見出し画像

🎹大人のピアノ、基礎練習はつまらない?




🎼はじめに



ハノン、スケール、ピシュナ…
ピアノの基礎練習といえば、名前を出しただけで「単調」「つまらない」と言われがちです。
ですが、それって本当でしょうか?


私のピアノ教室では、ちょっと違う風景が広がっています。


「好きなんです😊」
「これ、楽しくて、つい何回もやっちゃうんですよ」

こんな声が、生徒さんたちからよく聞こえてくるのです。




■ 80歳の生徒さんが語ったこと



先日、80歳になるシニアの生徒さんが、反進行で2オクターブのスケール練習をしながらこうおっしゃいました。

「これ、面白くて、何回も弾いちゃうんです」


素晴らしいですよね。
こちらが「つまらなくないですか?無理してやっていませんか?」と気を使うほど、楽しそうに取り組んでおられます。

他の大人の生徒さんも、同じように、ハノンの反復練習なども「楽しいんです」とおっしゃる場合が多く、私のほうが驚いてしまうほどです。




■ なぜ“面白い”と感じるのか



共通しているのは、「受け身ではない姿勢」。
ただ指を動かすのではなく、音楽的な意味を感じながら、音に耳を澄ませていること。

国語の教科書の音読も、ただ読むだけではなく、表情や抑揚を考えれば楽しくなるものです。
ピアノもまったく同じ。意味を理解しながら練習することで、あのハノンの同じ音型の繰り返しにも面白みを感じ、豊かで生きた時間に変わっていきます。



■ 弾くメリットを“実感”している



生徒さんたちが口にするのは、こんな感覚です。
• 「指がよく動くようになって嬉しい」
• 「脱力の感覚がつかめて、弾くのが楽になってきた」
• 「音階が身について、読譜が速くなった気がする」

つまり、自分の成長や変化を実感している。
その喜びが、練習の“面白さ”につながっているのだと思います。


■ 大人だからこそ、楽しめる基礎練習



基礎練習は、”やらされるもの”ではありません。
意味を理解し、工夫して取り組めば、自分の音楽が豊かになっていくのを実感できます。

そして、大人の学びは「意味があること」に価値を見出せるという強みがあります。

だからこそ――
大人こそ、基礎練習を楽しめるのです。


逆に言うと、メリットを感じられないのならばやる必要が本当にあるのか、やり方に工夫の余地は無いのか、考えることも必要です。




■ 練習の取り組み方次第で、つまらなさは楽しさに変わる



練習の中で何を感じるか、どこに意識を向けるか。
その工夫ひとつで、基礎練習はただの“作業”ではなく、”音楽する時間”へと変わります。

あなたの毎日の練習が、ちょっと楽しくなるきっかけになれば嬉しいです。




🌿最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心に届くものがありましたら、スキやフォロー、コメントで応援しただけると嬉しいです。



♬📚
礒山久理/プロフィール
音楽好きな父の影響でクラシックを始め様々なジャンルのレコードを聞いて育つ。音楽教室講師を経て礒山久理ピアノ教室を主宰。生徒の心に寄り添い、楽しみながら上達するピアノレッスンを実践し多くの生徒を育てている。
30代よりバレエピアニストとしてのキャリアを重ね、「バレエとピアノの素敵な関係」「ブルクミュラーフェスティバル(2014年音楽之友社主催)」NHK「ららら♪クラシック」へ出演。又「ティータイムコンサート」等ソロピアニストとしても活動を継続。
「クロワゼ」等バレエ雑誌のほかメディアでの紹介多数。
ピアノを黒河好子、霧生トシ子、田中まり子、アキレス・デッレ・ヴューニュの各氏に師事。北海道教育大学、幼児教育専攻。メンタルヘルス協会心理カウンセラー資格保持。

💁‍♀️レッスンのお問い合わせはこちらから



📍こちらもおすすめです


いいなと思ったら応援しよう!