アメリカ大統領決定リーグ戦・2

地上最大の選挙戦、2016年アメリカ大統領選挙をスポーツ観戦的にウォッチングする第2弾です。おもしろそうな選挙戦が続くかぎりは、こちらも続けますね(笑)

序盤の2月の戦いが終わりました。第4ラウンドまでの予備選挙/党員集会が終了しています。

ここまでの情勢を見てみましょう。

共和党は、一時は本命視されていたジェブ・ブッシュが撤退するなど、序盤で早くも脱落者が出ました。ブッシュくん、父や兄の後を継ぐことは、今回はできませんでしたね。で、生き残っている候補者は5人。

現在までの代議員獲得数はこうです。

  ドナルド・トランプ  81

  テッド・クルーズ   17

  マルコ・ルビオ    17

  ジョン・ケーシック  6

  ベン・カーソン    5

相変わらずの混戦ですが、どうやらトランプ候補が馬群を抜けだしそうに見えます。支持率はともかく、「勝者総取り(Winner takes all)」ルールのサウスカロライナ州予備選挙を制して一気に50人を獲得したのが大きかったようです。

トランプ先生、最近は失言・暴言もだいぶ減ってきたようです、そろそろ「ホントに当選したらどうしようか」と思いはじめてるのかも。逆に、これからかかってくるであろう、巨大なプレッシャーとの戦いに勝てるかが焦点かもしれません。

共和党の代議員総数は2,472人なので、まだまだ先は長いし、まだ何とも言えないですかね。

対する民主党はというと、マーチン・オマリー候補も脱落して、ヒラリー対サンダーズの一騎打ちの様相。

第3ラウンドまではほぼ互角の情勢でしたが、第4ラウンドのサウスカロライナ州予備選挙(2月27日)でヒラリー・クリントンが圧勝し、やや差がつきました。獲得代議員数はこうです。

  ヒラリー・クリントン  91

  バーニー・サンダース  65

民主党には、この「誓約代議員」とは別に、予備選挙/党員集会の結果に束縛されない「特別代議員」という制度があります。党員投票の結果に従って投票しなければならない「誓約代議員」が4,051人なのに対して、自分の意志で投票を決められる「特別代議員」は713人。

そして現在のところこの「特別代議員」が圧倒的にヒラリー支持の模様なのです。半数近い453人がヒラリー支持で、サンダーズ支持はわずかに20人だとか。これを加味すると、ヒラリー圧勝の図式ですが、ただしこの人たちの支持はまだ最終決定ではないし、また200人以上が態度未定。

「特別代議員」の支持は、これからの予備選などの結果にも左右されるでしょうから、ヒラリーやや有利とはいえ、こちらもまだ何とも言えませんかね。

さて、今日(3月1日)は候補者選びの大きなヤマ場である「スーパー・チューズデイ」です。共和党が14州、民主党が13州で、いっせいに予備選挙/党員集会を行なうのです。

代議員数が多いテキサス州やジョージア州といった巨大票田が含まれるので、注目が集まります。また、この結果は、当然大きく報道され、このあとの投票行動に大きな影響を及ぼします。

この原稿をアップする段階では、まだ投票前でしょうが(時差がありますからね)、明日午前中には大勢が判明する予定。さてさてどんな結果が待っているんでしょうか。

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