人生を豊かにする「余白」の作り方
保育士さんが絵本の中で、
絶対に飛ばさないページがあるそうです。
そのページとは……。
絵本の表紙をめくった1ページ目の
何も書いてない色だけのページと
同じく、一番最後にある、
何もない色だけのページ。
絵本の中で文字も絵もないのに、
保育士さんたちは
ここを飛ばさないようにしてるそうです。
そこには、大人がいつの間にか
読み飛ばしてしまった、
大切なものが隠れているのです。
一番初めのページは、
期待と想像のページ。
これから何が始まるのかなと
ワクワクするためのページ。
何も描かれていないページを、
ただ見つめる数秒間。
急に物語が始まるのではなく、
さっきまでのザワザワした世界から離れ、
子どもたちはゆっくりと
物語の世界へ入っていける準備の時間。
そして読み終わった最後に
出てくるページは、余韻タイム。
あのあと主人公はどうなったんだろう、
と想像力を働かせられる時間。
その2つの余白が、
「考える力」を育てていくという
大切な余韻になるんだそうです。
ところが大人になると、
何もない余白のページは
どんどん減っていきます。
朝起きたらすぐスマホ。
仕事が終わればSNS。
食事中も動画を見て、
一日の終わりにはまたスマホ。
次から次へと、
情報のページだけをめくり続けています。
でも本当は、
大人にも「色だけの何もないページ」が
必要なのではないでしょうか。
朝のコーヒーを飲む1分。
誰かに会う前の静かなひと呼吸。
食事のあとに「おいしかったな」と
味わう時間。
そして眠る前に、
「今日はどんな一日だったかな」と
振り返る数分。
人生を豊かにしてくれるのは、
案外新しいページではなく、
その前後にある、
何も書かれていない余白のページ
というわけで
今日もよくがんばったね。
おつかれさまでした。
