Road to ワールドカップ2018(4)
2018年にロシアで開催されるサッカー・ワールドカップへの出場権をかけたアジア地区2次予選が、最終ラウンドに入りました。先週1試合が消化され、残るは1試合。
その1試合を残して、グループEではめでたく日本が最終予選への勝ち抜けを決めたのは報道などでご存じと思いますが、ほかのグループでも決着がつきはじめてます。では各グループの最終戦を前にした状況をまとめておきましょう。
各グループ首位の8チーム、2位8チームのうち成績上位(勝ち点→得失点差→総得点)の4チーム、合計12チームが最終予選に進めるのですが、さてどうなっているか?
グループA(サウジアラビア、UAE、 パレスチナ、 マレーシア、東ティモール)
サウジアラビア(勝ち点19)とUAE(勝ち点16)の2チームに絞りこまれていたグループですが、サウジアラビアの2位以上が確定して最終予選進出も決まったので、残る焦点はUAEが最終戦で直接対戦するサウジアラビアを破って逆転首位での最終予選進出なるかどうかです。2点差勝利では勝ち点、得失点差では追い着けても、総得点(サウジ27 UAE24)で及ばないので、ここが勝負どころ。敗れてグループ2位でのフィニッシュだと他グループの結果次第では非常に厳しそうなので、ホームで迎える最終節がUAEの大ヤマ場です。
グループB(オーストラリア、ヨルダン、キルギス、タジキスタン、バングラデシュ)
オーストラリアが勝ち点18、追うヨルダンが勝ち点16。この両チームが最終節で首位勝ち抜けをかけての直接対決。トップのオーストラリアは引き分け以上で首位突破、ヨルダンは勝てば逆転トップという情勢です。どちらも負けてグループ2位に甘んじた場合、各グループ2位同士の争いでの勝ち抜けは微妙な線だけに「負けられない戦い」になりました。ホームで迎え撃つオーストラリアがやや有利に思えますが、予断を許しません。
グループC(カタール、 香港、 中国、 モルディブ、ブータン)
すでにカタールが2次予選首位突破(全勝で勝ち点21)を決めていたので、注目は2位争い。中国と香港が勝ち点14で並んでいます。が、香港はすでに全試合を終了して残り試合がないうえに、中国は最終節カタール戦で負けて勝ち点でならんでも、得失点差で香港に大差をつけているのでグループ2位はほぼ確定的(16点差以上で敗れなければ大丈夫)。ただし、各組2位での進出争いは勝ち点14では絶望的なので、なんとか最終節で勝ち点3が欲しいところ。
グループD(イラン、オマーン、トルクメニスタン、グアム、インド)
まだ可能性がゼロではありませんが、イラン(勝ち点17)がほぼ首位突破を決めています。オマーン(勝ち点14)との直接対決を残して、勝ち点の差は3ですが、得失点で15点もの大差をつけています。オマーンが首位に立つには8点差以上の勝ちが必要で、あまり現実的ではありませんね。ただしオマーンは各組2位での争いを突破をするためにも、ここは勝たないとなりません
グループE(日本、シリア、シンガポール、アフガニスタン、カンボジア)
日本(勝ち点19)が危なげなくアフガニスタンを破り、無失点での最終予選進出を決めました。最終節で万が一2位のシリア(勝ち点18)に敗れても、すでに各組2位の争いでも上位4チーム以内が確定したからです。ただ、シリアのほうは2位での突破はほぼ確実とはいえ、絶対ではないので勝ちを狙ってくるはず。最終予選への試金石として、双方ともに本気の勝負に出るでしょうね。
グループF(タイ、イラク、ベトナム、台湾、インドネシア)
インドネシアの不出場で4か国の争いになったこともあり、タイが勝ち点14で最終予選へ首位での進出を決めました。ちょっとした番狂わせです。問題は2位で、イラク(勝ち点9)ベトナム(勝ち点7)の最終戦の結果に左右されます。この場合、他グループの2位チームの成績から各5位チームとの試合結果を差し引いたものを相手に計算するので、非常にメンドクサイことになりそうです。
グループG(韓国、クウェート、レバノン、ミャンマー、ラオス)
韓国が全勝の勝ち点7で首位突破決定。問題は2位で、現在勝ち点10で2位に並ぶクウェートが出場資格停止中なので、このままいくと同じく勝ち点10のレバノンと勝ち点7のミャンマーの最終戦対決にグループ2位の行方がかかりそうです。ただしどちらも2位での突破は難しそうですが。
グループH(北朝鮮、ウズベキスタン、フィリピン、バーレーン、イエメン)
今節はお休みだった北朝鮮が勝ち点16のまま。今節のゲームに勝ったウズベキスタンが勝ち点18で首位に立ちました。最終節ホームでバーレーンを迎え撃つウズベキスタンが有利な情勢。ただ北朝鮮も2位突破の可能性を残すためには、アウェイでのフィリピン戦、勝たなければなりません。
これで、首位での突破を決めたのが、カタール、タイ、韓国。2位グループの上位確定で突破がサウジアラビアと日本。合計最終予選出場12チームのうち5チームが決まり、残る座席は7つです。
各グループ2位のうちの上位4チームが最終予選に進出できる争いは、なんともややこしい限りで、予想不可能。
現状では勝ち点順だと、シリア(勝ち点18・得失点差+20) UAE(勝ち点16・得失点差+21) ヨルダン(勝ち点16・得失点差+18) 北朝鮮(勝ち点16・得失点差+7)までが突破圏内で、中国(勝ち点14・得失点差+24) オマーン(勝ち点14・得失点差+6)の順に続くのですが、イラク(勝ち点9・得失点差+6)とクウェート(勝ち点10・得失点差+8)の扱いがあるのでまだ何とも(計算するのがメンドクサイ)。
色々な思惑がからむ最終節は、明日夜の開催、そして最終予選は今年の秋から開始されます。
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