの方に私の名前を知られる必要はないため(名前を売ることがメリットの仕事はしていない)、読者様に限定させてもらいます。そのため本編で書いたノウハウはもとより私の個人情報も他言無用でお願いいたしますね。
言い換えるとそれだけ全てさらけ出しますので安心してください。
ビッグタイトル含む小説新人賞も一次選考は全て突破(最新は2025年)
確かに昔賞をとったことは分かったと。けれど、昔の話では賞味期限が切れた内容ではないかと不安になりますよね。
私は小説家を目指す人間ならば絶対に知っているビッグタイトルを含み、賞を獲ってからも一次選考は全て突破しています。実はつい最近の大きな賞も、一次は突破しました(本編でリンクを貼りますので名前で照合できます)。
つまり足掛け10年以上小説を書いてきた結果、結果を残し、それ以上に悩み研究し挑戦し続けたけれど、小説だけで食うには足りない物書きであったと言えます。
才能の限界と別の無理ゲー挑戦を決断
小説の書き方を知っているのならばなぜまだ書き続けないのか、続く疑問がありますよね。
かっこいい理由をでっち上げるならば、小説を書くよりも別の仕事やビジネスの方が儲かる人生となったからです。小説なんて書いていたのかと全く信じてもらえない知り合いがたくさんいるほど、別の人生を確立させました。
しかし本音を言うならば、才能の限界です。家族や仕事があって時間が取れない。これは言い訳でしかなくて、アラフォーにもなると「なるほどこれが才能の限界か」と認めざるを得ないのです。
才能とは何なのか、私が辿り着いた結論を本編の最後10個目の方法でお伝えしています。
本気で直木賞を獲れると信じていた10年前
おじさんの自分語りは痛々しいので、ほんの少しだけ。10年前は本気で直木賞を獲れると信じ、徹底的に小説を研究して、それ以上に書いて書いて書きまくりました。
いつもの資格勉強記事を読んで下さっている読者様ならば、私のそこまでやるかという分析と実行力ならば資格はもとより小説も「合格」できると思いますよね。私自身もそう信じて疑わなかったのですが、小説は感性であり芸術の世界ですので、勉強以上に「どうにもならない何か」が確かに存在しているのです。
これからは人生最後の挑戦として別の無理ゲーに集中
これで私の話は終えますが、マガジン読者様はご存じの通り、ある意味
小説家になるよりも無理ゲーな挑戦をしてしまっているので、これも諦めであり逃げでもあるのですが、小説はこれにて終わりにします。
けれどまあ、いつかまた戻ってきたいから、ここに何かを残しておきたいのかな。
新人賞の一次選考を突破しない小説は「小説にもなっていない」
3つ目の疑問として、諦めた人間が小説を語るのかとなりますよね。
これはその通りで、私には賞を確実に獲る方法とか、売れる小説を作る方法は書けません。けれど一方で、一次選考までならば確実に突破できるノウハウが染みついており、かつ私の言葉で持っています。
売れっ子作家からすればそこまで止まりだと言われそうですが。いいです、もう未練はない。
新人賞の一次選考突破率は10%未満(TOEIC900点や行政書士試験合格レベル)
ここで小説に馴染みのない方は、たかが一次選考でしょ?と感じるかもしれません。
しかし小説における最初にして非常に高い壁が一次選考なのです。TOEICで例えるならば900点で、最も焦がれながら相当やり込まないと超えられません。まあ私は大学一年生の初めてのTOEICで930点でしたが(これを蛇足と言う)。
「小説を書くのが趣味」と言ってよいのは一次選考を突破してからなのです。
小説新人賞の一次選考を突破しないと何も始まらない
一次選考の突破率は10%未満であり、行政書士試験の合格率より低いです。
事実、私がつい先日突破した大人気の賞も、応募は1,000作品を軽く超えていながら、一次突破の時点で90作品ほどに絞られています。こんなロートルになった私でも一次を突破できたことで、まだ生きているノウハウを残しておこうと決心したほど嬉しかったです。
ここで重要で厳しい現実なのですが、どれだけ書いても一次選考を突破できない方は、小説の書き方がわかっていません。
・小説なんて感性の世界だから書き方なんてないでしょ?
・書き方なんかに縛られているから面白い作品が書けないのさ
・本当に書き方なんて存在するならお前が売れっ子になってみろよ
・僕が描く独創的な世界はきっと誰かに届くはず
わかります。小説を書く時点で多少(または致命的に)世の中からずれているわけですから、ルールなりセオリーを嫌う人は多いですよね。
しかしあくまで審査員も読者も人間であり、小説に目の肥えた人しかおらず、ライバルの1,000以上の作品も全てこじらせるほど小説に生きている猛者なのです。
その中で「ぜーんぶ関係ない、だって僕は天才だから」とあなたが一人で謎の踊りをしていたところで誰にも見られないまま賞味期限が切れるだけです。
どんな大作家だって小説の書き方は至極当然に身に着いた上で、その人しかない何かで突き抜けていますよね。
私にその何かが無かったのは前述の通りですが、この記事では絶対に知らなければならない小説のセオリーを全てお伝えします。
小説新人賞の一次選考を確実に合格する方法0.審査基準に騙されない
小説の中身の話に入る前に、大事な前提をお伝えします。
小説の新人賞では、募集されている賞ごとに、「こんな作品を求む!」みたいな情報が載っていますよね。審査員や、編集者の声などとして。
そこには、読んだことのない作品を!君にしか描けない世界を!細かいテクニックより情熱を!などと間違いなく書かれています。
しかし、これを鵜呑みにすると、漏れなく落選します。
そもそも、誰も読んだことのない世界を描くのは、プロでも無理でしょう。また、仮の仮で、審査員の作家先生が、読んだことのない文体や、解読困難な展開を好んだとしても、彼らが読むのは上位1%まで残った、最終選考作品です。
つまり実態は、99%の作品が下読みのジャッジで決まります。下読みのバイトが、奇抜な作品を選り好みするはずがなく、結局は、小説を正しく書くことでようやくスタートラインに立てるわけです。
本当に社員さんが全てを読む出版社もあるみたいですが(有名なとこ。私は好き)、結論は同じです。
小説新人賞の一次選考を確実に合格する方法1.「書きたいこと」で埋め尽くさない
それでは実際の書き方について、1つだけ公開で教えます。
どれだけ書いても一次選考を突破できない人が陥っている状態に、「自分が書きたいこと」ばかり書いているケースが非常に多いです。
読者はあなたの復讐など読みたくない
小説を書きたい動機は人それぞれです。純粋に物語が好きな方もいれば、世の中に対して強いテーマやメッセージがある方も溢れていますよね。
本編ではジャンルの選び方やテーマ設定についてもしっかり書き込んでいますし、テーマやメッセージ性はジャンルによっては必須です。
ですが、その前の段階でぜひ注意してもらいたいことに、小説はあなたの不平不満をぶちまける場ではないということです。
大量に応募される「いじめ」小説
私は曲がりなりにも小説の世界に掠ってはきましたし、知り合いの下読みや編集者もいます。別に秘蔵のノウハウを教えてもらったというわけではないですが、仲の良かった慶應の同級生で出版社で働く人間も何人かいます。
下読み(一次選考の審査員)が大量に読まされる小説をご存じでしょうか。それはいじめに関する小説です。
吐き気がするほど生々しいいじめの描写が書かれた小説(のようなもの)が大量に応募されてくるそうです。
書いている本人だけは、
・私にしか書けない!衝撃の作品!
・いじめられたつらい経験を活かしたい!逆境をバネにしたい!
・作品にして成仏させたい昇華させたい!
・正義は我にあり!誰か私を認めて!
と願うように書いているのでしょうが、現実は日本中で大量に書かれ続ける話で、それ以上に「不必要な」描写であると言えます。
いじめだけではありません。騙された、クビになった、理不尽な目にあった、浮気された、虐待された、不幸なことがあった、詐欺にあった、世の中から認められない、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう…と、マグマのように込み上げる怒りや悲しみをどこかにぶつけたいのかもしれませんが、「そのままの形で」小説に投げつけたところで一切誰にも読まれません。下読みがパラっと開いてまたかとボツにするだけです。
あえて厳しい書き方をしていますが(どこでも読めるような記事は要らないですよね)、これを意識するだけでも作品がガラリと変わります。
メッセージ性は最も重要かつ難しい要素の1つです。ノリノリでナンパな曲で一世を風靡したミュージシャンが歳を取るにつれてメッセージ性の濃い曲に偏るようになり、「聞きたいのはそれではない…」とファンが離れてしまうことはありますよね。
小説の世界も全ては語り手と聞き手のバランスなのです。
続く本編では以下について余すことなく書いています。
・ジャンルの選び方と「書きたいこと」との比重
・ジャンル不問は本当か
・一次を突破する掛け算
・1作品に込めるテーマの個数と深さ
・絶対厳守の文体と視点
・有名な「新人賞は運ゲー」理論と脳死で100作品書けば作家になれる説について
・受賞作研究の具体的な方法
・小説の勉強方法
・私に足りなかった最後の要素
・才能とは何のか
本編ではマクロな視点から始まり細かいノウハウの話をしています。つまり上から一つ一つチェック項目のようにご自身のまだ見ぬ作品に当てはめていくことで、一次選考を突破できる「骨格」を固めることができるように書きました。
小説について全力で書くのはこれが最初で最後です。寂しいですがもう出し惜しみする必要がありませんからね…。
ぜひ皆さまが果てしない作家人生の第一歩を踏み出せるお手伝いになれますように。
累計販売実績350部突破

本当に有難いことに、累計販売実績350部を突破しました。
いただいた売上は、全て私自身の勉強と、オムツとミルク代に使っております(オムツとミルクは無限に必要ですよね…笑)。
今後も、アップデートかつ新記事で、少しでもご購入者様のお役に立てるように精進し続けます。
重ね重ね、お礼申し上げます。
最新アップデート
・2025年8月8日 小説新人賞2次選考(通過率2.5%)を突破しました(証拠リンク付き)
ごめんなさい、やっぱり小説が書きたくなってしまいました。笑
現役バリバリで一次と二次も突破できる書き方であることは、証明できてよかったです。
・2025年8月14日 「ジャンル不問は本当か」を追記しました。
ここから先は
¥ 2,300
ファン様のサポートがあって10年以上執筆続けてこられました。 本当に感謝です。
